本日桃の節句。という事でこの書体を紹介。コントラストの強いぼったりしたクリームのようなブラッシュスクリプト。傾きはほとんどないアップライトで、ご多分に漏れずスワッシュオルタネートが豊富。ただし文字から大きく逸脱するような事はなく、コンパクトめにまとまっている。3ウェイトあるが、ヘアライン部の細さはほぼ一緒。ほか、スクリプト形ではない普通の字形の大文字のみの Caps がファミリーにある。オーナメントも当然あり。
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ややグラフィティ風味のある男性的でダイナミックなブラッシュスクリプト。傾きはやや弱く、コネクション部分は文字本体のストロークよりだいぶ細くなっている。字形そのものはクリアで可読性は良いのだが、その分ちょっとカッコよさというのは減ってる気がする。グリフは998もあり、バリエーション豊かな文字組みが可能。
本日は成人の日。毎年アホンダラが全国に出没するが、その最たるものが我が沖縄という悲しい現実。これ毎年恥ずかしくてねぇ…そうじゃない成人諸君、クールにね。とりあえずおめでとう。
本日は岡倉天心の誕生日。天心といえば『The Book of Tea』(茶の本)、という事でこの書体を紹介。日本茶ちゃうやんというツッコミはさておき。堅苦しさのまったくない、筆でひょひょいと書いたような柔らかくラフなブラッシュスクリプト。コネクションはほとんど取れておらず、字形にちょっとしたオルタネートはありはするもののスワッシュが付いたものはなく、オーナメントも全然なくて全体的にややおとなしめ。リガチャーはまぁそこそこある。気軽に使えるスクリプトじゃなかろうか。1ウェイトのみ。
クリスマスも近いという事で、「リース」(レンタルの意味ではない)の名を持つ書体を紹介。優しい雰囲気を持つアップライトのブラッシュスクリプトで、スワッシュオルタネートはあんまりないが、塗りつぶし(フィル)のバリエーションが5つあり、ノーマル以外は何かしらかすれている。ウェイトの数はフィル毎に違い、それぞれ3~5つほど。オーナメントにはリースの他、雪の結晶やクリスマスっぽいものがいくつか。ただいま80%オフセール中。
本日は「いい夫婦の日」だそうだがだからどうしたコンチクショウ。という個人的な感情により、まったく無関係な書体を紹介する。筆の「かすれ」まで再現されたブラッシュスクリプト。ラフなスクリプトはいくらでもあるが、ストローク途中のかすれまで表現しているスクリプトはあまりない。フォントを作ったことがある人は判ると思うが、これらはすべてベジェ曲線で表現せねばならないので、オートトレースでも使用しない限り、非常にめんどくさい作業になる。使用したとしても、データを軽くするために線を整理する必要があるだろう。いずれにせよめんどくさい(笑)。ちゃんとそれをする人には頭が下がる。字形はさほどラフでもなく、丁寧に書かれているのが判る。スワッシュオルタネートはほとんどないが、その代わりリガチャーがかなりの数がある。Doodles という簡単なイラストアイコンも付属。1ウェイト。ただいま54%オフセール中。
アップライトのブラッシュスクリプト。全然傾いてないスクリプトで、筆運びもなんだか東洋の習字っぽい感じがする。こういうのはたいてい女性が好きそうな感じのファンシーなものが多いが、こちらはなんだか無骨で結構珍しいテイストじゃないかと思う。オルタネートもあるけど字形がちょっと違うぐらいで、派手なスワッシュは皆無。代わりにリガチャーが結構ある。名前はスペイン語で「櫛でといてない」「ぼさぼさの」とかいう意味だそうな。まぁそんな感じ。
アメリカのカリグラファー・John Stevensの書いたローマンキャピタルを、立野竜一さんがフォント化したもの。ファミリーは4種あるが、ウェイトではなく平筆の「かすれ」が再現されており、そのかすれの度合いが弱いものからSable(クロテン・毛は筆によく使われる)、Badger(アナグマ)、Boar(イノシシ)、Wolf(オオカミ)という名がついている。実はコレ、2009年に一度嘉瑞工房にお邪魔させていただいた際、立野さんに開発途中のものを見せていただいた事がある。その時はネーミングに悩んでらしたが、いい名前を付けたなぁと思う。リガチャーやライズドキャピタルはやらないのですかと聞いたら、Waters Titlingとかあるからやらないということだった。代わりにいくつかの字でぶつかりを避けたりしやすいようなオルタネートが入っている。