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宮田識氏率いるデザイン事務所「DRAFT」のグッズブランド「D-BROS」の2018年カレンダー。いくつか種類があるが、毎年書体をフィーチャーしたものも出しており、来年は Avant Garde を使用している。シンプルでカッコイイカレンダー。こちらはA3ほどのサイズの壁掛けだが、ほかB1ポスターサイズ(本日時点でAmazon在庫切れ)とハガキ大のデスクトップサイズがバリエーションにある。
本日は女優キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)の誕生日(1972)。彼女と言えば筆者の同年代の方はご存知だろう、『メリーに首ったけ(There’s something about Mary)』の超絶下ネタに大爆笑(あの髪型!)してたクチなので、そのメリーの名を持つ書体を紹介。
こういうのもスクリプトっていうのだろうか。ほぼ間違いなくブロードペンでデザインされており、モダンカリグラフィーの部類に入るかなと思う。コンデンスで直線的な角ばった字形で、コネクションはないが、一応イタリックの体(てい)はしている。セリフがくるっとカールしているのが特徴的。スワッシュオルタネートも少ないながらあり、ちょっとレトロで可愛らしいガーリーな書体である。4ウェイト。
年2回発行されるタイポグラフィジャーナルの第11号。今号の特集は待望の(筆者だけ?)『欧文書体を使いこなす』で、小林章さんや麥倉聖子さんらによる欧文書体の使用事例や書体の紹介、使用上の注意点、用語集などなど盛りだくさんの内容。タイポグラフィ本にありがちなバックグラウンドの深掘りや精神論的なものはなく、非常に実践的な情報が多くデザイナーには重宝するだろう。付録は「欧文書体定番200見本帳」と「和文・欧文フォント組み合わせガイドブック」の2冊とこれまた豪華。これだけ付いてお値段据え置き!
公式Webサイトはこちら。
手描き感の残るミクスドファミリー。よくあるわざとらしくグニャグニャにしたものではなく、ちゃんとレタリングしました、でも定規は使ってません、というニュアンスの書体である。最近流行りのチョークっぽい感じといえばいいだろうか。字形としては普通のサンセリフとアール・デコ調もの、スラブセリフとモノラインスクリプトがあり、それぞれにアウトラインやインライン、影付きなどのバリエーションがある。特徴的なのがスラブセリフで、ベースラインが揃っておらずゴタゴタしている。あとはカフェ方面に大活躍しそうなイラストアイコンが200種以上。これひとつでカフェの開店準備はOKてな感じである。名前は一見「ピスタチオ」だが実は「ピスタッチョ」。ただいま30%オフセール中。
本ブログでは初の和文書体の紹介。ついさっき Monotype から発表された同社初の和文書体(スペシャルサイトはこちら)。小林章さん、山田和寛さん、土井遼太さんらが携わって、Neue Frutiger に似合うようデザインされたそうな。新ゴなどとは違って伝統的な骨格をしており、縦組みでも十分長文が組めそうな雰囲気を持っている。10ウェイトあると説明にはあるが、この記事の投稿時点では9つしかない。どうも Thin が登録されてないようだが、ま、後で入ってくるだろう。しばらく待たれよ。ちなみに名前は漢字で書くと「田鶴が音」となり、「鶴の鳴き声」の事だそうな。
※1/25追記: ウェイト10種が揃った。
※1/26追記: 金額が修正された。ただいま半額セール中。
※1/30追記: 情報修正。
以前に紹介した Merlo Grotesque が1年足らずでリニューアルしたので改めて紹介。これに伴い、Merlo Grotesque の方はもう販売してないようなのでご注意を。旧版が見当たらないので比較ができず、どこがどうリニューアルしたのか不明だが、サンプルを見る限りは M の形が随分変わってるのが判る。正直変更前の方が筆者の好みではあるが、全体的な雰囲気は変わってないのでまぁいいかなと思う。9ウェイト。
本日 8/29 は「焼き肉の日」だそうで、肉々しい(?)イラストフォントを。名前の通り、肉とシーフードのイラストである。かなり幾何学的に描かれており、可愛らしさのカケラもない。インフォグラフィックとかでよく使用されるようなタイプである。このファウンダリーは他に同様のテイストで Dairy(乳製品)、Bread and Confectionery(パンとケーキ)、Vegetables(野菜類)、Fruits(果物類)というフォントも発表している。Vegetables と Fruits はまだカワイイかな。モチーフによる所が大きいかも。
あの Emigre の書体見本帳。Emigre は書体を発表する度、小さな見本帳も同時に発行していたが、それを1冊にまとめたものである。10年ほど前にも Volume 1 として12書体分をまとめたものを100部限定で発行(ちなみに筆者はシリアルナンバー11を所持)していたが、一向に Volume 2 以降が発行されていなかった。それがこの度、大幅に収録数を増やして1冊にまとめたらしい。700ページ以上あって辞書みたいな分厚さがあるが、ノンブルは小冊子のものをそのまま掲載しているので、実際のページ数とは合ってない。あしからず。
Futura に近い、やや古いタイプのジオメトリックサンセリフ。最近のものとどう違うかというと、まぁどこがどうと具体例を挙げられないのだが(笑)、パッと見の雰囲気だろうか。Brandon Grotesque や Halis Grotesque などと見比べてみて欲しい。言わんとしてる事が何となく解ってもらえるかと思う。Std と Pro があり、Pro の方はキリル文字とギリシャ文字もサポートしている。6ウェイト。名前はフランス語で『黒』。そんなにブラックでもないけれど。ただいま50%オフセール中。
先週末は九州と南米エクアドルで大変な地震災害が相次いで起きた。平穏な生活(最近はそうでもないが…)が送れてる者としては、とにかく平常運転で経済活動を滞らせない事が重要かと思う。一日も早い復興を祈りつつ。