本日は「恋人の日」らしい。ブラジルのサンパウロでは、この日に恋人同士がフレームに入れた自分の写真を交換し合う日だとか。スマホ全盛のこの時代にまだやってるのかどうかは不明だが、これに日本の全国額縁組合連合会が乗っかったものらしい。
というワケで「恋人たち」という名のスクリプトを。鋭い男性的なカリグラフィックイタリック。カリグラファーはだいたい自分のオリジナルスタイルのイタリックを開発するもので、このイタリックもそうだろう。この作者はやっぱり男性で、ガイドラインを若干無視した、スピード感に溢れるアップライトのイタリックになっている。アセンダーのキュッとしたフックが特徴的。グリフ数は547とそんなに多くはないが、リガチャーが多く、多彩な文字組みを楽しめるだろう。1ウェイト。
Tag: #dynamic
アセンダーとディセンダーが極端に長いカリグラフィックイタリック。サンプルでは文字が結構上下に伸びているが、これはオルタネートではなく、デフォルトでこんな感じの書体である(横に伸びるスワッシュはさすがにオルタネートだが)。キャップハイトもかなり大きい。傾きは弱く、アップライトに近くなっている。1ウェイトでファミリーがないが、グリフ数は1884とかなり多めで使いごたえがあるだろう。ちなみに「ファド」とはポルトガルの民族音楽の事。でも作者はロシア人。
ちょっと変わった字形のサンセリフ。ベースライン近くに来るラインがくっと下に張り出すようになっていたり、A や W などのステムが鋭角につながる部分がちょっと水平に伸びて台形になっていたりと特徴的である。ちょっと長文には向いてないと思うが、広告のボディコピー程度なら大丈夫だろう。5ウェイトあるがイタリックはなし。ラウンドゴシック版の Urby Soft もあり。
連日盛り上がってる World Baseball Classic。壮行試合もパッとせず、大谷もオコエもいない侍ジャパンにほとんど期待してなかったのだが、大方の戦前の予想を大幅に覆し、なんと開幕6連勝の快進撃。優勝まであと2勝というところまで来たので、今更ながらこの書体を紹介。メジャーリーグ感あふれるレタリングスクリプト。メジャーのスクリプトは、語尾の文字から左に流れる不自然なアンダーライン(笑)が特徴的だが、これが再現できるようになっている。1ウェイトしかないが、多分十分であろう。ただいま50%オフセール中。
それではTBSの中継でおなじみのこの曲をどうぞ。MV が死ぬほどダサくて笑えます。リリースは1983年。時代を感じさせますなぁ…
本日は節分。一般的には豆まきするだけだが、意味的には季「節」の「分」かれ目の事であり、本日の場合は立春の前日、という事になっている。のでまぁ、お花感満載の書体を紹介する。ガーリーなアップライトスクリプト。気の抜けたほわ~んとした柔らかいスクリプトをベースに、ハートマークを散りばめた Love、花を散りばめた Flower というファミリーを持っている。サンプルが見づらくてアレなのだが、細い書体にドロップシャドウを考えなしに付けると台無しになるという典型である。どうしても付ける場合は、距離やボケ具合をかなり吟味しなければならない。デザイナーの方はよく覚えておくように(笑)。ただいま50%オフセール中。ちなみに名前のバディヌリーとは、バロック音楽の一ジャンルの事らしい。
ややグラフィティ風味のある男性的でダイナミックなブラッシュスクリプト。傾きはやや弱く、コネクション部分は文字本体のストロークよりだいぶ細くなっている。字形そのものはクリアで可読性は良いのだが、その分ちょっとカッコよさというのは減ってる気がする。グリフは998もあり、バリエーション豊かな文字組みが可能。
本日は成人の日。毎年アホンダラが全国に出没するが、その最たるものが我が沖縄という悲しい現実。これ毎年恥ずかしくてねぇ…そうじゃない成人諸君、クールにね。とりあえずおめでとう。
本日はウォルト・ディズニーの誕生日らしいので、この書体を紹介。’50~’60年代のミッキーマウスのコミックなどのタイトルに用いられていたレタリングからインスパイアされたものとの事。ラインが微妙に揃っておらずガタガタしており、フレアセリフ気味になっていて伸びやかな躍動感がいかにもアメコミ風である。全体的にコンデンスで、長文が組みやすくなっている。字種は Pro 仕様で、各種数字とスモールキャップスなどが揃っている。1ウェイト。ちなみに筆者はディズニーランドは小学生の時に一度行ったきりである(笑)。
本日は黒の日。という事でこの書体を紹介。アメリカンテイストあふれるブラッシュスクリプト。メジャーリーグとかコカ・コーラとかこの辺ですよね。オルタネートはそれなりにあるが、塗りつぶしのバリエーションがあって、インラインタイプと印刷でかすれた感じのものがある。あとスワッシュのない大文字のみのものあり。ただいま15%オフセール中。
本日は今年から公休日に制定された「山の日」、という事で山にちなんだフォントを探したが、これが意外にもあんまりない。有名な山の名前で検索したが、めぼしい物はヒットしなかった。アンデスとか南米だしいいかなと思ったが、以前 Andes (Rounded) を紹介してしまってるので、仕方なくコイツを紹介(ひどい)。アフリカ大陸最高峰の名を冠したディスプレイである。日本ではコーヒーのブランド名として知られる。あちこち塗りつぶされ変形してはいるが、字としての体裁を保っており、ちゃんと読めるところがスゴイ。日本では変形させすぎて字としておかしくなってしまった欧文ロゴをちょいちょい見かけるが、ロゴは読めてナンボである。和文ではそんな事はないので、欧文慣れしてないデザイナーがそういう事をしてしまっていると思われる。ちゃんと経験を積んでから取り掛かるよう注意されたい。
繊細でスピード感のあるスクリプト。カッパープレートペンでデザインしたとあるが、雰囲気的にはブラッシュに近い。ストロークが非常にダイナミックでありながら線が細いので、エレガントさも持ち合わせている。スワッシュの付いたオルタネートも豊富。名前は「星の爆発」かと思いきや、消滅ではなく、逆に「星が同時期に爆発的に多数発生する現象」(スターバースト銀河)の事らしい。ただいま20%オフセール中。
ところで、サンプルイメージ下部にある書体名を大文字だけで組んだヤツはいかがなもんだろう。うーん(笑)。