大変優雅で上品なモダンローマンディスプレイ。コントラストの強いモダンローマンで、控えめな小さなセリフとやや変わったグリフが特徴。デフォルトでちょっと変わったグリフが多く、オルタネートにスタンダードなものが入ってるという、普通とは逆なタイプである。モダンローマンのアップライトで1階建ての a は新鮮で、「その手があったか」とちょっと感心した書体。1ウェイトのみ。
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柔らかくフェミニンなフレアセリフディスプレイ。ハイコントラストなモダンタイプで、グリフはゆったりしていて一部のベースライン上のセリフが尻尾のようにふにょっとなっており、大変エレガントに仕上がっている。B や P、R などのボウルは閉じておらずヌケが良い。そのまま組んで化粧品やトイレタリーのロゴになりそうな書体である。1ウェイト。
最近流行りの、おもしろリガチャーが豊富な品の良いディスプレイローマン。ゆったりしたモダンローマンをベースに、見ての通りリガチャーがスワッシュオルタネートがふんだんに盛り込まれていて、おもしろい文字組が楽しめる。高級で女性的な感じがするので、そちら方面にどうぞ。3ウェイト。
ちょっとレトロ風味のあるジオメトリックサンセリフディスプレイ。基本はややコンデンスで太めなジオメトリックサンセリフで、見ての通りリガチャーが結構豊富。全体的にややレトロだろうか。小文字はなく大文字のみ。1ウェイト。
高級感のあるフレアセリフディスプレイ。基本はハイコントラストでコンデンスなタイプだが、C や O などの丸い字はゆったりと大きなグリフになっており、それが文字組みにゆらぎを生んでいる。大文字にはリガチャーが20種ほどあり。全体的にクラシカルで優雅な雰囲気があり、筆者の思うカラっと明るいカジュアルな「カリフォルニア」とはちょっと違う印象。まあ行ったことがないんだけど(笑)。1ウェイト。
変わったグリフのディスプレイ。全体のコントラストが強めで、セリフはないがややフレア気味。とにかくグリフが変わっており、特に大文字は個性的な形をしている。最近こういったモダンで変わったグリフのラグジュアリー感のある書体の新作が続々と登場している。一種の流行りかもしれない。こういうのもまとめて note で発表してみようか。分類名をどうしようかちょっと悩むけど(笑)。ちょっとクセが強いので定着するかどうかは微妙だが、筆者は結構好みである。
ウェイトの重めなゴージャス感のあるディスプレイローマン。ヘヴィでコントラストの強いモダンローマンで、ちょっと変わったリガチャーが多数あって目を引くキャッチーな文字組みが楽しめる。雰囲気がなんとなくハイブランドなので、ファッションやコスメ、エステ、あとワインなどに似合うと思う。大文字のみで小文字はなし。1ウェイト。
変わったリガチャーが特徴的なディスプレイローマン。細いステムとヘアラインで構成された、カウンターが大きめのゆったりしたエレガントなローマンで、見ての通り通常とはかなり変わった方法で文字同士が連結している。普通はグリフがぶつかってしまいがちな所で綺麗に連結するものだが、連結する必要のない所をストロークを延長して無理なく繋げており、なかなかおもしろい書体になっている。ただ前も言ったが、作りたいロゴのスペリングに何故かなかなかおもしろいリガチャーがなかったりする事が多いので(笑)、使いたいリガチャーを先に見つけ、そのスペルが入る名前を考えた方が早いのかもしれない(本末転倒)。1ウェイト。
素早く倒さないとこちらが全滅してしまいそうな名前のおしゃれでエレガントなディスプレイ。基本はコントラストの強いサンセリフで、グリフは円を基調としていて丸っこく、x-ハイトも大きくカウンターも広めで全体的にゆったりしている。g の下部のループが閉じてないのが特徴的。いくつかの大文字にはオルタネートがあり、バーのない A やレッグが垂直な M、アームがベースラインから立ち上がった K などがある。これらを駆使すると素敵なロゴが作れるだろう。やっぱり女性向けかな。1ウェイト。