本日はバレンタインデー。というワケでイタリア・トリノ名物のチョコ菓子ジャンドゥーヤの名を持つ書体を紹介。手書き風味のよくある(笑)ミクスドファミリー。コンデンスタイプのサンセリフとクラシカルなローマン、モノラインのスクリプトとそれらに似合うアイコンイラストが揃ってる。ローマンは大文字のみだがソリッドとアウトラインタイプがあり、サンセリフはリガチャーが結構な数がある。ま、可愛らしいんじゃないでしょうか。ただいま30%オフセール中。
ちなみにジャンドゥーヤで有名な Caffarel 社の Facebook を見たが、バレンタイン向けと思しき記事が上がってた。他でも聞いたが、日本特有のチョコを贈るという風習が、韓国以外の海外でもじんわり広まってきてる模様。続けてみるもんだねぇ…。それはそうと筆者は絶賛チョコ募集中である。いつでもウェルカム。
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本日は節分。一般的には豆まきするだけだが、意味的には季「節」の「分」かれ目の事であり、本日の場合は立春の前日、という事になっている。のでまぁ、お花感満載の書体を紹介する。ガーリーなアップライトスクリプト。気の抜けたほわ~んとした柔らかいスクリプトをベースに、ハートマークを散りばめた Love、花を散りばめた Flower というファミリーを持っている。サンプルが見づらくてアレなのだが、細い書体にドロップシャドウを考えなしに付けると台無しになるという典型である。どうしても付ける場合は、距離やボケ具合をかなり吟味しなければならない。デザイナーの方はよく覚えておくように(笑)。ただいま50%オフセール中。ちなみに名前のバディヌリーとは、バロック音楽の一ジャンルの事らしい。
本日は岡倉天心の誕生日。天心といえば『The Book of Tea』(茶の本)、という事でこの書体を紹介。日本茶ちゃうやんというツッコミはさておき。堅苦しさのまったくない、筆でひょひょいと書いたような柔らかくラフなブラッシュスクリプト。コネクションはほとんど取れておらず、字形にちょっとしたオルタネートはありはするもののスワッシュが付いたものはなく、オーナメントも全然なくて全体的にややおとなしめ。リガチャーはまぁそこそこある。気軽に使えるスクリプトじゃなかろうか。1ウェイトのみ。
カジュアルなモノラインペンスクリプト。能書家ではない普通の人が普通に書いたようなスクリプトだが、ちゃんとベースラインに沿うようになっていたり、x-ハイトや字間が統一されていたりと、結構整理されてはいる。まぁそうでないとフォントとしては使いづらいが…。全体的な雰囲気としては丸っこく、若い女性が書いたようなニュアンスがあってかわいらしい。「買い物リストのような個人的かつ一時的なメモに使うような字」という意味でこういう名前が付いているらしい。1ウェイトしかないが、$15 と非常にお買い得。実際売れている模様。
スクリプトとフレアセリフのミクスドファミリー。マリー・アントワネットにヒントを得たとあり、スクリプトの方はロココ調のかなりデコラティブなアップライトで、総グリフ数は900弱と最近のスクリプトにしてはやや少なめ(それでも多いわ)。フレアセリフは大文字のみで、コントラストが強く、通常のソリッドなものの他、インラインタイプが別にある。この辺の書体は使いこなしが難しいが、MyFonts にはかなりの数の作例が載っているので、参考にするといいだろう。ただいま70%オフセール中。
フランス語で既製服(プレタポルテ)という名のデュオ。スクリプトとスラブセリフのミックスで、スラブセリフの方は普通のかっちりしたもので、よくある手書き風ではなく、ウェイトも9つある。スクリプトはモノラインとカッパープレート(風)のものがあり、どちらも結構ラフな形をしている。こちらはオーナメントも含め5ウェイトずつ。ただいま79%オフセール中。ちなみに反対語、つまりオーダーメイドは haute couture オートクチュール(直訳すると高級仕立服)というのだが、実はオーダーメイドというのは和製英語で海外では通じない。英語では普通 bespoke ビスポークという。be spoken (話し合った)が語源だとか。
曲線多めな Didone ディスプレイ。C や r など、ちょっと曲がった線があると、そこがクッとフックしているのが特徴的。全体的にはカウンターが大きめでゆったりした印象があり、モダンローマンにありがちな鋭さがない。7ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインが細いのでやっぱりディスプレイ向きだろう。MD、OG、HE、AV のリガチャーがあり、数字はライニングとオールドスタイルがある。
手書きのラフなミクスドファミリー。基本はカッパープレートっぽいのが1種とブラッシュが1種、コンデンスなモダンローマンが1種あり、カッパープレートの方にはアウトラインがあって、それの塗りつぶしのパターンが多数ある。文字通りカメレオンのようにいろんな表情が楽しめる。オーナメントやバナー類も充実している。こんなカジュアルな招待状もなかなか良かろう。もうちょっとで今年も上半期が終わる。いやー怒涛の半年だったよね…疲れた。
かわいらしいモノラインディスプレイ。イタリックの風味が多分にあり、サンセリフとスクリプトの中間のようなテイストで、くるくるとカールしたラインが特徴的。スワッシュオルタネートやフローリッシュがちょろっと付いている。ちょっと子供っぽいが、カッパープレートのオトナエレガントな風味があまり好きじゃないという花嫁にいかがだろうか。説明文には「カップケーキショップや結婚招待状、フランスやイタリアへの食べ歩きツアーなどに」とある。なんか限定的(笑)。1ウェイトのみ。
かわいらしいアップライトブラッシュスクリプト。オーナメントも含めるが1500ものグリフがあり、スワッシュのついたオルタネートの他、繋がりのないタイプの字形もある。変わってるのが数字にもスワッシュタイプがある事。これがあるのはスクリプトといえども珍しい。ウェディングにはぴったりの書体である。名前は「ヤギが跳ねるような」という意味らしい。Bold と2ウェイト。