ライトウェイトのスラブセリフディスプレイ。こういうのも一応ジオメトリックというのだろうか、結構幾何学的なラインで構成された書体である。雰囲気的にはアール・デコでもあるだろうか、レトロでかわいらしい。4ウェイトあるが、一番重い Medium でも名前の通りミディアムなので、あまり小さくは使わない方がいいだろう。オルタネートは残念ながらナシ。
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ゲーム序盤で重宝しそうな名前のディスプレイローマン。コントラストが非常に強いが、モダンローマンとは違いセリフがかなり曲がっており、レッグやテールなどもにゅよっと伸びてオーガニックな雰囲気が強く刺々しい。全体的に幅広で、小文字もアセンダーやディセンダーが短く、上下ではなくあくまで水平方向にどっしりしている。大変アンティーク風味が強く、ファンタジー映画やRPGなどのタイトルに使えそうな書体である。フィルのないアウトラインタイプもあり。1ウェイト。
とてもエレガントな風味があるジオメトリックサンセリフ。他の類似書体と字形にさほど違いはないが、x-ハイトが小さくアセンダーとディセンダーを大きく取っており、かつ字間をやや広めにとってあって、それが余裕を感じさせるのか、とてもエレガントな雰囲気があって非常によろしい。特にオールドスタイル数字がなんだか可愛らしい。可読性も良好で6ウェイトとファミリーも十分。これから人気が出そうな書体である。名前はトルコ語で graceful、「優雅な」という意味らしい。名に恥じない書体だと思う。ただいま88%オフセール中。
コロコロしてかわいらしいジオメトリックサンセリフ。余計な線がほとんど省かれており、g などの字形が非常に独特で全体的にディスプレイ感が強く、あまり本文向きではないだろう。サンプルイメージはタイポグラフィの教科書でよく見るような、字間とカウンターのピッチがキレイに揃っていて素晴らしい(笑)。イタリックはオブリークタイプ。4ウェイト。ただいま80%オフセール中。
ジオメトリック過ぎないジオメトリックサンセリフ。この種としては、筆者が見た中ではかなり出来がいい書体だと思う。幾何学をベースにしながら、文字として自然な形になるよう調整されている。特に S は Futura などと比べて欲しい。B が頭でっかちなのと、a と g に1階建てと2階建ての両方のグリフを持っているのが特徴。数字はライニングとオールドスタイル2種あり。ファミリーは全部で32種とあるが、スモールキャップスはオルタネートではなく別ファミリーにカウントされてるので、実質16種8ウェイトである。別バージョンに Halis Rounded があり、パッと見違いがないように見えるが、よくよく見るとカドがほんの少し丸くなっている。大きく使った時に刺々しさが軽減されるだろう。Halis Grotesque/Rounded 共にただいま90%オフでたったの$19。この質のいいフォントを買うなら今。
最近流行りのマルチスタイルファミリー(勝手に名づけた)。ひとつのファミリー内にローマン、サンセリフ、スクリプト、オーナメント類が揃ったもの。こういうタイプは手書き風が多いのだが、これはきっちり作ってある。どのスタイルもインラインがある。やはり少々ガーリーな雰囲気があるが、今まで見た中では一番好きかも。名前はトルコ語で「ブレンド」という意味らしい。現在初売りセール中でなんと90%オフでたったの$19。もう私は買いました(笑)。