太めでちょこんとしたスワッシュが可愛らしいディスプレイ。全体的に太めでコロコロしているが、細いところは結構細くてコントラストはやや強め。アウトラインはややラフ。セリフがよく見ないと判らないほど申し訳程度に付いている。控えめなスワッシュオルタネートがあり、アクセントのある文字組みが楽しめる。女子向けはもちろん、子供向けにもいいかな? 1ウェイト。
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本日『サボテンの日』らしい。サボテンと言えばメキシコという訳でこちら。インディオ風味あふれるディスプレイ。図太いラフなサンセリフに、民族風味のある文様が施されている。見ての通り可読性は最悪で(笑)、長文はまずムリ。短い単語でロゴ的に使うのが最適だろう。一応フィルがソリッドなタイプもあるが、周囲にはトゲトゲが付いてるのでやはり長文は難しいだろう。トートバッグやTシャツの作例があるが、こういうグッズに使うとなかなかカワイイ。
コントラストの極端なモダンローマンディスプレイ。元は ’60年代にアメリカのタイプデザイナー、エド・ベンギアト Ed Benguiat が写植用にデザインしたもので、それをデジタル化したもの。見ての通りのウルトラファットフェイスで、そこにヘアラインが付くというトップクラスのハイコントラストな書体である。ウェイトバリエーションはないが、5種の字幅がある。レギュラー以外にはコンデンス幅に3種、ワイド幅に1種。しかしこのファウンダリーはこのテの書体大好きだよね…。
レトロテイストの太めなサンセリフディスプレイ。ヴィンテージ風味があふれており、手書きのレタリング感がありぬくもりを感じる書体である。グリフもちょっと変わってておもしろい。2種類あって、One の方は角がシャープでスモールキャップス。Two はアウトラインがラフで角も丸くぼったりしており、小文字はないが代わりにスワッシュオルタネートがちょっとだけ。グリフ自体も似てるようで若干違う。色々と使いみちがあるだろう。価格も安いのでお勧め。
本日はシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Alois Schwarzenegger の誕生日(1947)。それにちなみ、出世作のタイトルと同じ名前の書体を紹介。平行四辺形をベースに形作ったような書体でシステマチック。太くて無骨な、名前の通りなんとなく軍関係で見るような書体である(普通は傾いておらずアップライトが多いが)。ま、というだけの書体。1ウェイト。『コマンドー』公開時(1985)38才のシュワちゃんも今年で72才。月日は流れておりますね…(恐怖)。
本日米国インデペンデンス・デイという事でこちら。アメリカンな図太いディスプレイ。正方形をベースに一部を欠いて文字が形作られており、カウンターは星型にくり抜かれている。フィルは3種あって、ソリッドな A、左上がりストライプの G、右上がりストライプの H がある。ちなみにサンプルは上の行が右上がり、下の行が右下がりに見えるが、実はどっちも水平であり、ストライプによる目の錯覚でこのように見える。「ツェルナー錯視」と呼ばれる有名な錯視のひとつである。
図太いジオメトリックサンセリフディスプレイ。正方形ベースのレトロなデジタル感あふれる書体で、低解像度のドットの制約を受けたような字形をしている。特徴的なのは、いくつかの文字に字幅が倍になったグリフが入っており、それでおもしろい文字組が楽しめる。昔懐かしいワープロの「横倍角」のようである(知ってる人はおっさんです)。大文字のみで1ウェイトのみだが、ギリシャ文字も入っている。
本日は『世界ペンギンの日 World Penguin Day』だそうなのでこちら。切り絵のようなファットフェイスディスプレイ。紙をラフに切り取って形作ったような可愛らしい書体である。グリフには白黒反転したものがあり、字を囲う黒い部分はただの四角ではなくガタガタしており、こちらもなかなかおもしろい。「数年前(1995年より前)に日本のタイポグラフィ雑誌で見た書体にインスパイアされた」と説明にあり、感じからしておそらくは平野甲賀氏あたりの書体を見たのかなー、と推察する。イタリックもあり、Bold と Black の2ウェイトの他、いわゆる袋文字の Outline がある。
本日ホワイトデーなのでこちら。「マシュマロ」という名のウルトラファットなレタリングスクリプト。ぼったりしたクリーム状のストロークが特徴的で、見ての通りかろうじて(笑)字が判別できるギリギリまでストロークを太くしてある。部分的にはヘアラインがあり、コントラストは最大級である。コネクションがある Script となしの Fluff の2種。さすがにウェイトバリエーションはない。スクリプトの「てい」はしているがあまりにも図太く、もちろんワンストロークで書くことはできないだろう。器用な人なら平筆で書けそうな気もするが…。あとマシュマロのスペルを今日初めて知ったが、長いね。
今日から3月という事でマーチなこちら。アール・デコ調のインラインファットフェイス。図太いサンセリフにダブルラインが入った書体で、1947年にアメリカで出版されたマーチングバンドの教則本 Intermediate Steps to the Band のタイトルにインスパイアされたものとの事。検索したらほぼそのまんまだったので結構びっくりである(笑)。今どきめずらしく Std 版のようで、グリフは213ぐらいしかない。イタリックはあるものの1ウェイトのみ。