最近はバレンタインに向けて、いろんなスクリプトが発表になったりセールになったりしている。そんな中、つい最近発表されたスクリプト。見ての通り、ステムの一部が途切れてドットが埋め込まれており、それがアクセントになって可愛らしい雰囲気を醸し出している。これもオルタネートが豊富…と言っていいのか判らないが、ともかく小文字には結構ある反面、大文字には一切ない。なんでやろね。
Category: Script
以前に紹介した Duktus のような、スクリプトのようなスクリプトでないようなディスプレイ。1文字1文字は手書き感が強くスクリプトのようだが、前後の文字と繋がる部分はない。x-ハイトは小さく、優雅さとぎこちなさの両方を持つ可愛らしい書体である。r と t にちょっとしたスワッシュのあるオルタネートがある他は、特にオルタネートはない(残念)。Bernhard Tango とか、こういう書体って結構あるので、なんか分類上の名前欲しいよね。この書体は作者が雑誌「アイデア」へオズワルド・クーパー(Cooper Black などの作者)に関する記事を寄稿した時に、その調査過程で見つけたものだという。その記事読んだし、その時の参考文献である The Book of Oz Cooper も持ってるが、見つかんないな…後で探そう。
’50~’60年代のサイン(看板)ペインティングのスタイルを踏襲したスクリプト。平筆でひゅっと書いたようなスクリプトで、字幅がタイトで傾きはほとんどない。言うまでもなくスワッシュとリガチャーが豊富。特にリガチャーはかなりの種類がある。3ウェイトあって、ほか、日本で言うブロック体があり、こちらは小文字はなくスモールキャップス。あとオーナメントと、文字の下地に使えるバナー類があり。ただいま35%オフセール中。
なんか年末感のある書体をと思ったが、欧米にとっちゃ年末とはクリスマスであり、それ以外には特にあるワケもないので(笑)、なんか王道感のあるものを紹介しようとしてこれに行き着いた。御大 Adrian Frutiger によるスクリプト。2~3世紀頃に使用されていた Uncial という書体がベースになっていて、一見カジュアルに見えるが、歴史の重みを感じる風格のある書体である。1954年とあるから、Frutiger 26 歳頃の作品だろうか。元はフランスにあった Deberny et Peignot という活字鋳造所から活字で販売されていた書体をデジタル化したもの。
さて、このブログの今年の更新はこれで終了である。数少ない(笑)読者の皆様、ありがとうございました。来年もほそぼそと続けていきますので、よろしくお願いいたします。皆様良いお年を。
ラフなブラッシュスクリプト。平筆で書かれているので、カリグラフィーのテイストが強く出ている。スピーディに書かれており、インクのかすれなどが表現されている。サンプルイメージが正直アレなので今ひとつ良さが伝わらないが(笑)、かなりカッコイイと思う。モノクロの方が良さが判ると思うので、販売サイトへ行ってウォーターフォールとか見て欲しい。大きく使う方がブラシのラフな感じが見えていいだろう。2ウェイト。
細めのモノラインスクリプト。優雅さよりカジュアルさ重視で、言えばネオンサインのような書体である。ご多分に漏れずスワッシュが豊富。2ウェイトある他、単語や短い文章がひとつのグリフになった Catchword がある。またそれとは別に、正方形に近く腰の低いプロポーションのジオメトリックサンセリフもファミリーにある。同じくモノラインのオーナメント類もあり。ただいま50%オフセール中。
普通のカッパープレートスクリプト…に見えるが、実は周囲の飾り「込み」の書体。文字を囲い、下に伸びてるオーナメントも含めて1文字なんである。かなり使い方が難しいと思うが、フレームの右側が欠けたバージョンがあり、そこから小文字を繋げて書くことも可能。クリスマスとかにはいいんじゃなかろうか。まぁ、う~ん、がんばって使いこなしてクレ(笑)。
サンプルイメージに負けて紹介してみるスクリプト(笑)。いやもう普通に売ってそうだよねこのビール。サンプルはスラブセリフを除き、オーナメント含めすべてこの書体のファミリーだけでデザインされている。20世紀初頭によくあったようなスタイルである。傾きのない Regular と、傾いている Italic がある。ウェイトはないが、先に述べたようにオーナメントも揃っている。やっぱりスワッシュやリガチャーが豊富。ただいま35%オフセール中。
非常にコントラストの強いカッパープレートスクリプト。通常こういう書体は結構フォーマルな印象があるのだが、コイツは名前の通りとてもセクシーでエロい(笑)。とても招待状なんかには使えない(偏見)。この系統の書体ではもう当たり前だが、非常にオルタネートが豊富で飾り付けし放題である。通常の Big と、小さなサイズでヘアラインがすっ飛ばないようコントラストを若干弱めた Small、サンプルイメージのように線の入った Inline があり、またこの書体に似合う細めのスラブセリフが2ウェイトある。オーナメントもあり。
傾きのないアップライトスクリプト。線の抑揚も弱く、ヘアラインというほどのものもない。リボンをのたくらせたかのような、ちょっとアメリカンなイメージのある書体である。エレガントというよりはガーリーという感じ。なんでしょう、honey mi honey とかああいう路線に似合うんじゃないでしょうか。よく知らないけど(笑)。やはりご多分に漏れずスワッシュやリガチャーが豊富だが、リガチャーには3文字以上、中には punish とか6文字、ていうか単語がそのままひとつのグリフに収まったものまである。頑張って使いこなして欲しい。2ウェイト+オーナメント。ただいま35%オフセール中。