なんかちょっと変わったスワッシュを持つヘビーウェイトのディスプレイローマン。ベースはモダンローマンだが、見ての通り、カリグラファーがいうスワッシュと呼ぶには中途半端なものがにゅよんと付いている。ちょっとまぁ目先が変わっておもしろいんじゃなかろうか。Illustrator の機能を使えば半自動で字形を選んでくれる Pro 版と、あくまで手動で選択する Manual があり、スワッシュの付いていない Text とその Italic、ややカーブを帯びたアップライトの Cursive がある。
Tag: #calligraphic
ややアメリカンテイストのあるポップなモノラインスクリプト。ラインの塗りつぶしがノーマルなものとラフなもの2種あって、ラフな方はラフさ加減が弱いものから荒いものまで3種類ある。ウェイトは6種類あるが、当然ながら太いウェイトを大きく使った方がラフさを感じられるので、ラフな方を使う時はそうした方がいいだろう。糸のように細いものもあり、最近の流行りもちゃんとカバーしている。もちろんスワッシュやリガチャーも豊富。現在72%オフセール中。
一応スクリプトと分類したけどちょっと迷うスクリプト。本来はライトウェイトのスラブセリフイタリックなんだろうが、スクリプトらしい優雅なスワッシュの付いたオルタネートが大変豊富。x-ハイトやカウンターが大きめで可読性は良い。モダンな雰囲気なので、優雅なスクリプトは使いたいけど雰囲気がクラシック過ぎてちょっとなー、という場合に選択肢のひとつとして使えると思う。ファミリーが5種あるように見えるが、OpenType 版は他の4つを内包しているので、異体字切り替え機能のあるアプリならこれひとつで済む。ただいま35%オフセール中。
一見普通のカッパープレートスクリプト。なのだが、よく見ると線がつたなくアウトラインもラフで、実際にペンで手書きした感じにかなり近いものになっている。筆者はこれよりもうちょっとうまいかな(笑)。オーナメントはなく、オルタネートも小文字にほんの少しあるだけ。派手さはないが、素朴で温かみのある書体。1ウェイト。
ガーリーなアップライトカッパープレート。ご多分に漏れずオルタネートやリガチャーが非常に豊富。フチがガタガタしてるノーマルと、綺麗に整えた Smooth と2タイプがあり、それぞれのタイプのオーナメントもある。ラフな方には単語や短文がひとつのグリフに入った Words というバージョンもあり。この書体は書体そのものより、サンプルイメージをご覧頂きたい。絵本のような美しいイラストがふんだんに使われたサンプルが多数見られるので、ぜひ MyFonts の方へ。ただいま35%オフセール中。
かわいらしいアップライトブラッシュスクリプト。ややコンデンス気味だがx-ハイトがかなり大きく、可読性は良好。Regular と Bold、2ウェイトあって一応イタリックもあるが、ほとんど傾いてない(なぜ作った…)。同じ作者による Mishka とあんまり変わらないが(笑)、それよりはラインがスムーズでオルタネートも多いとの事。
アラビア文字風スクリプト。見ての通りアラビア文字とラテン文字(いわゆるアルファベット)のハイブリッド書体である。初めて目にする人も多いかもしれないが、このタイプの書体はそこそこ存在する。アラビア文字は、欧米の人たちにとっては漢字などよりはずっと身近だと思われる。日本ではアラビア文字を読める人は非常に少ないが、中東系のレストランを出す時など、これを使えば雰囲気を出しつつ日本人でも読める看板を作れると思うので重宝するだろう。One と Two があるが、字形のバリエーションの違いであって、ウェイトではない。
字間を広めに取ったとてもチャーミング(昭和な表現…)なスクリプト。Mina という様々なスタイルで同じ字体を書いたようなスクリプトがあるが、それのカッパープレート風味版といった所だろうか。字間が広いためかっちり感は弱く、フレンチ風味もあって、夢見る少女系というかなんつーかこう… CUTiE とかに似合いそうな書体である。少し重めのウェイトの Extra と2種。オルタネートもそれほど多くはないがある。ただいま40%オフセール中。
ReType が本を出版したとのことで、そこの書体を紹介。オランダのアムステルダムで、’40年代に活躍していたレターペインター、Jan Willem Joseph Visser の書き文字のスタイルを取り入れたスクリプトだそうである。この人はアムステルビールというビール製造会社に雇われ、このビールを卸しているパブに派遣されては文字を書いていたらしい。その後のアムステルダムの書き文字スタイルに多大な影響を与えたそうである。今回出版された De Amsterdamse Krulletter (The Curly Letter of Amsterdam) はその辺の事が書かれているっぽい。まだ Amazon にはないが、しばらくしたら入ってくると思う。書体は基本的にカッパープレートスタイルだが、字は繋がっていない。スワッシュとリガチャーが数種とオーナメントあり。1ウェイト
グラフィティ風味のあるブラッシュスクリプト。壁のラクガキにやけにクオリティの高いものを時々見かけるが、そういう印象を受ける書体である。傾きのないアップライトで、1ウェイトながらスワッシュオルタネートとリガチャーが豊富。特にリガチャーはかなりの数があり、3文字以上のものも多数ある。名前の hipster は最近できたスラングらしく、「流行に敏感な者」「ジャズ狂」などの意味があるらしい。2012年にTDCで賞を獲っている。