ライトウェイトのシックなディスプレイ。かなり細めのジオメトリックなローマンで、雰囲気は大変シックでエレガント。P や R のボウルがほぼ正円になっている所が変わってる。小文字のグリフはあるが、サイズは大文字と同じなので、実質ユニケースのようになっている。画像には書体名の左上に楕円で囲まれた NEW の文字があるが、このように楕円に囲まれたいくつかの単語がキャッチワードとしてひとつのグリフに入っている。1ウェイト。
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ちょっと変わったラグジュアリーなディスプレイローマン。基本はコントラストの強めなモダンローマンで、あちこちにゅよっとしたカーブが入っているところが特徴的。特に A は小文字と合体したようなグリフで大変おもしろい。ゴージャスかつエレガントで、やっぱり女性向けとなるだろうか。作例ではミキモトの広告を模したものも作ってあるんだが、いいのだろうか…(笑)。1ウェイト。
ややヴィンテージ感のあるキラキラデコラティブなディスプレイ。基本はモダンローマンだが、見ての通りクリスマスツリーみたいにこれでもかという感じでオーナメントが付いたオルタネートがある。多い文字で5種もあり。可読性はかなり苦しいが(笑)、まあそんなのはこの手の書体に求めてはいけない。好きなだけ飾り付けを愉しめばよかろう。1ウェイト。
エレガントなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はかなりのライトウェイトで、見ての通り非常に変わったグリフをしている。アール・ヌーヴォー風味があるだろうか。いくつかの文字にはオルタネートがあり、スワッシュとかではなく、グリフそのものが違うものが入っている。リガチャーもあり。スクリプトの方はダイナミックなモノラインで、シグネチャータイプと言えるだろう。やっぱり女性向けかなという感じ。それぞれ1ウェイトのみ。
ラグジュアリーなモダンローマンディスプレイ。コントラストが非常に強いモダンローマンで、ややコンデンス気味でセリフはかなり小さい。見ての通り、ティアドロップの付いたスワッシュオルタネートとリガチャーが多数用意されており、個性的な文字組みが楽しめる。ロゴなどで強力に力を発揮するだろう。11もウェイトがあるが、ヘアラインに変化はないので、小さく使うのは無理だろう。大きく派手に使って欲しい。名前は多分日本語の「影」だろう。元々かなり安いが、ただいま50%オフセール中で1,000円ちょい。
なんとも形容しがたいフレアセリフ(?)ディスプレイ。極端に細く短いステムに、魚のヒレのような巨大な三角形のセリフが付いた、と表現していいのだろうか。そんなような、ちょっとレトロ感のあるポップなディスプレイである。イラストのお魚(笑)で表現されているように、ノーマル以外に字幅の細い Condensed と、幅の広い Expanded があり、それぞれに10ウェイトずつある。全部包括したバリアブルフォントもあるので、Illustrator 等の対応アプリを持っていれば、これひとつを購入すればいいだろう。
粘り気多めなディスプレイローマン。コントラストの強い太めのモダンローマンに、見ての通りこれでもかとねっちょり感がたっぷり乗ったスワッシュオルタネートやリガチャーがふんだんにあるゴージャスな書体である。この辺の書体は慣れないと衝突だらけでただただ読みづらいものができてしまい、センスよく使うのはなかなかハードルが高いが、使いこなせればかなり目を引くロゴが作れると思う。やっぱりちょっと女性向けだろうか。7ウェイトとファミリーも豊富。
なんとも分類がしづらいディスプレイ。基本はコントラストの強いモダンローマンからセリフを落としたような書体だが、一部フレアセリフのようにステムの端が広がっており、それもベルボトムのように裾だけ広がってるのではなく、フレアスカートのように全体的に広がっている。開発元は chiseled sans-serif と呼んでるようである。グリフも少々変わっていて、リガチャーも多く、繋がり方も独特。なかなかおもしろい書体である。結構ラグジュアリー感があるので、先鋭的なファッションブランドとかに似合うと思う。2ウェイト。
言葉では何とも説明しづらいディスプレイ。基本は Didone に近いコントラストの強いジオメトリックなローマンで、コントラストの付け方はアール・デコ風。バーや斜めのストロークがある字はそこで上下あるいは左右に分かれており、かなりおもしろい独特な形をしている。この文字に似合うヘアラインにティアドロップの付いたオーナメントも付属している。可読性に難はあるがラグジュアリー感があり、ファッションや化粧品などによく似合うと思う。大文字のみで1ウェイト。
これもバレンタイン向けといえばそうかな。最近発表されたディスプレイ。見方によってはモダンセリフにも分類できると思う。それをさらにデコラティブにしたものと言えるだろう。ヘアラインが細すぎるので小さく使うのには不向き。Didotのように高級女性ファッション誌などに大きく使うといいだろう。アップライトとイタリックが2ウェイトずつ、それとそれらのデコラティブバージョンがある。オーナメントもあり。販売サイトではかなり豊富な組版事例を見ることができるので、一見の価値あり。特にオーナメントだけで組んだパターンは、チョコレートの包装紙なんかに良さそう。