バレンタイン特集ラストはこちら。その名も「ラブ・ストーリー」という、ライトウェイトで手書き感のあるかわいらしいディスプレイ。多少スクリプト感もある。結構細いので、大きめに使うといいだろう。オーナメント類がまたかわいらしい。値段も$36とお得。今日現在は30%オフ。それではみなさん、Happy Valentine’s Day! ♪だ~れ~よ~り~もき~っと~ あ~い~し~て~いる~けど~
Archive: February 2014
ソチオリンピック真っ盛りなのに、そういやロシアに絡めた書体紹介してないやと気づいたのでこちらを。ロシア人デザイナーが制作した、非常にエレガントなサンセリフ・ディスプレイ。女性誌や化粧品などの広告で力を発揮しそう。大文字に多数のリガチャーを含んでいる。見た目に特にロシアっぽさはないが、キリル文字がある所はさすが。
「気球を操縦する人」(日本語に単語あるかなぁ)という名のブラックレター。見ての通りエラくツンツンしており、19世紀頃に流行ったスタイルだなぁと思ったらその頃のドイツの書体見本をヒントにしたと解説してある。こういう書体はいくつもあるが、これが他と違うのはセリフや飾り部分がセパレートになっており、色を変えるのが容易になっている(サンプル画像のPやr、tを参照)。ファミリーとして飾りの付いたものと、飾りを排除して幾分読みやすくした Plain、飾りを付けるベースになる Base およびそれと組み合わせて使う飾りとして Parachute と Balloon がある。
建国記念日という事で日本的なものをご紹介。小林章さんによるオーナメント。名前の通り、日本的な文様をフォント化したものである。松竹梅の他、牡丹や菖蒲、小林さん家の家紋だという「二つ松葉の丸に篠笹」などなど。青海波などの波模様は、そのままベタ打ちすればキレイなパターンが作れる。
日本人デザイナー・立野竜一氏によるスクリプト。2003年、Linotype主催のタイプデザインコンテストのディスプレイ部門で1位を獲った書体である。大文字の重なりあう二重線が美しい。カリグラフィーにも造詣の深い氏ならではである。大文字の二重線を除き、スワッシュを抑えた Text というバージョンと、二重線を分割した Separate がある(色違いで重ねるのに便利)。ちょっとしたオーナメントもあり。ちなみにピルエットとはバレエのターンの事。
こんなに出して来年はどうするんだろうと思うぐらいのバレンタイン特集(笑)。フランス語で「愛」の名を持つディスプレイ。コンデンスなローマンだが、よくよく見ると線がぐにょぐにょ。手書きではあるものの、極力注意して手書きのニュアンスを消している。が、それが逆に温かさを醸し出している。アップライトとイタリック、それぞれ2ウェイトずつ。これもやっぱりオーナメントやフレームが充実している。
画家ポール・セザンヌの筆致をフォント化したスクリプト。元々、フィラデルフィア美術館での展示会のために作ったらしい。一時期欧米ではこれを使うのがかなり流行っており、色んな広告で使われてるのを見た。しかしその流行は日本にはまったく伝播せず(笑)。日本人には読みづらかったのかもしれない。オルタネートが2種入っており、多数のリガチャーがある。そして実は、サンプル画像にあるようなスケッチも全部フォント化されている。簡単にイラスト付きのデザインができるワケだ。アーティストな彼のためにこんなんもバレンタインにいかが?
懲りずにバレンタイン特集を再開。「あなただけよ」という名の、Carlinoと似た太めのペンで手書きしたような柔らかいディスプレイ。ユニケースで大文字小文字の区別はない。LightとBoldの2ウェイト(あんま差は感じない)に、イタリックと、ボウルが塗りつぶされたHoleというバージョンがある。この手の書体の御多分にもれず、可愛らしいオーナメント類が充実してる。♪おんりゆーううーううぉうぉうおー(これ知ってる人は結構年です)。
本ブログのロゴに使用している書体。Trajanと同じく、古いローマの碑文を元にデザインされた堂々とした美しいローマン。Trajanよりは手描き感が薄く、やや人工的。3ウェイトあり、ファミリーとしてややデコラティブなバージョンもある。元々Google FontでWebフォントとして自由に使用できるものだが、ダウンロードしてグラフィックにも使用できるようになっている。商用利用も無償。Adobeのソフトを買うとTrajanが付いてくるのでいらないとか思うかもしれないが、目先を変えてみるのもいいと思う。デキに関してはTrajanにも引けをとらない。名前はポルトガル語で工具の鑿(のみ)の意。
本日節分ということで、まめまめしいフォントを。見ての通り、枝豆をモチーフにしたフォントである。シルエット的には羊に見えなくもない(これまた見ての通り)。デザイナーは日本在住のようだが、詳細が書かれてないので日本人かどうかは不明。とはいえ同じモチーフでひらがなフォントもあるので、おそらく日本人だろう。ちなみに枝豆の中身をさやから取り出して乾燥させたものが大豆。なので同じもの。お~には~そと~。