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Category: Serif

Serifiqo 4F

Serifiqo 4F

大変繊細で優雅なモダンローマンディスプレイ。ヘアラインと細いステムのプロポーションが美しく、R や Q のちょっとした処理が可愛らしさも持っている。1ウェイトかつ大文字しかないが、ギリシャ文字やキリル文字もサポートしている。しかも! この書体は完全無料! フリーである。サンプルのようにラグジュアリー感を演出するには持ってこいなので、ダウンロードしといて損はない。しかしこんな高級そうな書体が無料とは、太っ腹である。ちなみにファウンダリーの名前は 4th february、つまり2月4日である。紹介するのが1日遅れた…しょぼんぬ。

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Design Date
2009
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Chift

Chift

オランダ風味があるローマン。コントラストが弱く、ややコンデンス気味でややジオメトリック気味。セリフはやや(やや多いな)太め。x-ハイトも大きくカウンターも広め。これらの条件から、幅が狭くて字が小さい場合、例えば新聞などで重宝しそうなのだが、残念ながらイタリックがない(なんでだよ)。ウェイトの軽い見出し用の Display と2種類あり、それぞれに5ウェイトある。スモールキャップスもあるほか、キリル文字もサポート。

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Design Date
2011
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Nimbus Roman No 9

Nimbus Roman No 9

本年最後の投稿。という事で「第九」の名を持つ書体を紹介(笑)。Nimbus という名で、ローマン以外にもサンセリフやモノスペースの書体が展開されているのだが、これは Roman No 9 という書体で、普通の Roman よりウェイトが若干軽く、またファミリー展開が豊富になっている。Time Roman に近い印象の、古いタイプのスタンダードなトランジショナルローマン。イタリックの小文字がアップライトより若干ウェイトが軽めになっていたりするのが、なんか通好み。コンデンスタイプもあり。それでは皆様、良いお年をば。よ~ろ~こ~び~の~うた~♪

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Design Date
1994
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P22 Stickley Pro

P22 Stickley Pro

クラシカルなヴェネチアンローマン。ヴェネチアなのかローマなのかはっきりせいって感じだが、まぁそこは置いといて。ヴェネチアンの特徴はというと、e の斜めのバー、低いx-ハイトに低いコントラスト、ステムと同じぐらいの太さのセリフ、などなどだろうか。数少ないこのブログの読者はご存知だろうが、この辺のクラシカルなタイプは筆者の大好物である。オプティカルな(視覚的に調整された)書体で、キャプション用の Caption、本文用の Text、小見出し用の Headline、大見出し用の Display と4種類あり、サンプルイメージで見られるようにそれぞれに若干ウェイトが違い、Caption が一番太く Display が一番軽い。字間も Caption が広めに取られてるだろうか。Text だけ Bold ウェイトがある。

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Classic Roman

Classic Roman

今年も天皇誕生日という事で皇帝トラヤヌスにちなんだ(?)書体を(この日じゃなくてもこのテの書体はよく紹介してるとかは言わないように)。作者も製作年もよく判ってない碑文系ローマン。セリフがかなり控えめで、一見フレアセリフに見えるほど。ただ骨格は碑文を踏襲しながらも、E の下のバーがぐっと張り出していたり、M や N の左肩が伸びていたり、S の腰がだいぶ上の方にあったりといろいろ独特な字形をしており、大変筆者好みのカッコイイ書体である。A にだけ左のステムがちょろっと伸びたスワッシュのオルタネートがある。例によって小文字はなくスモールキャップス。2ウェイト。

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Alegreya ht Pro

Alegreya ht Pro

ほんの少しだけ手書きのニュアンスが残る、クラシックなオールドスタイルローマン。拡大してよ~く見ると判るが、ステムの中心部がくびれており、伸びやかな印象がある。セリフは太めで、こちらも真っ直ぐではなく弧を描いている。イタリックもだいぶカリグラフィ寄り。このテのデザインは活版印刷初期の頃によく見られたが、プロポーションは現代的で、なんだか古いようで新しい不思議な感じのする書体。非常に筆者好みである。出た当初はあちこちで賞を受賞した模様。5ウェイト。

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Design Date
2012
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Bajka

Bajka

やや古めかしいタイプのトランジショナルローマン。よくよく見ないと判らないが、微妙な曲線が多用されていてほんのりデコラティブ。元々お伽話を組むためにデザインしたとかで、そういう雰囲気に似合うデザインとなっている。q のディセンダーセリフが特徴的。オーナメントにはツタの絡まったイニシャルの他、魔法使いや小人などのイラストアイコンが多数ある。2ウェイト。ただいま30%オフセール中。

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Design Date
2010, 2015
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Orpheus Pro

Orpheus Pro

碑文系ディスプレイローマン。基本的には割りと素直な碑文系なのだが、オルタネートやリガチャーが非常に豊富にあり、多彩な文字組が可能。加えて小文字もあり、これがまたちょっとだけ変わった雰囲気を持っている。イタリックは元々別の書体だったようで、雰囲気がちょっと違い、またカリグラフィックなオルタネートを豊富に持っている。名前のオルフェウスはギリシャ神話に出てくる琴の名手で、星座のこと座は彼の琴が天に上げられたものだそう。

Adobe Fonts で利用可能。

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Design Date
2011
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Cutoff Pro

Cutoff Pro

名前の通り、あちこちカットされているディスプレイ。元々はローマンのようだが、セリフ部分を所々スパっと切り落としている。C や S など、セリフとステムがハッキリ分かれていないようなのは、ストロークの一部が結構大胆に切り落とされている。見た目に中々おもしろい。ファミリー展開がちゃんとしており、イタリックもあって4ウェイトある。しかもギリシャ文字とキリル文字もサポート。本文用としても使えそうだが、可読性的にどうかな…。偶然だが、2回続けて URW++ の書体になっちゃった。

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Design Date
2010
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Big Caslon CC

Big Caslon CC

本日J-Waveが007特集で、それ関連の重た~い音楽ばっかり流れてるので、それに似合う(と個人的に思う)書体を紹介。有名定番本文用書体・Caslon のディスプレイ特化版。コントラストが強く、雰囲気的にはモダンローマンに近い。どっしりとしていながらラグジュアリー感もあり、真っ黒で使うとタキシードでキメた英国紳士のような雰囲気がある(強引か?)。Mac にも標準搭載されてるが Medium ウェイトしかなく、こちらの版では3ウェイトあり、イタリックまである。…実を言うと筆者は007を一本も観たことがない(笑)。わははは。

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Design Date
1994
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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