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Tag: #calligraphic

Tita Script

Tita Script

つたなく優しい感じのするブラッシュスクリプト。作者が自身の祖母をイメージし、その祖母に捧げるために書いたスクリプトだそうである。字のサイズもバラバラでベースラインも揃わずガタガタしているが、全体的に何となく統一されたスタイルで書かれており、こういうやり方をポリリズム(一曲中に複数のリズムが存在するもの)カリグラフィーと呼ぶそうである。傾きはほとんどなくアップライトと言っていいだろう。可愛らしいアイコン付き。

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Design Date
2015
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String

String

ストロークに抑揚のないモノラインスクリプト。「糸」の名前の通り、かなり細身。このブログで何度も登場している南米のスクリプトの名手の作で、そのストロークの優雅さはさすがと思わせる。ただ同氏の他の作に比べ、オルタネートは多くない。ループ部分が塗りつぶされた Hole というバージョンもあり。た~てのいと~は~あ~なた~♪

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Design Date
2013
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Andron 2 EIR Corpus

Andron 2 EIR Corpus

本日 St. Patrick’s Day(略してセンパト。この祭りについては EF Gandalf を参照)なのでインシュラー(insular。ラテン語で「島の」の意)体を紹介。去年も書いたがこの書体のフォントはかなり数が少ないが、今年になってこれが発表された。MyFonts には長文のサンプルがあるが、長文を組むにも全然問題ないレベルで完成度が高い。ファミリーにはこの書体には珍しくイタリック(?)があり、ほか、Bold にスモールキャップスとユニケースがある。グリフにはご丁寧にシャムロック(三つ葉のクローバーみたいなヤツ。アイルランドを象徴する植物)もあり。日本でも近年このセンパトパレードがあちこちで催されるようになっては来たが、まだハロウィンのように大規模にはなっていない。けどもうちょっとで火が点きそうな気配はある。アイリッシュがもっと世間に広まればいいな。

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Design Date
2015
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Canciller

Canciller

カリグラフィーの世界で chancery チャンセリーと呼ばれる タイプのスクリプト。イタリックとどう違うのかというと、う~ん…(笑)。まぁ筆者個人の感覚で言うと、スワッシュやフローリッシュなどの遊びが少なく、コネクション(繋がり)もないものかなーという感じ。chancery とは公文書館という意味で、その辺で用いられた書体なのでこういうかっちりしたものになっている。この書体の名前もスペイン語で「首相」とか「大臣」とかそんな意味らしい。そういうお堅い書体なので、オルタネートはなし。6ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2012
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Auberge Script

Auberge Script

フレンチスタイルのカリグラフィーイタリックスクリプト。やっぱりオルタネートが豊富で、全部で1800を超えるグリフがあるとの事。スモールキャップスがある所がちょっと珍しいだろうか。作例が豊富にあるので、MyFonts に行って実際確認して欲しい。こんなに手書きに近いものが再現できるようになって、いい時代だよなぁ…。ただいま35%オフセール中。3/15まで。

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Design Date
2015
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Model

Model

このブログで何度か紹介している、南米のスクリプトの名手の新作。その名も「モデル」というこのスクリプトは、傾きがやや弱くコンデンス気味で、名の通りウェイトもかなり軽い。ご多分に漏れずスワッシュの付いたオルタネートがあるが、この作者の他の書体に比べるとやや数は少ない。ややウェイトがある Small と2種類ある。Illustrator 等、異体字切り替え機能のあるアプリケーションで使うなら Pro 版を。ただいま30%オフセール中。

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Design Date
2014–5
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Boho

Boho

かなりラフで自由なスクリプト。ボヘミアンの少女にインスパイアされてデザインしたとある。「ボヘミアン」とは名の通りボヘミア人という意味ではなく、なんか自由な放浪者的な人を指すことが多く、この場合もそれだろう。普通の Script と、ラインの端々に丸いちょんちょこりんが付いた Drop、線に抑揚がない Line、Line と Drop を合わせた Line Drop の4つのスタイルがあり、このスクリプトに似合う手書きのコンデンスなサンセリフとセリフもある。アイコンやオーナメント類もあり。書体はコーラペンを使用してデザインしたとある。コーラペンとはその名の通りコーラ味のするペン…ではなく、アルミ缶を切り出して作ったペン先の事をいい、モダンカリグラフィの世界ではちょいちょい使用されるもので、主にコーラ缶が使用されるようでこの名がある。「Cola pen」で検索するといっぱい出てくるので興味のある方はどうぞ。な~んて~ ボヘ~ミア~ン♪

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Design Date
2015
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Rayuela

Rayuela

皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。んで新年一発目はこの書体、カリグラフィー風味の残るローマン。ローマンと言っていいのか解らないが、とにかくそう分類しておく。それぐらいちょっと分類に困る書体。ステムの太細にあまり差がなく、セリフもブラケットがなく太めで、スラブセリフにも見えてしまう。字幅も一定で人工的な割に字形には手書き感が残り、特にイタリックはカリグラフィックである。色々とコンバインされたおもしろい書体である。4種のウェイトはスペイン語で表現されており、軽い方から Blanca(白)、Gris(グレー)、Negra(黒)、Chocolate(チョコレート)となっている。他、オープンフェイスの LUZ(光)がある。名前はスペインの石蹴り遊びの事らしい。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2001
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Ondine

Ondine

なんか年末感のある書体をと思ったが、欧米にとっちゃ年末とはクリスマスであり、それ以外には特にあるワケもないので(笑)、なんか王道感のあるものを紹介しようとしてこれに行き着いた。御大 Adrian Frutiger によるスクリプト。2~3世紀頃に使用されていた Uncial という書体がベースになっていて、一見カジュアルに見えるが、歴史の重みを感じる風格のある書体である。1954年とあるから、Frutiger 26 歳頃の作品だろうか。元はフランスにあった Deberny et Peignot という活字鋳造所から活字で販売されていた書体をデジタル化したもの。

さて、このブログの今年の更新はこれで終了である。数少ない(笑)読者の皆様、ありがとうございました。来年もほそぼそと続けていきますので、よろしくお願いいたします。皆様良いお年を。

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Design Date
1954
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Meroe Pro

Meroe Pro

ラフなブラッシュスクリプト。平筆で書かれているので、カリグラフィーのテイストが強く出ている。スピーディに書かれており、インクのかすれなどが表現されている。サンプルイメージが正直アレなので今ひとつ良さが伝わらないが(笑)、かなりカッコイイと思う。モノクロの方が良さが判ると思うので、販売サイトへ行ってウォーターフォールとか見て欲しい。大きく使う方がブラシのラフな感じが見えていいだろう。2ウェイト。

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Design Date
2013
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