コントラストの非常に強いアップライトスクリプト。ブラッシュとカッパープレートの中間のような書体で、まったく傾きはない。一部の文字には結構ハデなスワッシュが付いたオルタネートがあるが、あまり種類は多くない。ヘアラインが細すぎて小さくは使えないが、Bold ウェイトがあり、こちらはヘアライン部分も太くなっているので小さく使うのに便利だろう。
Category: Script
柔らかい雰囲気を持ちながらかっちりした字形で読みやすいスクリプト。平筆のスクリプトがベースになっているが、スワッシュ等はごくごく控えめ、太くて可読性はすこぶる良好。優雅さと読みやすさ、そして強さを非常にバランスよく兼ね備えており、アイス等のパッケージでの利用を想定していると思われる。目立ちながらも美味しそうな雰囲気を持たせることができるだろう。大変オススメな書体。沖縄はもう梅雨を通り越してセミが鳴きそうな陽気である。あーアイス食べたい。
完全手書きではなく、半分活字っぽいコンデンスなスクリプト。カッパープレートのようにコントラストが強く、細いラインはヘアラインと化している。頭でっかちなバランスの字形も多く、やや可愛らしさが強調されていて女性っぽく、レトロ風味もあるかな。ご多分に漏れずスワッシュやリガチャーのオルタネートが豊富にある。ちなみに名前はミントの学名らしい(あの天才が集まる Mensa とはスペルが違う)。2ウェイト。ただいま5%オフという微妙なセール中(笑)。
「史上最強のスクリプト」を喧伝するカッパープレートスクリプト。まぁ「チャンピオン」を名乗っているのだが、18世紀英国のカリグラファー、Joseph Champion という人の筆致から起こした書体だそうで、単に人の名前らしい(笑)。カッパープレートにしてはやや太めで男性的な印象がある。4300ものグリフ数を誇っており、デコラティブでド派手な文字組みが可能。ギリシャ文字やキリル文字もサポートしてるとあるが、グリフ数が多すぎてどれがそうなのかは確認できず(笑)。2ウェイト。
ラフなカリグラフィックスクリプト。やや太めで字形そのものにも優雅さはなく、男性的で粗野な印象がある。ブラッシュタイプではラフなものはいくらでもあるが、このようにカリグラフィーペンで書かれたものではちょっとめずらしい。ウェディング用途にはあまり向かないかな…。スワッシュやリガチャーはたくさんあるが、それもあまりハデなものはない。キリル文字がある所もレアである。4ウェイト。
古代ローマ時代の「4月」の名を持つアップライトのブラッシュスクリプト。ボテッとした太めのウェイトで、ご多分に漏れずオルタネートが多く、特に小文字はどの文字も最低6つの字形を持つ。スワッシュは割と控えめで、文字から大きく逸脱するようなラインはない。フローリッシュも別であるが、こちらも単純。リガチャーは50種ほど。1ウェイトのみ。新年度開始の本日だが、沖縄は桜も完全に終わっており、フリーランスには何一つ目新しい事はない。今日も淡々と一日が過ぎていくが、皆さんはどうぞはりきって。
変わりダネのアップライトスクリプト。Charles Blumelein という人が、第2次大戦中にニューヨークでひとりコツコツ200種類ものスクリプトを書いていたそうで、その埋もれていた書体をデジタル化したものだそうである。キャップハイトが極端に大きい、つまり大文字と小文字のサイズ差がかなりある書体で、スクリプトではあるもののほとんど手書き感はなく、丁寧にレタリングされている。ストロークの折り返し部分が重なっておらず二重線になっている。この Blumelein のスクリプトは続々復刻されてるようで、ちょくちょく紹介しようと思う。
活字タイプのスクリプト。デザインされた年代がハッキリしないがおそらく20世紀前半で、あちこちから発売されてるが、一番サンプル画像が良かった(笑)Monotype版を紹介する。多分見たことある人は多いんじゃなかろうか。これとかあと Park Avenue とか。スクリプトではあるもののかなり活字寄りなので、字形が崩れてなくて読みやすく、またさほど堅苦しくもなくて使いやすい。フォーマル用途でも多分大丈夫かなと思う。あまりにも多用されててちょっとつまんない書体だったが、最近は一周回って新鮮じゃないかと思う。どうでもいいがこのスクリプトだけどカリグラフィじゃないタイプのヤツ、なーんて呼びゃいいんだろうね。いっつも悩む。誰か分類名考えてください。
結構ゴツゴツしたカッパープレートスクリプト。なめらかで優雅なストロークがウリのカッパープレートにあって、あちこちに角が立っているこいうタイプのスクリプトは珍しい。おかげでちょっとワイルドさが出ており、男性向きでもあるだろう。そのせいか質実剛健、オーナメントやリガチャーもない。オルタネートもわずかに H や f にあるのみ。その分面白みには欠けるが、あれこれ迷わなくて済む分ラクではある(笑)。
遊びの少ない、能書家ではない普通の人がボールペンで手書きしたようなスクリプト。とは言えかなり丁寧に書かれていて読みやすく、ホントのラフな手書きとは違う。カリグラフィックなスワッシュなどはないがオルタネートは多く、どの文字も6パターンものバリエーションがある。ただし違いはかなり微妙(笑)。リガチャーも多め。手書き感は出したいけど可読性も確保したい、という場合に重宝するだろう。実はこの書体、2009年にアップライト版が出ており、そのイタリックバージョンである。デザインの元になったのは作者自身の手書き文字らしい。1ウェイトのみ。