変わりダネのアップライトスクリプト。Charles Blumelein という人が、第2次大戦中にニューヨークでひとりコツコツ200種類ものスクリプトを書いていたそうで、その埋もれていた書体をデジタル化したものだそうである。キャップハイトが極端に大きい、つまり大文字と小文字のサイズ差がかなりある書体で、スクリプトではあるもののほとんど手書き感はなく、丁寧にレタリングされている。ストロークの折り返し部分が重なっておらず二重線になっている。この Blumelein のスクリプトは続々復刻されてるようで、ちょくちょく紹介しようと思う。
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活字タイプのスクリプト。デザインされた年代がハッキリしないがおそらく20世紀前半で、あちこちから発売されてるが、一番サンプル画像が良かった(笑)Monotype版を紹介する。多分見たことある人は多いんじゃなかろうか。これとかあと Park Avenue とか。スクリプトではあるもののかなり活字寄りなので、字形が崩れてなくて読みやすく、またさほど堅苦しくもなくて使いやすい。フォーマル用途でも多分大丈夫かなと思う。あまりにも多用されててちょっとつまんない書体だったが、最近は一周回って新鮮じゃないかと思う。どうでもいいがこのスクリプトだけどカリグラフィじゃないタイプのヤツ、なーんて呼びゃいいんだろうね。いっつも悩む。誰か分類名考えてください。
アール・ヌーヴォー調のデコラティブなディスプレイ。すべての大文字にくりっとした飾りが付いており、そのため M などはちょっと字としてどうだろうという形をしてたりするが、まぁその辺はご愛嬌で。小文字はなくスモールキャップスで、そっちに飾りは付いていない。その代わり必要と思われるアクセント記号類は一通り揃っている。ファミリーはないが、お値段 $10 とかなり安め。週末はバレンタイン。皆さんお幸せにどうぞ(ちくしょーふーんだ)。
かわいらしいラフなスクリプト。見ての通りかなり拙い感じの筆致のスクリプトで、オルタネートはさほど用意されていない。代わりと言ってはなんだがサンセリフがファミリーにある(ただし大文字のみ)。あとはスワッシュとオーナメント類がちょこちょこと。優雅なスクリプトで表現するバレンタインもいいが、こういう書体でかわいらしさを演出するのもいいだろう。ファミリーパックのお値段たったの$16。名前の「アヒルの噛みつき」が何を意味するのか調べたけど不明。うーん。
「媚薬」とでも訳そうか、そんな名前の可愛らしいディスプレイ。基本は手書き風のコンデンスなモノラインスラブセリフで、大文字にはスワッシュの付いたオルタネートがある。ほかリガチャーも結構多数。リボンやフレーム類のオーナメントもあり。バレンタインにどうぞ。ウェイトは2種。
大文字と小文字のサイズに極端な差があるディスプレイサンセリフ。極細ウェイトのモノラインサンセリフで、キャップハイトがx-ハイトの5倍ぐらいあって、アセンダーもそれぐらいある。基本的な文字のプロポーションは正方形に近く、そのためかなりコロコロしてて可愛らしい。Dot という大文字にドットが3個どこかに飾りとして付いているバージョンと、Stencil というその名の通りステンシル、Stencil Dot という両方を合わせたバージョンがある。名前はヒガンバナの一種の事らしい。ただいま50%オフセール中。
コンデンスで繊細なディスプレイローマン。ローマンタイプだがスクリプトのように非常に多くのスワッシュやフローリッシュの付いたオルタネートを持つ。オーナメントの付いたイニシャルもあり、それとは別にオーナメントとフレームもファミリーとしてある。自分の赤巻き毛の息子・Nick にインスパイアされたとあるが、その割には非常にガーリーでエレガント。彼とおぼしき写真もサンプルにはあるので、興味のある方はどうぞ。
カジュアルなアップライトブラッシュスクリプト。雰囲気的にはちょっとガーリー趣味が入っている。スワッシュオルタネートはさほどなく、代わりにリガチャーが多数ある。とは言っても、ほとんどが e とのコンビだけという…なんか変わった書体である。キャッチワードが少し。1ウェイト。
正直、サンプルイメージが初日の出っぽかったんで紹介したというだけ(笑)。まだお屠蘇気分の抜けないであろうなのでこんなものを紹介してみる。25度もある沖縄より新年のご挨拶。
雪の結晶のオーナメント。フォントとしては6種類あるが、結晶の形はすべて同じで、塗りつぶしのパターンがそれぞれに違う。中には壁紙のように敷き詰められるようにしたものがある。ただいま75%オフセール中(遅いか)。雪のない沖縄から皆様へ Merry Christmas。
かわいらしいアップライトのブラッシュスクリプト。コントラストは強めで、大文字はカウンターが大きめで丸っこく、全体的にレトロガーリーなイメージが強い。ご多分に漏れずオルタネートは多数あり、めずらしくスワッシュがまったくない、通常の書体に近い字形もある。オーナメントももちろんあるが、これまためずらしく、敷き詰めて使うパターンも用意されている。3ウェイト。