昨日届いたスパムの中にトロイの木馬が検出されたことを記念して(?)こちらを紹介。碑文系のローマンディスプレイ。やや硬い印象のいい意味で古めかしい堂々としたローマンで、いくつかオルタネートがあり、O のインターポイントや折れ曲がった A のバーなどが往時の雰囲気を醸し出していて筆者の大好物である。Q/V/W にはちょっとしたスワッシュあり。E のバーが2本あるオルタネートが変わってる。あとリガチャーがちょっと。サンセリフ版の Troy Sans も発表されている。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。ちなみにトロイの木馬はちゃんと削除されましたので、このページを見ても特に害はないという事を伝えておく(笑)。
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本日『海王星の日』だそうでこちら。すっきりと読みやすいジオメトリックサンセリフ。N などのステムと斜めの線が繋がるところが尖っておらず、Futura に比べてやや目に優しい印象がある。e や s などの巻き込みも弱い。K のレッグが離れてるのと、Q のテールが真下に伸びてるのが特徴的。2年前はそのものズバリの名前の書体がなかったが、今年になって発表されてよかった~(笑)。6ウェイト。
ラグジュアリー感あふれるディスプレイローマン。基本的にコントラストの強い didone なモダンローマンだが、通常のモダンローマンとは違いブラケットが大きい。そのためか直線的で硬い印象が弱まり、女性的な優雅さが増している。名前の通り本文用には向かないが、7ウェイトとウェイトバリエーションも豊富。イタリックももちろんあり。ただいま75%オフセール中。
ちょっと変わったデザインの本文用オールドスタイルローマン。この辺は正直間違い探しレベルで、詳しくない人が見ても「どこが違うねん」ではあるかと思うが、セリフの形が変わってて結構面白い。グリフもややシステマチックで堅い感じはあるのだが、長文を組んでみると意外と柔らかい雰囲気があって驚きである。本文用なのでスモールキャップスがあり、数字もライニングとオールドスタイル、上付き下付き全部揃っている。イタリックはカリグラフィー風味が少々強めでクラシック。ひと目で気に入った書体である。作者はオランダで学んだメキシコ人女性だそうだ。4ウェイト。名前は何から取ったんかな…アイルランドに「タラの丘」という場所があるが、それ?
エレガントなディスプレイモダンローマン。ややコンデンスでx-ハイトも少々低めなので、背の高い印象がある。ヘアラインはあくまで細く、小さなエレメントにポインテッドニブで書いたようなカリグラフィー的エッセンスが入っているのもオシャレ。ただディセンダーが短いので、そこがちょっと残念かな。もう少しスペースを取った方がよりエレガントさが増すような気がする。イタリックもあって6ウェイトとバリエーションも豊富だが、ヘアラインはとにかく細いので本文用としては向かない。あくまでディスプレイだろう。ただいま80%オフセール中。
本日は 1111 というキャッチーな見た目のせいか、すごい数の「なんとかの日」が制定されているが、代表格の「ポッキー&プリッツの日」(代表か?)にちなみ、見た目がポッキーっぽいこの書体を紹介。ウルトラコンデンスなサンセリフ。映画のタイトルやエンドロールで、こんな感じに凄まじく細い書体を見たことがあるだろう。あの辺を狙ってデザインされたもののよう。ファウンダリーはインドにあるらしく、映画大国だけあって、こんなのも需要があるのだろう。大文字だけかと思いきや、小文字もちゃんとある。g は1階建てと2階建ての2種類。5ウェイト。
サイン用途に特化したヒューマニストサンセリフ。4ウェイトあるが、ノーマルウェイトからして若干太めで、他のサイン向け書体よりは若干字間が広め。字体もコンデンスではなく、スペースにはあまり配慮が見られないが、その分視認性や可読性は良好。I と l の区別に工夫が見られないのと、ウェイトの差が微妙なのがちょっと残念だが、サンプルを見る限りかなり良さげである。矢印も20種類用意。ただいま75%オフセール中。
人生初の食中毒にやられました。いや39度とかいうすごい熱が出ますよええ。皆さんお気をつけて。それはさておき書体の紹介。インラインの太めなモダンローマンディスプレイ。サンプルでは大文字だらけだが、ちゃんと小文字もある。とはいえ字種は少なめでオルタネートもない。ゴージャス感がスゴイので、ハイブランドの広告とかに使って欲しい。イタリックとかもあればいいのかな。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
本日は20世紀前半に活躍したアイルランド生まれの建築家・プロダクトデザイナー、Eileen Gray アイリーン・グレイの誕生日。という事で、彼女の名を冠した書体を紹介。アール・デコスタイルのサンセリフディスプレイ。バーの下がった E や F、頭でっかちの B、R、積分記号みたいな S など、アール・デコの特徴がよく出ている書体である。ちなみにグレイはインテリアデザイナーとしても知られ、特に E-1027 というサイドテーブルは有名で筆者も愛用している(コピーだけど・笑)。5ウェイト。