Monotype

Archive: June 2016

Jonesy

Jonesy

太めのモノラインスクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトはアップライトでかなり可愛らしく仕上がっており、スワッシュはないがリガチャーが異様に豊富。オルタネートも含め700ほどのグリフがある。サンセリフの方は大文字のみで、よくよく見るとあちこち不揃いで躍動感がある。どちらもキリル文字もサポート。キュートさを演出したいウェディングにどーぞ。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher
Rudy Vanderlans (編) / Gingko Press / 2016年
Emigre Fonts: Type Specimens 1986–2016

あの Emigre の書体見本帳。Emigre は書体を発表する度、小さな見本帳も同時に発行していたが、それを1冊にまとめたものである。10年ほど前にも Volume 1 として12書体分をまとめたものを100部限定で発行(ちなみに筆者はシリアルナンバー11を所持)していたが、一向に Volume 2 以降が発行されていなかった。それがこの度、大幅に収録数を増やして1冊にまとめたらしい。700ページ以上あって辞書みたいな分厚さがあるが、ノンブルは小冊子のものをそのまま掲載しているので、実際のページ数とは合ってない。あしからず。

Okojo Pro

Okojo Pro

ジオメトリックのサンセリフとスラブセリフのミクスドファミリー。基本的に Futura のようなジオメトリックなのだが、Futura よりは印象として丸っこい。i や j のドットや記号類が結構目立つし、MyFontsのサイトで見る限りステムの幅にもなんだかムラがある気がする。これが低解像度ゆえのレンダリングの不具合なのか、実際にそういう設計なのかは不明。それぞれ Display というバージョンもあり、こちらは角が落とされているほか、x-ハイトが大きかったり数字のデザインが違ったりすると説明にはあるが、違ってるかコレ…? 何かとナゾの多い書体である。ウェイトはそれぞれ3つずつ。ちなみにオコジョって、あの冬には真っ白になるイタチ科の動物の日本名だよね。なんでこんな名前なんでしょ。やはりナゾである。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

LeBrush

LeBrush

平筆で書いたローマンキャピタルスクリプト。以前紹介した Turquoise と同タイプの書体だが、こちらはやや威風堂々感が弱くカジュアル気味で、手書き感がよく残っている。こちらも通常はない小文字があり、スワッシュの付いたオルタネートも豊富にある。10ウェイトもあり、さらにはオーナメント類の他、銅版画風のクラシックなイラストアイコンも多数収録されている。MyFonts のページにはかなりの数のサンプルがあるので、そちらもご覧頂きたい。これもウェディングにはよくマッチするだろう。ただいま72%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015–6
Publisher

Prangs

Prangs

クラシックで Didone なイタリック。アップライトはなくイタリックのみのファミリーで、元は19世紀のプロシア系アメリカ人、Louis Prang という人が出版した学校向けアルファベットの教科書にあった書体だそうである。傾きとコントラストが強くコンデンスで、ほとんどの文字にヘアラインのスワッシュが付いたオルタネートがある。カッパープレートスクリプトの代わりに使えそうなので、これもウェディングなどに。3ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインの細さはほぼ同じ。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Rockwell

Rockwell

本日6月9日は(音楽の方の)ロックの日だそうだ。とゆーわけで名前以外何の関係もないが(笑)Rockwell という書体を紹介する。元は世界初のジオメトリックスラブセリフ(と説明には書いてある)である Litho Antiqua という名前で1910年に発表されたものをリファインしたものだそうだ。Monotype のライバルである Linotype が開発していた同じ種類の書体 Memphis の対抗馬として作られたとある。違いがよくは解んないが(笑)、Memphis は太いウェイトの r のイヤーがドットになっている。他にも細かい違いはあるだろう。比べてみるのも楽しいかもしれない。

Category(s)
Design Date
1934
Designer(s)
Publisher

Pleiad

Pleiad

柔らかく派手さ控えめなカリグラフィックイタリック。名前のプレアデスは、元はギリシャ神話に出てくるアトラスとプレイオネの7人の娘の事だが、牡牛座にあるプレアデス星団としての名前の方が有名だろう。この非常に美しい星団は、日本では「昴(すばる)」と呼ばれている。この7人姉妹にならい、この書体も7つに分かれており、それぞれに姉妹ひとりひとりの名が付けられている。違いは特になく、単に字形のバリエーションなので、ひとつのファイルにまとめてオルタネートにしてくれた方が使い勝手が良かったな~、というのはヤボかしらん(笑)。こちらもウェディングにどうぞ。由来もロマンチックだしね。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Lubaline

Lubaline

なんだかアラベスク文様のようなディスプレイ。例の南米のスクリプトの名手の新作で、アメリカの有名なグラフィックデザイナー、Herb Lubalin の書体にインスパイアされて作ったものだそうだ。Copperplate Gothic のような小さなセリフの付いたコンデンスなサンセリフで、オルタネートに見ての通りぐにょんぐにょんのフローリッシュオルタネートが付いている。ウェイトはないが、ノーマルなソリッドタイプの他、影付きや白抜きなど7つのバリエーションがある。ただいま20%オフセール中。こんなんもウェディングに使えるかな?

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Piano Lesson JNL

Piano Lesson JNL

昔から日本では、「芸事は6歳の6月6日に始めよ」と言われてるらしい。そうすると上達するとか。なんでそんなオーメンな日なのかはよく知らないが、まぁそんなこんなで習い事と言えばこれ、ピアノレッスンたらいう名を持つ書体を紹介。1940年代に発行された大人向けピアノ楽譜集のタイトル文字にインスパイアされたそうな。そのちょっと前に流行ってたアール・デコの雰囲気を持った書体である。小文字はなく大文字のみ。ちょっと野暮ったいが、そこがまたいいんじゃないでしょうか。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Kuenstler 165

Kuenstler 165

エレガントなディスプレイローマン。Rudolf Koch の Koch Antiqua(またはLocarno)をリファインしたものだそうである。カリグラフィー風味が多分にあり、それ方面でも名を馳せていた Koch のテイストがよく出ている。キャップハイトやx-ハイトがかなり大きく、縦のステムは下の方に行くに連れ若干細くすぼまっている。g の字形は非常に特徴的。本文向きではないが、洒落た雰囲気があるので端物印刷に重宝するだろう。オリジナルにはなかったキリル文字も追加されている。2ウェイト。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher
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