コンデンスな丸ゴシック。x-ハイトが大きくカウンターや字間が広めで、目に明るくて読みやすい。イタリックはレタリングと手書きの中間といった感じで、システマチックでありながら手書きの優しさも残っている。ステムが重なる部分に鋭い切れ込みが入っているのが大きな特徴。ギリシャ文字とキリル文字もサポート。スモールキャップスはファイルが分かれており、それのイタリックと合わせて1ウェイト4種×8ウェイトで計32種。ただいま90%オフセール中。かなりお買い得だと思う。
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傾きの弱いブラッシュスクリプト。一見カッパープレートにも見えるが、多分丸筆でデザインを起こしたものと思われる。柔らかくぬちょっとした感じが特徴で、この書体で「Milk Chocolate」と書けばそれだけで美味しそうである。やっぱりというかなんというか、スワッシュとリガチャーが豊富に揃ってる。一応 Italic と名のつくファミリーがあるが、やっぱりほとんど傾いていない代わりに、スワッシュが少々ハデにぐるぐるしている。作者はフィンランドの若い男性だが、このようにちょっと女性的な雰囲気を持ったスクリプトを多数発表している。ただいまクリスマスセールで10%オフ。元々$45しかしないので値引きはちょこっと(笑)。
ドエラいコンデンスなディスプレイ。申し訳程度だが太いセリフが付いていて、スラブセリフと呼べなくもない。サンプルイメージは組木細工のように文字が組まれているが、これは一つ一つ調整して組んでいるワケではなく、様々な文字の大小の2~3文字の組み合わせでひとつのグリフに入っていて、それらを使用して組めるようになっている。その数1800以上とある。ステムが普通に塗りつぶされたものと、ラフに塗りつぶされたものがある。なんとなくアメリカン50’sな印象のある書体である。余談だが、本記事でこのブログ200コめ。パチパチパチ(拍手)。
以前紹介したNovel Sansのディスプレイバリエーション。名前の通りヘアラインで構成されたライトウェイトの書体である。ウェイトのバリエーションは数字で表されており、一番軽い6から54まであり、14までは2刻み、途中から4から6刻みになっており、全部で12種ある。その他の特徴はNovel Sansと同じ。女性向けの雑誌や広告に大きく使うとエレガントでいいだろう。12月14日まで50%オフセール中。
ややぎこちない感じがするカッパープレート。サンプルイメージの書体が大きめなので判ると思うが、カーブが滑らかになっていない部分がある。どうも意図的にそうしているようで、かつスワッシュも控えめなのでそれが通常のカッパープレートよりゴツゴツした印象を生んでいる。大文字にはほぼすべてにフローリッシュが付いているが、小文字にはない。代わりと言ってはなんだが文字とは別にフローリッシュが多数用意されている。変わっているのが数字にもスワッシュが付いている事。ファミリーはない。投稿時点で50%オフセール中。
イタリックディスプレイとでも言おうか。昔の板チョコのロゴに使われてそうな書体である。レギュラーでやや太めのウェイトでコントラストが強めであり、ヘアラインの先端にイヤー(gのみだっけ?)とかドットとか呼ばれる丸い飾りが付いている(昔はケルンとか呼ばれていたが、海外にそんな用語はないと小林さんが著書にて否定)。全体的にうにょってなっており、g の下のループが閉じてないのが大きな特徴。スワッシュはないが、リガチャーが結構豊富。Ultra ThinからBlackまで10ウェイトあり、RegularとBoldは無料のトライアル版がある。投稿時点で40%オフセール中。
「Haas社の新しいサンセリフ」。タイポ好きに知らない人はいないだろうが、世界一有名なサンセリフ・Helveticaの元になった書体。まぁこれが名前を変えてHelveticaになったんだけども、「今のHelveticaは元の書体と随分かけ離れてる」と感じたヒトがいたようで、極力Max Miedingerのデザインのまま、現代に合わせてファミリーを拡張しデジタル化した。正直単体で見ると違いがさっぱり判らない(笑)のだが、多分1字1字重ねたりして比べると判る…んだろうなと想像する。ウェイトやイタリックのネーミングには現在のようにナンバーシステムを採用している。
ラクガキみたいな手描きセリフディスプレイ。プロポーションは割と長方形な感じだが、ちゃんとルールを作ってそれに則ってデザインされてる感じはする。サンプルイメージにあるように中抜きのヤツとソリッドなもの、ラフに塗りつぶされた Shaded がある。このほか、中抜きの塗りつぶし部分だけの Fill があり、それと重ねて使えば色の塗り分けが可能。フレームもファミリーで、これも書体と同じように4種類ある。リガチャーが豊富で文字組が楽しめる。
線に抑揚がない、いわゆるモノラインのスクリプト。例に漏れずオルタネートがそこそこあり、組み応えがある。4ウェイトあって、リボン型のオーナメントがちょっと。この書体は南米のスクリプトの名手、Maximiliano Sprovieroの作品。このブログではもうかなりの数のスクリプトを紹介しているが、気付かずに彼の作品だったりするのが結構ある。右の作者名をクリックすれば一覧が出るので、興味のある方はドウゾ。ちなみに selfie とはいわゆる「自撮り」の事。まぁ今年流行った単語らしく、それで付けたとの事。ただいま25%オフセール中。