しまったこの書体を紹介するタイミングを逃した…まあいいや知らんぷり(笑)。6月1日は World Milk Day だったのでこちらを紹介。ちょっと変わったラウンドサンセリフ。ややモノスペース気味で、a や r のフックした所が直角に曲がっている所が特徴的。8ウェイトもあるが、それとは別にアップライトのスクリプトがあり、さらに様々なバージョンのディスプレイが揃っている。ラフに塗りつぶされた Casual、影付きの Shadow、ほかインラインやアウトライン、シャドウのみがある他、牛柄がある所がカワイイ。全部で42種類とビッグファミリー。キリル文字もサポート。
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本文用で実用性の高いジオメトリックサンセリフ。名の通り役所の定形様式とかで使えそうな、クセがなく非常に可読性が良い書体である。というぐらいしか特筆すべきこともなく(笑)、超普通である。それだけに大変汎用性は高い。字幅は4種類あり、それぞれにイタリックを持ち、10ウェイトずつあって、計80種という超ビッグファミリー。ただいま半額セール中。
現代的な本文用ローマン。コントラストが弱くややモノライン気味で、セリフも太め。どちらかというとスラブセリフに近いイメージのローマンだが、x-ハイトが小ぶりでイタリックはスワッシュの付いたオルタネートがあるなどカリグラフィー風味が多分にあり、クラシックな雰囲気はある。オプティカルになっており、本文用の Text、見出し用の Display、キャプション用の Caption がある。Text と Display は2ウェイトしかないが、Caption は5ウェイトある所が変わってる。全体的に字間が広めで軽く読みやすい書体。ただいま50%オフセール中。
英国風味あふれるヒューマニストサンセリフ。Edward Johnston の書体にインスパイアされ、とあるが、ほぼ Underground まんまかもしんない(笑)。Underground よりはやや小文字が小ぶりで、字幅やカウンターがコンパクトだろうか。アセンダーやディンセンダーも伸び伸びしている。サインよりは本文用を想定していると思われる。字幅は3種類、各8ウェイトとビッグファミリー。モノスペースの Codex というバージョンは無料でダウンロード可能。ただいま90%オフという驚異的なセール中。ぜひ買うべし。名前はジョンストンの出身地であるウルグアイの都市名だそうだ。…え? ウルグアイ出身だったの? ええ?
2015年に発表された Noyh のジオメトリック版。ていうか元々がジオメトリックなのに Geometric なんてどういう事やねん。と思い細部をちょっと見てみた所、前作では落とされて丸くなっていたコーナーが角ばり、Q のテールが真っ直ぐになるなど、全体的によりシンプルになっている。ま、違いと言えばそんぐらいだが、筆者的にはこちらの方が好みかな。9ウェイト。ただいま85%オフセール中。
やたらカウンタースペースの大きなヒューマニストサンセリフ。字をとにかく大きく見せる工夫がされており、可読性は良好。あちこちエレメントがちょっと変わった形をしているのが特徴的。あと昔の活字のように、鋭角部にインクの「逃げ」が打たれている(インクトラップ)。p や v などを拡大してみれば判るだろう。字種は豊富で、これにも肩付きの小文字(lowercase superscript)があるんだが、これ何に使うのやら…数式かな。誰か知ってます? 8ウェイト。ただいま40%オフセール中。
微妙にほんのちょっぴりフレア気味なサンセリフ。基本的な骨格はヒューマニストだが、字形がちょっと独特で、a のボウルが異様に低かったり、g は2階建てながら頭の方が大きかったり、k のアームがフックしてたりなどなど、結構個性的である。特に g のイヤーが垂直なのは斬新だろう。とはいえ、全体的に可読性は良好。10ウェイトもあって使いごたえがある。名前のティカルはグアテマラにあるマヤ遺跡の事。樹なつみの「OZ」懐かしいなぁ。「19の…髪の色だ…」誰も知らないか(笑)。
クラシックな正統派オールドスタイルローマン。書籍などの本文用を想定して設計されており、とにかくスタンダードで読みやすい。N や M のショルダーにセリフがない所がローマンキャピタルを踏襲しており、好感が持てる(笑)。字種も大変豊富で、「長い s」を持ってたりする。変わってるのが上付き・下付きの小文字がある所。これ何に使うのだろう…。イタリックはこの種としてはやや幅広。一見 n のような形をした、とても古いタイプの w のオルタネートがあるのが個人的に非常に嬉しい。6ウェイト。安売りしてくんないかな…(笑)。

ややファンシーな風味のあるスラブセリフ。x-ハイトが大きくカウンターも広め、字幅は一定で現代的な骨格をした書体で可読性は良く、字種も豊富で、ちょっとした長文にも対応可能かと思われる。イタリックもあるが、変わっているのは「イタリック字形のアップライト」がある所。イタリックのダイナミックな字形をほぼそのままに垂直に立てて、「Up」という名をつけている。f のディセンダーがなくなっているなどちょっとした違いはあるが、g や y のディセンダーがループしているなど、結構かわいらしい雰囲気を醸し出している。3種それぞれ9ウェイトとビッグファミリー。投稿時点でイタリックだけ Heavy がないけどアップし忘れかな…。ただいま85%オフと大出血サービスセール中。
本日は「ジャムの日」だそうなので、JAM Type Design の書体を紹介。みんな大好きジオメトリックサンセリフ。まぁよくあるジオメトリックだが、a が2階建てになったり、t のフットがちょっと曲がってたりと少し読みやすいように調整されている。字幅はほぼ正円の O に全体的に揃えてあって、広めである。イタリックがオブリークタイプで、なんだかちょっと機械的に傾けただけのような感じがしてちょっと残念。a を1階建てにするだけでもちょっと変わったかなと思うが…。かなり細いウェイトもあって、そちらは結構オシャレ。7ウェイト。ちなみに沖縄には「とうま(當間・当間)」さんという名前の人が結構いる(笑)。