バレンタイン向けとはいえガーリーな書体が続いたので、オトナの男性にも似合う書体を紹介。これ分類的にはローマン(セリフ)でいいんだろうか。小文字はなくスモールキャップスで、それのアップライトはローマンだが、大文字とイタリックはカリグラフィックになっており、大文字にはノーマルなカリグラフィックとスワッシュの付いたものの他に、フローリッシュの付いたOrnamentedと、ステムに彫りが入ったHandtooledがある。ゴージャス感を演出したい場合に。名前はスペイン語で「エーテル」の意味らしい。小文字(ローワーケース)が入ったバージョンもある。
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手書き感の強いラフなスクリプト。森ガール(笑)が好きそうな書体である。拡大すると判るが、ザラザラした紙に書いたように輪郭もラフであり、それが柔らかさを醸し出している。ファミリーを持たないが、スワッシュのあるオルタネートを持つほか、リガチャーもいくつか持っており、さらに英語で頻出する接続詞のいくつかを単体の文字として持っている(下図参照)。$29とお値打ち価格。
ルネッサンス期の碑文のプロポーションを持った優雅なディスプレイ。サンセリフながらフォーマルな印象を受ける。ファミリーは持たないが、手書き感をより強くしたオルタネートも含んでおり、よりカジュアルな雰囲気にすることも可能。非常に読みやすくもあり、色々と用途はありそう。イメージ画像にもあるが、ただいまバレンタインセール中で30%オフ。
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通常$453が89%オフの$49とお買い得。限定500パック。
販売はサイトが日本語対応しているFonts.com。
リミットは東部時間で1月30日午後12時。
日本時間だと1月31日午前2時。
やや太めなペンで一発で手書きしたような、細身でキュートなディスプレイ。控えめなスワッシュのあるオルタネートも含む。ファミリーには、画像上部にあるような、丸っこくて正方形に近いプロポーションを持った大文字もあるほか、かなり可愛らしいイラストを含んだオーナメントもあり。何にでもカワイ~と言ってしまう女子にはウケる事間違いなし。
今週もまだまだバレンタイン特集は(勝手に)続く。余りにもやり過ぎ感のある(笑)スクリプト。お花畑が満開である。好きな人は好きかもしれないが、せめて小文字にでも花のついてない普通のものがあればもっと使いやすかったと思うが…。おとなしめ(それでもハデ)のものと、更に華々しいものがある。オーナメントもあり。ロゴや大見出し、カードの短文などに。長文には明らかに不向き。名前はドイツ語で「ワイナリー」の意。ブドウのツタを装飾に使うのは昔から定番中の定番。
これもバレンタイン向けといえばそうかな。最近発表されたディスプレイ。見方によってはモダンセリフにも分類できると思う。それをさらにデコラティブにしたものと言えるだろう。ヘアラインが細すぎるので小さく使うのには不向き。Didotのように高級女性ファッション誌などに大きく使うといいだろう。アップライトとイタリックが2ウェイトずつ、それとそれらのデコラティブバージョンがある。オーナメントもあり。販売サイトではかなり豊富な組版事例を見ることができるので、一見の価値あり。特にオーナメントだけで組んだパターンは、チョコレートの包装紙なんかに良さそう。
バレンタインも近いということで旬なネタを(制作的にはもう遅いだろうけど)。見ての通り、ガーリーなスクリプト。傾きは少なく字幅も狭め。小さく使うのに適した Text と大きく使うのに適した Display、それぞれ3ウェイトあり、オーナメント類も充実。何より珍しいのがセリフ書体(ローマン体)をファミリーとして包括している事。スモールキャップスで小文字はないが、スクリプトにマッチしたセリフで表情豊かな組版が楽しめる。ウェディングなどにも。
言わずと知れた欧文タイプデザインのエキスパート、小林章さんによる欧文書体解説書。歴史とかそういうウンチクより、より具体的な見方や選び方、組み方などを指南している実用書。タイポグラフィに関する書籍はやたら小難しいものが多いが、この本はかなり優しく書かれている。デザイナーでない人にもオススメ。
ジオメトリック・サンセリフ。名前はスペイン語で「建築家」の意。やや字幅が広めで全体的に重心が低く、x-ハイトも小さめ。小文字の g に2階建て(double-story)を採用していて、アクセントになっている。アップライトとイタリックの2種に8ウェイトで計16種とファミリー展開も豊富。本文はもちろん見出しにも。いつまでかは不明だが、この記事の投稿時は85%オフセール中。