刺々しい鋭いセリフの付いたディスプレイローマン。コンデンスでコントラストの強いモダンローマンに、大きめな鋭いセリフが付いているのが特徴。見方によっては輝きを表現してるように見えなくもない。一部の文字にはちょっとしたスワッシュオルタネートがあり、C と O には中央にダイヤ模様の付いたオルタネートがある。作者はロシア人のようで、キリル文字もサポートされている。大文字のみで1ウェイト。それでは皆さん、楽しいハロウィンを。
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コンデンスでデコラティブなローマンディスプレイ。基本のグリフは背の高い優雅なローマンで、見ての通り派手なスワッシュオルタネートやリガチャーがある。普通はスワッシュはあまりぶつからないように避けて使うものだが、これはもうあまり気にしないで思い切ってふんだんに使う方が良いかと思う。魔女が出てきそうな絵本などに似合いそう(限定的すぎる…)。ハロウィンにもぴったり。大文字のみで1ウェイト。
ハロウィンも近いのでそれ向けに。不揃いのローマンディスプレイとスクリプトのデュオ。ローマンの方は大文字のみで、エレメントはスタンダードでしっかりしているが、全体のグリフが不揃いだったり傾いたりしていてガタガタである。スクリプトの方はモノラインのラフなタイプで、個人的には正直あまりマッチしてない気がする。ほか、イラストやキャッチワードが入ったものもファミリーに付属。こちらのキャッチワードの方がカッパープレート風味があって似合ってると思う。
フォントセラーのサイトでハロウィンを検索するとこれに似たようなのか、もしくは筆で乱暴に書いたような書体がいくつも出てくるが、どうも欧米ではこういうのが定番らしい。本ブログでも「ハロウィン」で検索すると出てくるのでお試しを(笑)。
すっかり忘れてたがハロウィンの季節なのでこちら。かわいらしいポップなサンセリフディスプレイ。見ての通りベースラインもグリフも不揃いで崩れているが、可読性はごく良好に保たれている。子供向けということでそのへんは注意されているのだろう。文が短いとあまり崩れ具合が分からないので、4語以上で組んだ方が面白みが出ると思う。大文字のみで1ウェイト。
本日ハロウィンなのでこちら。ゴシックっぽいデコラティブなディスプレイ。本体のグリフは基本図太いセリフ体で、ストロークの端が尖ってたり、ちょろんとしたスワッシュが付いたりしてかなり装飾的になっているが、本体は割としっかりしていて可読性は確保されている。実用性はありつつ雰囲気もある使い勝手の良い書体。フィルに光沢のようなヌキが入った Line というバージョンもあり。双方ともイタリックもある。1ウェイトずつ。
本日はいわゆる世界初の「ホームページ」が公開された日だそうな。1991年、欧州原子核研究機構(CERN)のティム・バーナーズ・リー Tim Berners-Lee がインターネット上に公開したのが最初とか。このページは現在でも http://info.cern.ch で閲覧可能。これが World Wide Web(世界を覆う「情報の」クモの巣)の誕生、という事でクモの巣だらけの書体を紹介。手書き風のラフで細いウェイトのスラブセリフに、とにかくクモの巣が張っている、というだけの書体。文字の雰囲気自体はかわいらしく、子供ウケもいいと思うのでハロウィン向けにいかがだろうか。
ちなみにこの前年の1990年、スピルバーグ総指揮で制作された『アラクノフォビア Arachnophobia』というパニック映画が公開されている。意味は「クモ恐怖症」。異常発生したクモの大群が町を襲いまくるという話で、ラストをぶっちゃけると目に見える景色すべてがクモの巣に覆われてしまうという形で終わる。ウェブ(元々の意味はクモの巣)に世界中が覆われてしまった現代を予言しているような映画であった…。
本日は『ハリー・ポッター』シリーズの作者、J・ K・ローリング J. K. Rowling の誕生日(1965)。実は主人公ハリー・ポッターの誕生日も同日に設定してあるらしいが、それにちなんで、映画のタイトルにインスパイアされたと思しき書体を紹介。ローマンをベースにした、スパイキーでバウンシーなディスプレイ。そのまま Harry Potter と組めば、ほぼそのままでタイトル組みが再現できるようになっており、タイトルにない文字もちゃんと同じテイストを踏襲して制作されている。字種はかなり少なく、昔の TrueType の頃のものと変わらないだろうが、その代わりたった $3 と格安。いまからハロウィン向けにいかがだろうか。
本日ハロウィン本番。てなワケでハロウィン特集(いつやってた?)のラストはこちら。ハロウィンかぼちゃである Jack-o’-Lantern のイラストアイコン集。色んな表情のジャック・オー・ランタン(口語ではジャッコランタンぐらいに言う)が47種類。ちなみにかぼちゃの事を英語で pumpkin というと皆さん思っていると思うが、実はちょっと違う。アメリカでは pumpkin はこのジャッコランタンに使用するオレンジ色のヤツのみをそう呼び、日本でもおなじみの食用の緑色のかぼちゃは squash と呼んでいる。あと O’ というのはアイルランド語で「~の」、つまり英語で言う「of」に当たる。名前にこれが入っている人、例えば O’Neil や O’Brien、O’Reilly、O’Conner などはみんなアイルランド系である。
ローマンベースの手書きゆるゆるディスプレイ。ベースラインの揃わないバウンシーな書体で、タテのラインも平行ではなくガッタガタ。プロポーションもわざと崩されており、フチもラフになっている。ガーリーあるいは子供向けの可愛らしい書体。ハロウィンやクリスマス向けに。2ウェイト。
本日『パラシュートの日』だそうな。1797年のパリで、デカい傘的なもので飛び降りたアホ…もとい勇者がいたとか。ギリシャに Parachute という優秀なファウンダリーがあるので、そちらの書体を紹介。やっぱりハロウィンにぴったりなガッタガタで安定してないディスプレイ。ステムの太さもストロークの方向もとっちらかっており、クリンと巻いたセリフが特徴的。モンスター的にかわいらしく変形した動物やメカのイラストアイコンが多数入っている。ギリシャ文字とキリル文字もサポート。1ウェイト。