手書きオープンフェイスローマンディスプレイ。ガタガタしたラインが賑やかな雰囲気を持った書体。どの文字も微妙に形が違うオルタネートを持っており、ガタガタ具合が一定にならないように組むことができる。小文字はなくスモールキャップスで、こちらはなぜか上下にラインが付いている。オーナメント(主にブレース)と接続詞などの短い単語がひとつのグリフに入った Ornaments がファミリーにある。あとオープンフェイスのステムをラフに塗りつぶした Bold タイプもあり。
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柔らかい雰囲気のややコンデンスなフレアセリフ。B や E、T などの上下のバーがやや内側にカーブし、全体的にカウンターも広めで明るい印象がある優しい書体。Q のテールが離れてるのが筆者好み(なんで離れてると好きなのだろう…)。字種はかなり少なく、fi のリガチャーさえもないという最近の書体では珍しい仕様である。その上ファミリーもなく天涯孤独。そんなに悪い書体ではないと思うので、今後に期待する。サンプルイメージは名前通り、ワインのラベルを模したもの。ただいま50%オフセール中。
コンデンスなモノラインの手書き風スラブセリフディスプレイ。柔らかく可愛らしい雰囲気を持っており、Pro 版にはスワッシュの付いたオルタネートもある。3ウェイトある他、フレームやオーナメント、カフェ関連のイラストアイコンの入った Extra もファミリーにある。筆者は以前、コーヒーを飲むと頭痛がするという特異体質だったが、なぜか最近それがなくなり、いまやエスプレッソマシンを購入しようかと画策するほどハマっている。なのでこの書体を紹介した(笑)。ちなみにコーヒーとエスプレッソって何が違うのかというと、エスプレッソはイタリア生まれで、深煎りした豆を特殊な機械で高圧かつ高速に抽出した苦~~~いコーヒーの事。あんまり苦いので少量で出される。イタリア人はこれを立ち飲みで2、3口で飲んで帰るとの事。その代わり一日に何度も店に寄るらしい。カフェラテは、これを多めのミルクで割ったもの。スタバでは主力商品だがイタリアでは家で飲むものとされ、店で出されることはない。カプチーノはスチーマーで泡立てたミルクでエスプレッソを割ったもの。ラテアートはこれに描かれる。カッフェマキアートは…キリがないのであとはググってください(笑)。
ややスクリプトっぽいテイストのある丸ゴシック。欧文フォントに対してこの丸ゴシックっていう言い方やめたいんだけど、なんかいい呼び名ありますか? まぁいいや。大文字にはちょっとしたスワッシュが付いており、s は頭でっかちになっているなど、全体的に可愛らしい雰囲気を持つ。Oblique はかなりスクリプト風になっている。2ウェイト。
正直あまり好みではないが、イメージがすごく美味しそうだったので紹介してみる(笑)。ボテッとした拙い線が魅力のブラッシュスクリプト。スワッシュはないが、各文字に線の太細を変えたバリエーションがあり、リガチャーもかなり豊富に揃っている。スタイルそのものは結構いい加減に見えるが、コネクションはちゃんと取れていて書体としての完成度は高い。1ウェイト。
華やかで可愛らしい、ややクラシックなディスプレイ。ほとんどの字で両サイドのアウトラインしかなく、上下はぽっかり空いており、オープンフェイスというにもほどがある書体である。セリフがくるっと巻いており、植物的な印象がある。Goudy がデザインしたにしては随分女性っぽい雰囲気がある。元は大文字しかなかったようだが、デジタル化するにあたって小文字も追加した模様。記号類ももちろんあるが、このスタイルだとダブルダガーがほとんどムカデにしか見えない(笑)。
コンデンスなアップライトのブラッシュスクリプト。’50年代のレタリングにインスパイアされたものとのこと。名前や雰囲気からしてアメリカのものを参考にしたと思われる。派手なスワッシュのオルタネートが多いかと思いきやそうでもなく、スワッシュは割とおとなしめ。リガチャーやオーナメント類もさほど多くはない。代わりと言っちゃなんだが、ウェイトは多めの4つ。ただいま35%オフセール中。元々ファミリーパックで$75とお安め。
ヘビーウェイトのサンセリフディスプレイ。一見普通のサンセリフのようだが、よくよく見るとベースラインが揃っておらず、ちょっと小躍りしているように見える。A, E, M, N が小文字型のオルタネートを持っており、ユニケースとしても組めるようになっている。コロコロとしてなかなかかわいらしい書体。やっぱりちょっと子供向けだろうか。1ウェイトのみでイタリックもなし。
なんかちょっと変わったスワッシュを持つヘビーウェイトのディスプレイローマン。ベースはモダンローマンだが、見ての通り、カリグラファーがいうスワッシュと呼ぶには中途半端なものがにゅよんと付いている。ちょっとまぁ目先が変わっておもしろいんじゃなかろうか。Illustrator の機能を使えば半自動で字形を選んでくれる Pro 版と、あくまで手動で選択する Manual があり、スワッシュの付いていない Text とその Italic、ややカーブを帯びたアップライトの Cursive がある。
クリーミーなぬちょっとしたディスプレイ。ITC Chino のファミリーとして制作されたものらしいが、ITC Chino の方は割とスタンダードなサンセリフ。比べてこちらは筆で書いたような少々手書き感のあるものとなっている。a, k, g, s は2種のグリフを持っていて、特に s はデフォルトで筆記体風になっており、おもしろいアクセントになっている。スィーツのパッケージ等によく似合いそうな書体。