ローマン風味を持つヒューマニストサンセリフ。文字を拡大したサンプルイメージをご覧いただければ判るが、ステムの端がセリフっぽく広がっていて、これが目におもしろい効果を生み出している。Optimaとも似ているが、Optimaの方がステムの抑揚は緩やかで、こんなにはっきりセリフっぽくはなっていない。x-ハイトとカウンターが広めで、可読性は良好。ファミリーも Condensed と Extended があり、それぞれアップライトとイタリック7ウェイトずつあり、計42種となっている。名前の由来はよく判んなかった。「プラトーン」と読んじゃうと、筆者の年代だとウィレム・デフォーが両手を上げてるポスターを思い浮かべるが、それとはスペルが違う(platoon)。「プラソーン」?「プレイソーン」? うーん。
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年末のホリデイシーズンを満喫しているかわいらしいペンギンのイラストフォント。「まだ早ぇよ」と思われるだろうが、広告・デザイン業界はもうこの辺の作業に取り掛かってる真っ最中じゃなかろうか。海外では年末の休みは「クリスマス休暇」とは言わず、「ホリデイ」としか言わない場合が多い。クリスチャン以外への配慮である。クリスチャンでもないのに騒ぐのは日本人ぐらいなので(最近は韓国・中国も楽しんでるぽいが)。とはいえ、イラストのペンギンはクリスマスをひゃっほーしているようにしか見えない(笑)。なぜか夏のリゾートを楽しんでいるのが数点あるが、南半球向けなのか…なぁ。ただいま30%オフ。
手書きポップ風ディスプレイ。まぁなんて事はない丸文字モノラインのサンセリフだが、変わってるのがリガチャー。サンプルイメージでは ai のリガチャーが使われているが、このように普通は繋げない文字の組み合わせが多数あり、その数なんと825種類。crazy ligatures のコピーはダテではない。ウェイトは2種。中国の貴州省に「凱里 (Kaili)」という街があるが、関係性は不明。ただいま55%オフセール中。
最近流行りのマルチスタイル…にはちと種類が足りないフォントファミリー。一応メインはサンプルイメージにある Brush という名のスクリプトのようだが、この他に傾きの違うモノラインのスクリプトが2種と、同じくモノラインの手書き感の強いサンセリフが付属する。Brush にはステムの端がくるんくるんになった Spiral というバリエーションもあり。ちなみに hoofer とは「プロのダンサー」という意味らしい。初めて聞いた。
昨日やたらFacebookで宣伝していたので紹介(笑)。手書き風のステムに繊細なヘアラインのスワッシュが付いたディスプレイ。ヘアラインの一部はステムに寄り添って二重線になっているが、これがないスタンダードなものもある。書体そのものも手書き風味が強く、またこれに似合うロンバルディックスタイルのキャップスも付属している。こちらはフレームで囲ったものもあり。オーナメントも充実。全体的にガーリーな雰囲気満載の書体である。ただいま初売50%オフセール中。どうでもいいけど、Fantasyって名前ありそうでなかったね。
アール・デコスタイルのジオメトリックサンセリフ。x-ハイトが極端に小さく、アセンダーやディセンダーを長く取っている。大文字も腰高だったり腰低(こんな日本語ある?)だったりで、明らかに本文向きではない。サンプルイメージにあるようにいくつかの字は異体字を持っていて、好みによって使い分けが可能。小さなスワッシュの付いたオルタネートも多数あり、組んでいておもしろいだろう。ウェイトは数字で表されており、一番細い10から最太の65まで5刻みで12ウェイトある。
本日筆者の誕生日なのでこんなイラストフォントを。何の説明もいらないだろう。この辺に重宝するだろうと思われるが、あんまりグリフ入ってない(笑)。アメリカでは誕生日の人本人がパーティを企画して人に集まってもらうらしいが(指輪物語でもそうだったなぁ)、私は日本人なのでもちろんそんな事はしない。そもそもパーティ嫌いで滅多に行かないしな…。♪ハッピハッピ~バ~スデ~ ケ~キぃのキャ~ン~ド~ルぅを~
紅白の司会が嵐に決まった本日、嵐が近づく沖縄よりチェコのファウンダリー・Stormの書体を紹介する(嵐だらけ)。コンデンスなディスプレイローマン。碑文系のプロポーションで、平筆で書いたようなシュッとしたエレメントを持つ。ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがいくつかあり、またサンプルイメージのようなあまり見ない組み合わせのリガチャーがある。キリル文字もサポート。グリフォンのアイコンがひとつ入っているが、同ファウンダリーのロゴらしい。5ウェイト。
カッパープレートスクリプト。…なのか、な? にしてはかなりダイナミックな書体である。実際、カッパープレートに使うポインテッドニブではなかなかこんな風に書けないが、レタリングならカッパープレート風味を持たせつつダイナミックに書くのは十分可能なので、デジタルならではとも言える。んーでも、ブロードニブでも角をうまく使えばヘアラインは出せるので、それかも知れない。とにかくイタリックとカッパープレートをうまく融合させたような書体である。作者はオルタネートが豊富で優秀なスクリプトをいくつも発表しており、これはそれらに比べると字種は少なめではあるが、それでもカリグラフィーの世界を楽しめる。ウェイトは2種。
ヒューマニストサンサリフ。プロポーションはヒューマニストだが、Stone Sansなどの他のものと比べてステムの太さにほとんど差は見られず、それが何か目に新鮮でおもしろい効果を生み出している書体。本文用として設計されており、字種が非常に豊富。スモールキャップスはもちろんリガチャーもかなりあり、数字はライニング、オールドをそれぞれプロポーショナルとタビュラー揃えているどころか、丸数字まで白地・黒字両方ある。しかも大文字用と小文字用なのか、ベースラインの位置が違う2種をそれぞれ用意。とにかくラテン文字圏はすべてフォローしてる感じ。イタリックはほんの僅かしか傾いていないが手書き感が強く残っている。y の形がちょっとクセがあっておもしろい。6ウェイト。タダでダウンロードできるデモ版がある。