傾きのないアップライトスクリプト。線の抑揚も弱く、ヘアラインというほどのものもない。リボンをのたくらせたかのような、ちょっとアメリカンなイメージのある書体である。エレガントというよりはガーリーという感じ。なんでしょう、honey mi honey とかああいう路線に似合うんじゃないでしょうか。よく知らないけど(笑)。やはりご多分に漏れずスワッシュやリガチャーが豊富だが、リガチャーには3文字以上、中には punish とか6文字、ていうか単語がそのままひとつのグリフに収まったものまである。頑張って使いこなして欲しい。2ウェイト+オーナメント。ただいま35%オフセール中。
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傾きの弱いブラッシュスクリプト。一見カッパープレートにも見えるが、多分丸筆でデザインを起こしたものと思われる。柔らかくぬちょっとした感じが特徴で、この書体で「Milk Chocolate」と書けばそれだけで美味しそうである。やっぱりというかなんというか、スワッシュとリガチャーが豊富に揃ってる。一応 Italic と名のつくファミリーがあるが、やっぱりほとんど傾いていない代わりに、スワッシュが少々ハデにぐるぐるしている。作者はフィンランドの若い男性だが、このようにちょっと女性的な雰囲気を持ったスクリプトを多数発表している。ただいまクリスマスセールで10%オフ。元々$45しかしないので値引きはちょこっと(笑)。
イタリックディスプレイとでも言おうか。昔の板チョコのロゴに使われてそうな書体である。レギュラーでやや太めのウェイトでコントラストが強めであり、ヘアラインの先端にイヤー(gのみだっけ?)とかドットとか呼ばれる丸い飾りが付いている(昔はケルンとか呼ばれていたが、海外にそんな用語はないと小林さんが著書にて否定)。全体的にうにょってなっており、g の下のループが閉じてないのが大きな特徴。スワッシュはないが、リガチャーが結構豊富。Ultra ThinからBlackまで10ウェイトあり、RegularとBoldは無料のトライアル版がある。投稿時点で40%オフセール中。
昨日やたらFacebookで宣伝していたので紹介(笑)。手書き風のステムに繊細なヘアラインのスワッシュが付いたディスプレイ。ヘアラインの一部はステムに寄り添って二重線になっているが、これがないスタンダードなものもある。書体そのものも手書き風味が強く、またこれに似合うロンバルディックスタイルのキャップスも付属している。こちらはフレームで囲ったものもあり。オーナメントも充実。全体的にガーリーな雰囲気満載の書体である。ただいま初売50%オフセール中。どうでもいいけど、Fantasyって名前ありそうでなかったね。
アール・デコスタイルのジオメトリックサンセリフ。x-ハイトが極端に小さく、アセンダーやディセンダーを長く取っている。大文字も腰高だったり腰低(こんな日本語ある?)だったりで、明らかに本文向きではない。サンプルイメージにあるようにいくつかの字は異体字を持っていて、好みによって使い分けが可能。小さなスワッシュの付いたオルタネートも多数あり、組んでいておもしろいだろう。ウェイトは数字で表されており、一番細い10から最太の65まで5刻みで12ウェイトある。
本日筆者の誕生日なのでこんなイラストフォントを。何の説明もいらないだろう。この辺に重宝するだろうと思われるが、あんまりグリフ入ってない(笑)。アメリカでは誕生日の人本人がパーティを企画して人に集まってもらうらしいが(指輪物語でもそうだったなぁ)、私は日本人なのでもちろんそんな事はしない。そもそもパーティ嫌いで滅多に行かないしな…。♪ハッピハッピ~バ~スデ~ ケ~キぃのキャ~ン~ド~ルぅを~
日常手書き風のポインテッドニブスクリプト。線にかすかに抑揚がある程度で、ほとんどボールペンで書いたような書体である。19世紀アメリカの女流詩人、Emily Dickinson という人の筆致から起こしたものらしい。本人は自分の書いたものはすべて燃やして欲しいと遺言したそうだが、妹のLaviniaはそうしなかったそうだ(ひどい)。まぁでもそのおかげで生前無名だった彼女は有名になり、一方でこんなステキなスクリプトが出来上がったのだから、人生何が起こるか分からない(死んだ後だけど)。かなり傾斜しているものの、繊細でかわいらしいスクリプトになっている。スワッシュよりもリガチャーが大変豊富。1ウェイトのみ。33%オフセール中。
スワッシュいっぱいのコンデンスなサンセリフ。サンセリフというよりはモノラインと呼んだ方がいいぐらいにステムの太さに差がなく、やや手書き感も残っている。見ての通りスワッシュが豊富だが、これらが付いてるのは大文字だけで小文字にはないので、色々遊びたければ大文字を多用するしかない。8ウェイトとウェイトは豊富だが、イタリックはなし。ポップな中にもちょっとした優雅さを演出したい時に。
可愛らしいブラックレター。字形の分類的には間違いなくブラックレターに入るだろうが、こんなにファンシーな印象のものも珍しい。全体的に丸いフォルムが強調され、字間がかなり広め取られており、軽めに仕上がっている。アウトラインのみのオープンフェイスと、それを反転させた塗りつぶし部分のみのもの、それとシャドーのものがあり、これらを色分けして組み合わせればさらにファンシーな印象に。「スワッシュやリガチャーもいっぱいあるよ」と説明文にはあるが、見当たらない…(笑)。