カッパープレート風味のあるディスプレイローマン。元々 Mynaruse という書体が別にあり、それのスワッシュ&リガチャー増加のバリエーションである。ちょっとデコラティブ過ぎてクセが強いので扱いが難しいが、うまく使えば高級感が出るだろう。このテの書体はちょっと空け組にするものだが、リガチャーがあると詰めるしかないので、その辺もハードルが高い。ご健闘を祈る。小文字はなくスモールキャップスで6ウェイト。
Category: Serif
まだまだ暑いが暦の上では秋。秋茄子は嫁に食わすな、という事で、スペイン語でナスの名を持つこの書体を紹介。フレンチ風味のあるかわいらしいローマン。拡大すれば判るが直線部分はなく、どこも僅かに沿っていてオーガニックな雰囲気を醸し出している。イタリックは手書き風味がふんだんに出ており、ほぼスクリプト。オルタネートも豊富にある。全体的に非常にエレガントで、結婚式とか華やかな雰囲気を演出するのに持って来い。Std、Pro 版ともに4ウェイト。ここのファウンダリーのウェイト名の付け方は独特で、スペイン語で「白」から「黒」までをグラデーションで表現している。
名前が目を引いたので紹介。新しい Garamond って事のようである。シルエットやエレメントは Garamond のようだが、コントラストがかなり強くなっており、トランジショナルに近い。x-ハイトも大きく、アセンダーやディセンダーは小さくなっていて、イタリックの字幅もかなり大きい。優雅さがちょーっとなくなってるかなという感じ。まぁそれが Nova という事なのだろう。字幅はレギュラーとコンデンスの2種あり、それぞれ4ウェイトずつ。バーゲンはしてないが、元々がファミリーパックで $29.99 と格安。
※ITC Garamond のコピーのようです。なはは(汗)。
今より1900年ほど前の西暦79年の今日、かのポンペイがヴェスヴィオ山の噴火により滅亡した日だそうである。とゆーわけでそのものズバリの名を持つ書体を紹介する。だいぶ幾何学的な所がある、変わったローマンである。コントラストはあるものの、細いラインも結構太い。セリフは控えめで、ブラケットの幅とほぼ同じである。全体的にどっしり感のある書体となっている。4ウェイトあるが、Demi Bold と Bold にはイタリックはない。ちなみにポンペイの犠牲者は2,000人ほどで、当時いた人口約2万人の1割程度であり、残りの9割は無事逃げおおせたそうである。全滅だと思ってたけど結構助かっている。
日本勢が結構メダルを獲ってて、リオ五輪盛り上がってますなぁ。というワケでブラジルな名前を持つ書体を紹介。太めのがっちりしたローマン。オールドスタイルほどのコントラストはなくてセリフも太く、どっちかというとスラブセリフにも近い。アセンダーやディセンダーも短く、小さく使った時に視認性を発揮すると思われる。5ウェイトあるが、なぜかイタリックはレギュラーにしかないのが残念。このイタリックがまたギリっと角ばっており、なかなかカッコイイ。
本日はお盆で終戦記念日。ではあるが、これにちなんだような書体などないので、鎮魂の意味を込めて(?)碑文系を紹介する。1509年に Luca Pacioli という人が De divina proportione という本の中で、ローマンキャピタルを幾何学的に分析したものを書体化したもの。こういう分析をした人は Albrecht Dürer が有名だが、なぜか Pacioli のものを採用したらしい。ルネサンス期の芸術家たちは、古代ギリシャ・ローマ人たちが数学的にも秀でていた事に目をつけ、きっと文字の設計もこうしたに違いないと分析したらしいのだが、実際は平筆でフリーハンドだったらしく、現在この手法は否定されている(笑)。
Eric Gill の絶筆(?)となった書体だそうである。Gill らしい碑文風味のあるオールドスタイルローマンだが、Gill の代表的なローマン、Perpetua と比べるとコントラストが弱く、x-ハイトが大きくてややコンデンス気味。つまりより本文向きになっているだろうか。イタリックはカリグラフィー風味が抑えられており、f にディセンダーがない。3ウェイトしかないが、Pro 版らしく字種は豊富。ちなみに制作された当時は通常の手組みの活字版と Linotype 版があったようで、Linotype 版は Pilgrim という名前だったそうな。
曲線多めな Didone ディスプレイ。C や r など、ちょっと曲がった線があると、そこがクッとフックしているのが特徴的。全体的にはカウンターが大きめでゆったりした印象があり、モダンローマンにありがちな鋭さがない。7ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインが細いのでやっぱりディスプレイ向きだろう。MD、OG、HE、AV のリガチャーがあり、数字はライニングとオールドスタイルがある。
なんとも珍しい書体が発表されたので紹介する。骨格的には普通のローマンだが、見ての通りアウトラインがかなりラフにカクカクしており、まるで版画か切り紙でデザインしたようなシェイプになっている。小さく本文サイズで使うと、パッと見では普通のローマンに見えるかもしれない。小林章さんの Conrad もなかなかおもしろい書体だが、ここまでインパクトの強いものはそうないだろう。これタグの付けようがないな…(笑)。インラインの大文字とオーナメントがあって、オーナメント類はコロンビア先住民の民族文様を模したものになっているそうだ。Std と Pro があって、それぞれ4ウェイト。ただいま84%オフセール中。
クラシックなカッパープレートローマン。小文字のカウンターがかなり大きく、特にボウルは正円に近くなっており、それに合わせて小文字は全体的に正方形のプロポーションを持っている。セリフは鎌のように曲がっていて鋭い。どことなく University のような雰囲気がある。デフォルトでは字間がかなり詰まっているようだが、広めに組む方が今っぽくなるだろう。1ウェイトしかないが、サンプルイメージのように影付きのものとそれがないシンプルなものがある。













