ジオメトリックすぎるジオメトリックサンセリフ。文字としての形よりも幾何学性を優先しており、可読性をギリギリまで攻めていて若干読みづらいが、視覚的にはコロコロしていておもしろい。そんな中、S だけは字としての形が優先されている。数字の 9 が g や q との差異化を図ってか、なかなか見ない形をしているのも特徴的。イタリックもなく長文には向いてないが、ロゴとかにはいいだろう。家電や IT 向けかな。6ウェイト。
Category: Sans Serif
大変質の良い本格派ジオメトリックサンセリフ。x-ハイトが大きく角が落とされて丸くなっているせいか、クールさを保ちながらもやや柔らかめな印象で可読性も良好。オルタネートが少しだけあり、2階建ての a と g、テールが折れ曲がった t がある。イタリックはオブリークタイプ。キリル文字もサポートし、7ウェイトもあってファミリーも豊富。作者は2015年に独立したとの事で、まだ活動し始めてさほど経っていないせいか筆者は知らなかったが、他にも多数クオリティの高い書体を発表している。注目の作家のひとりだろう。
作者のサイト ⇒ connary.com
諸説あるが本日はかのローマ皇帝ユリウス・カエサル Gaius Julius Caesar の誕生日(100 B.C.)っぽいのでこちら。ややぼったりしたヒューマニストフレアセリフ。全体的にやや太めでくびれも強め。角が落ちて丸くなっているので余計にぼったりした印象がある。C, O, Q など丸い字がコンデンスなのと、A のアペクスが取れてバーが乗っかって平になっているのが特徴的。キリル文字もサポートしている。1ウェイト。ちなみにユリウスの名は欧米諸国で「7月(July, Juillet, Juli, Julio 等)」の由来となっている。あとどうでもいいけど紀元前を表す B.C. は Before Christ と英語なのに、紀元後の A.D. は Anno Domini とラテン語なのは納得いかない(笑)。統一せぇよ。
ルネッサンス期のローマンを元にしたミクスドファミリー。15世紀イタリアの画家ピエロ・デラ・フランチェスカ Piero della Francesca(1412-92)が、トスカーナの人口約1700人ほどの小さな町モンテルキ(Monterchi)に残したフレスコ画をブランディング(=観光資源化?)するにあたり開発された書体との事。基本のフレアセリフとモノラインサンセリフ、ローマンの3種があり、フレアセリフには本文用の Text バージョンもある。全部同じローマンキャピタルとヒューマニストの骨格で、セリフの形にだけバリエーションを持たせている。見ての通り大変美しいローマンキャピタルで、遊び心満載なリガチャーも豊富。ウェイトも各6種(Sans だけ7種)もあり、イタリックも当然ある。ただいま85%オフで3,500円ほどと大変お得になっているので、ぜひこの機会に購入しておいて損はない。
ヒューマニストに寄ったジオメトリックサンセリフ。「パウル・レナーがヒューマニスト志向だったらどうなっていただろう?」というコンセプトの元に制作されたそうな。確かにジオメトリックでありながらそうではなく、「一見 Futura だが、Garamond に近い雰囲気も持っている」そうな。逆バンクの A や中途半端に2階建てになった a、イヤーがドットになった r 等、変わったオルタネートやリガチャーも多くあり、本文用でありながらディスプレイ用途としてもかなりおもしろいだろう。めずらしくスモールキャップスがあり、キリル文字もサポートしている。Ultra Light から Black まで6ウェイト。ただいま75%オフセール中。優秀なフォントを多数発表している Latinotype 製なので、今買っておいて損はなし。
ラフなシグネチャースクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトの方は線に歪みが見られ、多分だがペンの柄の上の方を持って、わざと拙いテイストを出すように書いたもののように思える。スワッシュとオルタネートは別フォントになっていて、スワッシュの方は Swashes と Swishes とに分かれており、前者が左方向、後者が右方向へのスワッシュとなっている。サンセリフの方はちょーっと洗練されてないようだが(笑)、スタンダードなものと、大文字にちょろっとしたスワッシュの付いたものの2種がある。
ややコンデンスで角ばった印象のあるサンセリフ。19世紀のサンセリフとカリグラフィー風味をミックスした、と説明にはある。水平なストロークは先がやや細くなっていて、カウンターは全体的に広め、C や S などは巻き込みがまったくなくオープンである。カーブも丸みが弱く、やや長方形に近い。イタリックは傾きが弱く、またちょっとセリフっぽいものが付いているのが特徴的。視認性がよく字幅が狭いため幅も取らないので、サインなどによく向いていると思う。字種も多くウェイトも8つと豊富。
ニュートラルでクセがなく読みやすいヒューマニストサンセリフ。以前 MacOS に付属してたが、Monotype から市販されたようだ。ひょっとしたら以前から市販されてたかもしれないが、「New」の文字があるので最近だと信ずる。ホントにこれと言った特徴がなく、なんだかお米やうどんのような気がする(個人の感想)。何にでも合うし何も邪魔しない、非常に素直で読みやすい書体である。ギリシャ文字とキリル文字もサポート。MacOS 付属の頃はもっとたくさんの言語をサポートしていたようだが、グリフ数が絞られたようだ。4ウェイト。モノスペースの Lucida Grande Mono も同時発売(2ウェイト)。ただいま50%オフセール中。
装飾のバリエーションが豊富なフレアセリフディスプレイ。基本はコントラストの強めなフレアセリフで、大文字のみではあるが、リガチャーの数がかなり多い。ギリシャ文字やキリル文字もサポートされており、それらにもリガチャーがあるので1500ものグリフがある。基本のそれが3ウェイトなのだが、変わってるのがフレーミングされているものがあること。1文字1文字がボックスで囲われており、繋げると帯状になるものの他、囲みのタイプが円、菱形、ピン形などあり、さらにそのフィルのパターンも様々で、全部で15種もある。正直言うとちょっと使い所が判らないが(笑)、色々工夫して使ってみて欲しい。使い方を詳しく説明したPDFも配布されている。ただいま50%オフセール中。
本日『スクーバダイビングの日』だそうなのでこちら。スッキリしていて可読性の良い現代的なヒューマニストサンセリフ。これと言ってクセのない書体でどう紹介していいか判らないほどだが(笑)、I に誤読防止のためのセリフの付いたオルタネートがある、ß(エスツェット)の大文字グリフがあるのが変わってると言えば変わってる。あと S のカーブが深いかな。これにより字幅が出て他の字とのバランスが取れている。Std 版と Pro 版があり、それぞれ8ウェイトずつ。ちなみに scuba とは self‐contained underwater breathing apparatus(自給式水中呼吸装置)の略だそうな…知らなかった。













