Set Sail Studios

Category: Serif

Aglio Picasso

Aglio Picasso

本日はかのピカソ Pablo Picasso の誕生日(1881)なので、名前だけ同じなこの書体を紹介。鋭く大きなセリフが特徴的なモダンローマンディスプレイ。全体的にコンデンスなプロポーションのモダンローマンをベースに、やや変わったグリフをオルタネートに持った書体である。最近よく見るヤツかと思いきや、変形具合は大分おとなしい。リガチャーも少しある程度で、見た目ほど派手さはない。太めなのでゴージャス感はあるかも。ちなみに aglio とはイタリア語で「ニンニク」の事。なんでやねん(笑)。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2024
Publisher

Aida

Aida

背が高くクラッシーなモダンローマンディスプレイ。ライトウェイト+コンデンスなモダンローマンで、コントラストが強く細いストロークがヘアラインと化している。100種以上のリガチャーがあり、接合がヘアラインスワッシュで繋ぐというちょっと変わった手法を取っている。アクセント記号付きの文字にもリガチャーが用意されており、英語以外でも使いやすくなっている。イタリックと2スタイル。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

Apris

Apris

モダンだけどクラシカル、クラシカルだけどモダンなローマン。カウンターやxハイトが大きく骨格がゆったりした書体だが、セリフが鋭くコントラストが強めで印象はシャープ。a や f の頭や y のディセンダーの先など、通常はセリフが付かない部分にもセリフが付いているのが特徴でおもしろい。説明によると1850年頃にこのジャンルが現れたそうで、フランスでは Latine、ドイツでは Renaissance-Schriften または Etienne-Schriften、英国では Latin または Runic、アメリカでは Celtic などと各国で呼び名が違ったらしい。知らんかった…。イタリックもあって6ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher

CT Ausetan

CT Ausetan

本格的な本文用オールドスタイルローマン。ヴァナキュラーな風味が薄いニュートラルな雰囲気で、どんなシチュエーションにも対応できる可読性の良い書体である。変わったところがないだけに、あまりに普通で、欧文で長文を組むことの少ない日本人にはあんまり魅力的には見えないと思う(笑)。まあでも Caslon に飽きたらこんなのも使ってみてはいかがだろうか。名前はかつてスペインのカタルーニャ地方にいたオーセタン人?の事らしい。6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

LD Fabiol Pro

LD Fabiol Pro

柔らかい雰囲気の端正なオールドスタイルローマン。ルネサンス期の活字書体をベースに制作したらしい。xハイトが小さく全体的な雰囲気はクラシカル。コントラストが弱くて目に優しく、骨格はあくまでスタンダードで読みやすい。字間がやや広めに取られているだろうか、その辺がちょっと現代テイストが入っていると思う。主に書籍を主体とした本文用に設計されているようで、ウェイトは2種しかなく、Bold にはイタリックもないと潔い。その分セットで買っても $150 と値段はお安め。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)

Isabella Grand

Isabella Grand

エレガントでクラシカルなモダンローマンディスプレイ(クラシカルなのかモダンなのか)。コントラストの強いやや重めのモダンローマンに、ヘアライン部のアクセントに小さなティアドロップがちょこっと付いている。ただそれだけだが、グリフもちょっと変わっていてなかなか面白い。組んでいてちょっとうるさすぎるなと思ったらノーマルなグリフのオルタネートもあるので、そちらに置き換えればいいだろう。大変ゴージャスで華やかな書体。イタリックもあり。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Caslonian

Caslonian

非常にクオリティが高く美しいキャスロン。フランスのタイプデザイナー、Jean François Porchez の手によるもので、2015年のプロジェクト開始から実に9年の歳月を経てリリースされた。散々制作され尽くした感のあるキャスロンを今更やっただけの事はあり、大変美しく素晴らしいものに仕上がっている。オプティカルファミリーで、S, M, L, XL の順にコントラストが強くなる。また Openface というステムがくり抜かれたディスプレイバージョンと、ルネッサンス期を思わせるオーナメント類も付属している。st や ct などのクラシカルなリガチャー(quaint)もあって、本格的なタイポグラフィが楽しめる。それぞれ7ウェイトずつ。

Category(s)
Design Date
2024
Publisher

Salira

Salira

繊細なスクリプトローマンのコンバインとサンセリフのデュオ。ローマンの方はライトウェイトでコンデンスタイプ。腰が高く優雅である。小文字がなくスモールキャップスだが、オルタネート(多分)にカッパープレートスクリプトの大文字が入っていて、アクセントとして使えるようになっている。大文字には個性的なリガチャーが大量に入っており、かなりバリエーション豊か。これとは別に細めのジオメトリックサンセリフもファミリーに入っていて、こちらは小文字もあってリガチャーも多少ある。うまく使うにはコツがいるだろうが、非常に美しい書体。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

Eschaton

Eschaton

触れれば切れそうなほどシャープなトランジショナルローマン。一見モダンローマンだが、作者がトランジショナルと言ってるのでトランジショナルローマンである。コントラストが強くセリフもかなり鋭く尖っており、見てるだけで目から血が出そうである。ややコントラストを抑えた Text、さらにコントラストを強めてほぼステンシルに見える Xtra というバージョンがある。それぞれにイタリックもあって6ウェイトずつで計36種とビッグファミリー。ただいま60%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

KT Flux

KT Flux

サンセリフとセリフのバリアブルタイプ。バリアブルタイプは通常ウェイトが可変になるのだが、こちらの書体は Sans から Flare, Semi Serif, Serif, Extra Serif と段階を踏んで段々とセリフが生えてくるようになっている。それに伴い、ストロークもモノラインからコントラストが強くなっていく。サンプルの画像は Extra Serif で、やや個性的でディスプレイ向きとなっているが、Serif までは割とスタンダードなグリフで本文用途として問題ないと思う。現在は1ウェイトのみだが、購入者が増える度にウェイトが追加される模様。アクセント記号がほぼないっぽいので、海外販売を視野に入れるなら追加は必須だろう。オールドスタイル数字やスモールキャップスもあるとなお良い。制作はタカヤ・オオタ氏率いる kern

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

feoh design

シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

筆記体でおしゃれなサイン風英文ロゴをデザインします

feoh design