サンプルイメージの時点ですでに見づらいほど細い(笑)ディスプレイサンセリフ(色のせいでもあるが…)。一見ただのジオメトリックのようだが、オルタネートにサンプルイメージのようなくりんくりんなオーナメントが付いている。普通のスワッシュとは違い二股に分かれており、カーブも強く小さいのでほとんど唐草文様である。ガーリーな印象が強いのでその辺の用途に。2ウェイトあり、Bold でやっと普通の太さという感じ。
Category: Sans Serif
サンセリフとセリフの合体ファミリー。同じ名前でサンセリフとセリフ書体を別々に発表する例は結構あるが、このように同じファミリーとして発表してるのは珍しい。サンセリフは何というか「巻き込み」が少ない。例えば C などは右側がすっぱり開いていて潔い。x-ハイトも大きめでスッキリして読みやすい。セリフの方はややボテッとしているが、プロポーションはオーソドックスなオールドスタイルという感じ。両方ともに同じサイズで大文字小文字の字形が入り混じった Unicase があり、サンセリフの方はコンデンス体もある。ウェイトも豊富で、色々あわせて全部で36種類。ただいま66%オフセール中。フレッシュレモンになりたいの~♪
エレガントな印象のあるヒューマニストサンセリフ。g の2階建てが縦に伸びてて美しいのと、Q のテールがぐんと伸びて堂々としているのが特徴。イタリックもちょっとフニャッとしていて柔らかい。字種が非常に豊富で、中央ヨーロッパやトルコ語などのアクセント付きはもちろん、ギリシャ文字やキリル文字、果てはアルメニア文字までサポート。数字もライニングとオールドのタビュラーとプロポーショナル、さらに丸数字まである。ノーマルが7ウェイト、Displayが3ウェイト。全部揃えると$750と高額だが、ただいま75%オフセール中。長文を組む機会の多い人は、買っておいて損はないだろう。
ステムに抑揚があり、クラシックなプロポーションを持つ Optima 系サンセリフ。Optima より手書き感が強く、特にイタリックにはスワッシュもあり、イタリックだけ見ているとスクリプトかと見まごうほど(言い過ぎ)。レギュラーと、ウェイトの軽い見出しで映える Display、小さなサイズで読みやすい Micro バージョンがある。レギュラーは5ウェイト、Display は7ウェイト、Micro は2ウェイトある。Optima もそうだが、正直このテの書体は他に合わせる書体に困る。いろんな書体の特徴を少しずつ併せ持っているので、何を選んでもちょっとカブるからだ。なので、このようにファミリーが豊富な事が結構重要。ファミリーが豊富なら、これだけで完結できるので。名前はアイスランド語でバーチ(樺)らしい。
可読性の良いジオメトリックサンセリフ。ジオメトリックながら a には2階建てを採用したり、I にはセリフをつけたり、g や s などをムリに幾何学に当てはめずに自然な形にしたりと色々と可読性に配慮がなされている。小文字に手書き感を強く加えた Alt と、小文字のグリフに大文字を入れた Caps というファミリーがある。Caps は何に使うんだろう…まぁテキストを変更せずにすべて大文字に切り替える事はできる。6ウェイトあり、コンデンスバージョンもある。一番太い Black にはインラインバージョンもあり。キリル文字もサポート。
一応サンセリフには分類してみるものの、それでいいのかどうか判らない書体。筆でもって書かれたかのように線に伸びや抑揚があって、かわいらしく柔らかい雰囲気を持つ。という事以外、他にこれといった特徴はないが(笑)、とても筆者好みである。Palatino Sans Informal と似てるかなという感じ。5ウェイト。名前は多分カプチーノかと思ったら「キャプシーヌ」と読むっぽい。
コンデンスで字形にやや奇抜さが目立つサンセリフ。波をモチーフにしたとあり、確かに所々にかなり微妙にへにゃっとしたカーブが付いているが、全体的にはコリっとした印象。x-ハイトやカウンターはかなり大きく、読みやすくはあるだろう。一応本文組にも使えるが、細いウェイトを大きく使う方がいいかな。名前はドイツ語で「航法(ナビゲーション)」を意味し、ブランドは Sea Types。徹底して「海」に関連付けられてる。5ウェイトあるが、Normal と Regular ってネーミングはどうなんだろう(笑)。ここまで書いてて気づいたが、これも南米のデザイナー。やはり来てるな南米。ただいま50%オフセール中。
碑文系のプロポーションを持つサンセリフ。このテでは大変有名なGill Sansの影響があるなぁと思ったら、解説文にちゃんと作者であるEric Gillの本にルーツがあるとある。Gill Sansよりはx-ハイトが若干小さいかな。イタリックはこちらの方がちょっとコリっとした印象があり、手書き感が弱い。現在6ウェイトだが、今後Extra BoldとBlackを加える予定だそうだ。ただいま50%オフセール中。ちなみにGill Sansは、みんなが街中でよく見てる書体である。実はファミマのロゴはGill Sansがベース。
※訂正:Corinthianがベースだそうです。知ったかぶりで恥かいた(笑)。
なんか面白げな書体が発表されていたので紹介する。ディスプレイとするか本文用とするかちょっと迷うサンセリフ。見ての通り、陸上のトラック形というか超楕円というか、それが基本になった書体である。NなんかU形磁石そのもの(笑)。このまま行くと U と V の区別がつかなくなるが、そこで作者は考えたのだろう。V だけちょこっととんがらせた。それがまたちょっとしたアクセントになっていてカワイイ。ほか、e のバーが斜めになっていたり、a のテールがなかったりで結構おもしろい。字形はさほど多くなく、まぁ普通のヨーロッパをカバーしている感じ。9ウェイト。ただいま初売り90%オフの出血大サービス中。
ウェイトの軽いジオメトリックサンセリフディスプレイ。x-ハイトが小さく、小文字はかなり正円を意識していて丸っこい。大文字はCやOなどはこれまた正円だが、他は割とまとも。Bは例外で頭の方が大きい。サンプルイメージがシンプル過ぎてちと伝わらないかもしれないが、なかなかエレガントで使い勝手がありそうである。4ウェイトあるが、Boldでも普通の書体のレギュラーよりは細いかも。Regularには字形が若干違うバージョンがある。ただいま50%オフセール中で$20。