海外の、魔女とかが出てくる童話に使われてそうな半スクリプト(?)ディスプレイ。丸筆でラフに書いた字にくるっと丸くセリフをつけたような、手書きで、半分ローマンで半分スクリプトで、というような書体。オルタネートやリガチャーも結構ある。可愛らしくもあり不気味な雰囲気もある書体。ハロウィンに向けてピッタリだと思う。…もう遅いか?
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本日 St. Patrick’s Day(略してセンパト。この祭りについては EF Gandalf を参照)なのでインシュラー(insular。ラテン語で「島の」の意)体を紹介。去年も書いたがこの書体のフォントはかなり数が少ないが、今年になってこれが発表された。MyFonts には長文のサンプルがあるが、長文を組むにも全然問題ないレベルで完成度が高い。ファミリーにはこの書体には珍しくイタリック(?)があり、ほか、Bold にスモールキャップスとユニケースがある。グリフにはご丁寧にシャムロック(三つ葉のクローバーみたいなヤツ。アイルランドを象徴する植物)もあり。日本でも近年このセンパトパレードがあちこちで催されるようになっては来たが、まだハロウィンのように大規模にはなっていない。けどもうちょっとで火が点きそうな気配はある。アイリッシュがもっと世間に広まればいいな。
どことなくフレンチ風味のある(ような気がする)ディスプレイローマン。柔らかな手書き風味が残るコンデンスな書体で、大文字にはスワッシュの付いたオルタネートもある。スモールキャップスもあり、かわいらしいオーナメントも付属する。2ウェイトあるが、あんまり違いは感じないかな…(笑)。ちなみにバームブラックとは、アイルランドでハロウィンに食べられるドライフルーツ入りのパンの事だそうである。この書体、ハロウィンに紹介すべきだったよね…すまん知らなかった。と言っても、ハロウィン風味もケルト風味もないけどね。