本日は007シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドの初代を務めた名優ショーン・コネリー(Sir Sean Connery)の誕生日(1930)。スコットランド出身の氏に敬意を表してこの書体を紹介。つい最近発表されたスコッチローマン。スコッチと言えば Century に代表されるように、アクシスが垂直に近くコントラストの強いトランジショナルだが、その特徴がよく出ており、ネーミングにも「これぞスコッチだ」という強い意志を感じる。オプティカルファミリーで、本文向きの Text、大見出し向きの Display、小見出し向きの Deck があり、それぞれに6ウェイトあるが、Deck だけイタリックがない。字種はプロ仕様で、スモールキャップスやオールドスタイル数字も一通り揃っている。ただいま50%オフセール中。
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版画で彫ったようなローマン。プロポーションはスタンダードなオールドスタイルで、小さいサイズだと一見普通だが、拡大すると見ての通りエッジがものすごくガッタガタ。15世紀ヴェネチアのレタリングにインスパイアされたとある。なんとなくコンセプト的に小林章さんの Conrad に似ているかなーという感じ。ディスプレイっぽいが本文用を想定して設計されているようで、必要な字種はバッチリ揃っていて可読性もよく、x-ハイトも小さくて意外とエレガント。6ウェイト。ただいま50%オフセール中。
カジュアルな雰囲気のフレアセリフ。碑文から起こしたとあるが、あまり洗練されてないので、かなり古いものを参考にしたと思う。とは言えプロポーションはスタンダードで結構読みやすい。イタリックもしっかりデザインされており、ウェイトも5つあって、本格的な組版にも十分耐えうる。以前は Sherpa Sans という名前だったようだが改名した模様。有名なタバコのジタンとはスペルが違う(Gitanes)。ただいま50%オフセール中。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。ヒューマニスト風味を持った読みやすい本文用のジオメトリックが流行って久しいが、こちらもその類。代表格の Brandon Grotesque よりx-ハイトが大きく、雰囲気よりは可読性重視の模様。a に2階建てを採用し、オルタネートはないが、代わりにキリル文字をサポートしている。イタリックはオブリークタイプ。9ウェイトとビッグファミリー。ただいま75%オフセール中。
可読性の良い本文用ジオメトリックサンセリフ。基本的にはジオメトリックではあるものの、字形がだいぶ調整されてて文字として自然な形になっている。a や g には2階建てが採用されてるが、ジオメトリックらしく1階建てもオルタネートである。Q のテールが離れてるのがカワイイ(くっついてるのもオルタネートである)。また大文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがあって、見出しにアクセントを付けることが可能。ウェイトも7つとビッグファミリー。
本日アメリカ独立記念日だがもうネタがないのでスルー。ぬちょっとしたオーガニックなローマン。シルエットはモダン寄りだが、セリフは細いものの真っ直ぐな冷たい感じはなく、曲線が多用され、植物的なニュアンスが多分にある。モダンローマンではあるが Regular 以下はさほどコントラストは強くなく、本文用として使ってもチカチカせずに読みやすいと思う。というか本文用だろう。字種はそこが想定されているようで、豊富に用意されている。ウェイトも6つと結構多い。
コントラストがほとんどないモノラインのヒューマニストサンセリフ。プロポーションはスマートすぎず親しみやすく読みやすい字形である。大文字にはサンプルにあるようにスワッシュオルタネートがある。リガチャーも多少あるかな。数字は各種揃っている。ギリシャ文字もサポート。8ウェイトと大ファミリー。名前の plusquam はラテン語で more than という意味らしい。「凌駕する」と考えていいのかな? ただいま40%オフセール中。
しまったこの書体を紹介するタイミングを逃した…まあいいや知らんぷり(笑)。6月1日は World Milk Day だったのでこちらを紹介。ちょっと変わったラウンドサンセリフ。ややモノスペース気味で、a や r のフックした所が直角に曲がっている所が特徴的。8ウェイトもあるが、それとは別にアップライトのスクリプトがあり、さらに様々なバージョンのディスプレイが揃っている。ラフに塗りつぶされた Casual、影付きの Shadow、ほかインラインやアウトライン、シャドウのみがある他、牛柄がある所がカワイイ。全部で42種類とビッグファミリー。キリル文字もサポート。
本文用で実用性の高いジオメトリックサンセリフ。名の通り役所の定形様式とかで使えそうな、クセがなく非常に可読性が良い書体である。というぐらいしか特筆すべきこともなく(笑)、超普通である。それだけに大変汎用性は高い。字幅は4種類あり、それぞれにイタリックを持ち、10ウェイトずつあって、計80種という超ビッグファミリー。ただいま半額セール中。
現代的な本文用ローマン。コントラストが弱くややモノライン気味で、セリフも太め。どちらかというとスラブセリフに近いイメージのローマンだが、x-ハイトが小ぶりでイタリックはスワッシュの付いたオルタネートがあるなどカリグラフィー風味が多分にあり、クラシックな雰囲気はある。オプティカルになっており、本文用の Text、見出し用の Display、キャプション用の Caption がある。Text と Display は2ウェイトしかないが、Caption は5ウェイトある所が変わってる。全体的に字間が広めで軽く読みやすい書体。ただいま50%オフセール中。













