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Nvma

Nvma

本日『石の日』なので Stone 氏の書体を。古代風味の素朴なディスプレイ。紀元前7~3世紀頃のローマで使用されていた書体を元に制作したそうで、だいぶ素朴なグリフをしている。おそらくは石壁にゴリゴリ刻んだものと思われ、直線的でカーブは単純で大きい。A のバーが縦線だったり斜線だったりするのがおもしろい。当時はなかった J や U、アラビア数字などの文字も一応それっぽくデザインして入っている。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

SFPL

SFPL

新年一発目は恒例『石の日』で Sumner Stone の書体を紹介。エレガントでスタンダードなオールドスタイルローマン。サンフランシスコ公共図書館 San Francisco Public Library のために作られたもので、そのイニシャルが名前になっている。至ってマジメな書体で、威厳が感じられる堂々とした雰囲気がある。ただしファミリー展開は乏しく、Regular と Bold の2種のみで、Bold はイタリックもないという淋しいもの。あまり使用範囲を広く想定してないのだろう。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

ITC Stone Informal

ITC Stone Informal

本日はタイプデザイナー、サムナー・ストーン Sumner Stone 氏の誕生日(1945)。ということで氏の書体を紹介。この Stone という書体は Serif、Sans とこの Informal の3種があって、この Informal と Serif の違いは、コントラストが弱め、セリフがちょっと丸い、一部セリフが欠けている、a と g が1階建て、というところだろうか。「フォーマルじゃない(堅苦しくない)」という意味の名前がぴったりだろう。ちなみにこの Stone シリーズは Adobe のボブ・イシ Bob Ishi という人と共同開発したそうで、偶然にもふたりとも名前が「石」だったんでこの書体名は即座に決まったそうである(笑)。

Category(s)
Design Date
1987
Designer(s)
Publisher
ITC

Popvlvs

Popvlvs

新年一発目、本日は毎年「なんじゃそら」と言っている『石の日』なので、御大 Sumner Stone の書体を紹介。碑文系の堂々としたローマンディスプレイ。E や F は幅を細く、W は堂々と幅広くと、碑文系のお約束をきちんと踏襲している堂々としたローマンである。小文字がちゃんとあるところがニクイ。1ウェイトしかなくオルタネートなどもないが、スタンダードで使いやすいと思う。イタリックもあり。名前の v は u として読んで Populus。昔は U がなく V がウ音を表しており、今でもそのように利用している例としては BVLGARI(BULGARI)が有名だろう。populus の意味はポプラの学名、もしくはラテン語で「人」。

Category(s)
Design Date
2013
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Tuff

Tuff

本日は「ロックの日」だが、御大 Sumner Stone の誕生日でもある。ロックの日にストーンさんの誕生日てどんだけ~(古い)。というワケでストーンさんの書体を紹介。にゅよっとしたヒューマニストサンセリフ。以前に紹介した Magma を元に、紀元前4世紀ギリシャのティモテオスという人の筆致を参考に制作したとある。ステムの端が丸く膨らんでおり、大げさに言えば綿棒で文字を作ったかのよう。これも以前に紹介した Schoiffer Sans に似てるだろうか。プロポーションはさすがというか、非常に均整が取れていて美しい。イタリックはアップライトに比べ、ややウェイトが軽いだろうか。優しい雰囲気なので、子供向けとかに。まさにそれ用途に Tuff School というバージョンもある。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

ITC Stone Sans II

ITC Stone Sans II

本日は「石の日」らしい(なんだそりゃ)ので、御大 Sumner Stone 氏の書体を紹介。Stone と言えば Stone Sans が思い浮かぶが、II が出てるとは知らない人も多いと思う。オリジナルの Stone Sans よりステムにコントラストがなくなってほぼモノラインになっており、ややコンデンス気味になっているだろうか。全体的に明るく軽めに仕上がっていて、時代の雰囲気にマッチしているだろう。本日より仕事始めの所も多いかと思う。本年もホソボソと続けますのでどうぞヨロシク。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher
ITC

Davanti

Davanti

カリグラフィーペンで書いたアップライトローマン。カリグラフィー業界(?)でいう Foundational Hand に近い書体で、Edward Johnston のそれよりはウェイトも軽く字幅もややコンデンス。全体的にややかっちりしつつも、エレガントさが漂う品格ある書体に仕上がっている。惜しむらくは字種がスタンダードで、オルタネートがまったくないのと、ファミリーもない事。大変綺麗な書体なので、できましたら拡張していただけませんでしょうか Stone 先生…。ちなみに筆者は、 Facebook にて Stone 先生に友達承認されている。へっへっへ。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher

Munc

Munc

以前紹介した Magma という書体のアンシャル版だそうである。アンシャル(Uncial)体とは4~8世紀頃によく使用されていた古い書体で、ラテン語で「1インチの高さ」ぐらいの意味らしい。それぐらいの大きさ(≒2.54cm)で書かれることが多かったからというのがその由来である。元々はカリグラフィーペンで書かれる抑揚のある書体だが、これはステムの太さがすべて同じ程度というサンセリフのテイストを持ったもので、結構かわいらしくて筆者は好きな書体である。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2005
Designer(s)
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Magma II

Magma II

大御所Sumner Stone(この紹介…)の新作サンセリフ。サンセリフは大体ジオメトリックかヒューマニストに大別されるが、これは、うーん…敢えて言えば、Optimaのような碑文系かもしんない。ステムは両端が太くて中程が細くなっており、端は潔く裁ち落とされていて、全体的にポッキーのようにコリッとした印象がある。かなり筆者好みの書体。5ウェイトだが、一番細いThinにイタリックはない。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Arepo

Arepo

大御所Sumner Stoneデザインの書体。インペリアルキャピタルとBodoniにインスパイアされたとあり、その通り堂々とした骨格でありながら繊細なセリフを持っている。大文字はややコンデンスで、多分大文字だけで組まれることを想定している。イタリックにはスワッシュバージョンもあり。本来はステムにラインが入ったInline というバージョンもあるはずだが、なぜかMyFontsでは扱ってない。完全なファミリーのサンプルは、Stone Type Foundryのサイトで見ることができる。

Category(s)
Design Date
1995
Designer(s)
Publisher
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