アール・デコ調(?)のディスプレイ。ロシアの構成主義にインスパイアされたとあるが、そうかな…まぁいいや。基本的にコンデンスな書体だが C や O などは正円に近く、字幅に大きな差がありリズムに変化があっておもしろい(コンデンスなオルタネートもありはする)。部分的にステムの端が膨らんでいてセリフっぽくなっている。全体的にモダンな雰囲気があってカッコいい。ファッション誌などに向いてるだろう。Mx と My があり、My の方がコントラストが強く、さらにスワッシュの付いたオルタネートがある。ロシア産らしくキリル文字もサポート。ただいま50%オフセール中。
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図太いモダンローマンディスプレイ。多分にカリグラフィーのテイストが組み込まれており、セリフがカーブのしなやかなティアドロップになっている部分が多い。ハデなスワッシュも付いたオルタネートも多数ある。ウェイトに 12、36、72 とあるが、これは太い部分ではなくヘアラインの太さで、しかも数字が大きい方が細い。この数字は多分文字のサイズで、それぞれのポイント数ぐらいの大きさで適した細さになるという事だと思う。サンプルイメージのように彫刻風のテイストを持つ Engraved がある他、短い単語にオーナメントが付いた Words とオーナメントがあり。
字間を広めに取ったとてもチャーミング(昭和な表現…)なスクリプト。Mina という様々なスタイルで同じ字体を書いたようなスクリプトがあるが、それのカッパープレート風味版といった所だろうか。字間が広いためかっちり感は弱く、フレンチ風味もあって、夢見る少女系というかなんつーかこう… CUTiE とかに似合いそうな書体である。少し重めのウェイトの Extra と2種。オルタネートもそれほど多くはないがある。ただいま40%オフセール中。
鋭く冷たい感じのするトランジショナル(モダン?)ローマン。サンプルイメージからはスクリプトに見えるだろうが、イタリックにスワッシュの付いたオルタネートがあるというだけ。1943年にスウェーデンの Akke Kumlien というタイプデザイナーがデザインした書体のデジタル版だそうである。小文字の縦のステムに付いたセリフが斜めに鋭く尖っているのが特徴。ディセンダーは短く、カウンターも大きめに取っていてシルエットとしては若干丸っこいが、セリフの鋭さがそれを感じさせない。Didotのように大文字だけで組んでも結構キレイ。ディスプレイとして使うといいだろう。アップライトは3ウェイトあるほか、コンデンス体もある。イタリックは1ウェイトのみだが、前述したようにスワッシュオルタネートがある。
このブログで何度か紹介している、南米のスクリプトの名手の新作。その名も「モデル」というこのスクリプトは、傾きがやや弱くコンデンス気味で、名の通りウェイトもかなり軽い。ご多分に漏れずスワッシュの付いたオルタネートがあるが、この作者の他の書体に比べるとやや数は少ない。ややウェイトがある Small と2種類ある。Illustrator 等、異体字切り替え機能のあるアプリケーションで使うなら Pro 版を。ただいま30%オフセール中。
ラグジュアリー感のあるモダンローマン。2年前に発表された Encorpada Classic のコンデンス版。なぜだろう、コンデンスな方がモダン感が増す感じがする。ヘアラインがだいぶ細いのでディスプレイ向き。モードファッション誌などで重宝するだろう。5ウェイト。ただいま80%オフセール中。ちなみにさらに細いコンプッレスドもあり。
極端に細いウェイトと太いウェイトのあるディスプレイローマン。両方ともに細いステムはヘアラインと化しており、小さく使うには不向き。セリフはブラケットと一体化してるというか(まぁ元々一体化してるようなもんだが)。アップライトのみだがスワッシュの付いたオルタネートが豊富。リガチャーも結構ある。いわゆる Didone な書体で現代的なラグジュアリー感というか高級感がある。Vogue的な女性誌などにどうぞ。
非常にコントラストの強いカッパープレートスクリプト。通常こういう書体は結構フォーマルな印象があるのだが、コイツは名前の通りとてもセクシーでエロい(笑)。とても招待状なんかには使えない(偏見)。この系統の書体ではもう当たり前だが、非常にオルタネートが豊富で飾り付けし放題である。通常の Big と、小さなサイズでヘアラインがすっ飛ばないようコントラストを若干弱めた Small、サンプルイメージのように線の入った Inline があり、またこの書体に似合う細めのスラブセリフが2ウェイトある。オーナメントもあり。
以前紹介したNovel Sansのディスプレイバリエーション。名前の通りヘアラインで構成されたライトウェイトの書体である。ウェイトのバリエーションは数字で表されており、一番軽い6から54まであり、14までは2刻み、途中から4から6刻みになっており、全部で12種ある。その他の特徴はNovel Sansと同じ。女性向けの雑誌や広告に大きく使うとエレガントでいいだろう。12月14日まで50%オフセール中。
やや鋭い感じのするスペンサリアンカッパープレート。ご多分に漏れずスワッシュの付いたオルタネートやリガチャーが豊富だが、変わってるのがファミリー展開。サンプルイメージにあるモノラインのスラブセリフやその近くにあるオーナメントも実はファミリーである。スクリプトだけで組むとやや華美になりすぎるきらいがあるが、このスラブセリフを組み合わせればモダンな組版ができるだろう。何より読みやすいしね(笑)。ウェイトは2種。名前は19世紀アメリカの能書家、Elmer Ward Bloserから取ったそうだ。