ブラックレター風味を強く持つおもしろいディスプレイ。Rudolf Koch の Neuland に似てると言えば似てなくもない。違いは小文字がある、ウェイトが軽い、というところだろうか。バキバキにあちこち折れ曲がっていて、木板の端材で文字をむりくり作った看板、的なイメージがある。子供向けの絵本とかでしか使えないかな―と思ったが、販売サイトでサンプルを見るとなかなかカッコイイ使用例がある。興味のある方はドウゾ。3ウェイト。
Category: Blackletter
今日は30日、という事で30という名の書体を紹介。ゴシサイズドローマンというゴシック(ブラックレター)とローマンのハイブリッド書体である。結構珍しく見えるが、実は活版印刷が普及しだした頃からこのテの書体はすでにあったりする。Goudy がデザインしたものの諸事情によりお蔵入りになったらしく、本人が亡くなって6年した後の1953年にリリースされたそうな。30 (thirty) というのは新聞業界用語で「物語の終わり」を意味するとか(ホントか?)。いくつかの字はオルタネートがある。Pro 版は P22 のサイトでしか購入できない。注意。
現代的にアレンジされたブラックレター。名前の通り、洋酒のラベルに使えそうな酒のニオイのプンプンする書体である。通常、ブラックレターは見慣れないと読みづらいが、これはかなり読みやすい字形にデザインされていて、使いやすいんじゃなかろうか。7ウェイトあって、それぞれにステムに線の入った Inline と、その反転でライン部分のみの Fill がある。おもしろいのがウェイトの名称。一番軽いのが1230で、重いのが1890。なんか西暦っぽくなっている。ちなみにウィスキーの表記には whisky と whiskey の2種類あって、前者はスコッチやアイリッシュ、後者はアメリカンバーボン等に使われる(なんか細かい分類があるっぽいけど)。む~ぎ~は~なき~ む~ぎ~は~さき~♪
可愛らしいブラックレター。字形の分類的には間違いなくブラックレターに入るだろうが、こんなにファンシーな印象のものも珍しい。全体的に丸いフォルムが強調され、字間がかなり広め取られており、軽めに仕上がっている。アウトラインのみのオープンフェイスと、それを反転させた塗りつぶし部分のみのもの、それとシャドーのものがあり、これらを色分けして組み合わせればさらにファンシーな印象に。「スワッシュやリガチャーもいっぱいあるよ」と説明文にはあるが、見当たらない…(笑)。
本日は七夕。これに合わせネタを探していたが、Milky Wayというなんか微妙なフリーフォントが見つかった以外、ロクなものは見当たらず。まぁ日本や韓国、中国の風習なので欧文にはそれにまつわるフォントなんかないの当たり前よね。んで色々考えた結果、織姫=織物=テキスタイル=テキストゥーラ=ブラックレターと強引にこじつけてこの書体を紹介する。名前もまぁキラキラしてていいかな(笑)。装飾は少なく、割とスッキリしたブラックレター。非常に珍しいことに、スモールキャップスとオブリークがある。ブラックレターは慣れないと字が判別しづらく、一般にはかなり読みづらいが、これは読みやすい方だと思う。結構使えるんじゃなかろうか。投稿時点で30%オフセール中。
なかなか使い道がない(笑)ブラックレターをご紹介。20世紀初頭のドイツのカリグラファーでタイプデザイナーのRudolf Kochの書体にインスパイアされたとあるフラクトゥール。まず平筆で手書きし、それをフォント化した模様。そのカリグラフィーの写真もサイトにはある。イタリアのカリグラファー、Luca Barcellona(彼のFlickrはこちら)がよくこの手の書体を書いているので目に止まった。まーうーん、パンクやゴスロリなんかに使えるんじゃなかろーか。ファミリーには、こういう書体には珍しく右に傾いたSlantedと、それぞれの影になる色の薄いShadowがある。ただいま30%オフ。
「気球を操縦する人」(日本語に単語あるかなぁ)という名のブラックレター。見ての通りエラくツンツンしており、19世紀頃に流行ったスタイルだなぁと思ったらその頃のドイツの書体見本をヒントにしたと解説してある。こういう書体はいくつもあるが、これが他と違うのはセリフや飾り部分がセパレートになっており、色を変えるのが容易になっている(サンプル画像のPやr、tを参照)。ファミリーとして飾りの付いたものと、飾りを排除して幾分読みやすくした Plain、飾りを付けるベースになる Base およびそれと組み合わせて使う飾りとして Parachute と Balloon がある。