手書きニュアンスも含んだジオメトリックサンセリフ。やや幅広でxハイトも大きなタイプの現代的なサンセリフで、本文用の Text と見出し用の Display があり、Text の方はシンプルなジオメトリックだが、Display の方は画像の e や a のように若干の手書きっぽさがあり、さらにはスワッシュオルタネートも少しだがある。可愛らしいラインアイコンも付属。以前同ファウンダリーより Branding という書体が出ているので、それのリブランディングなのかなと勝手に思っている(笑)。ただいま60%オフセール中。
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本日はオランダのグラフィックデザイナーでミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナ Dick Bruna の誕生日(1927)。というワケで名前だけ同じな書体を紹介。読みやすいモダンでニュートラルなサンセリフ。xハイトが大きく可読性の良いタイプで、a と g は2階建てのオルタネートがあるが、g は下のループがカットされていて結構おもしろいアクセントになっている。数字も各種ある他、丸数字も白黒2種揃っている。イタリックもあって8ウェイト。
サンセリフとセリフのバリアブルフォント。通常バリアブルとはウェイトや字幅の変化を自由に設定できるものが一般的だが、これはなんとセリフの有無を設定できる。見ての通り、サンセリフから段々とセリフを生やす(笑)ことができるという変わりダネである。いろんな事を考える人がいるものだなと思う。Rotis の Semi Serif のように片方だけセリフを生やすとかできればもっとおもしろかったかも。ウェイトは Thin から Extra Bold 相当まで変化させることができるとのこと。キリル文字もサポート。イタリックあり。
本日も終了間近の MyFonts サマーセールより。古くて新しい?オールドスタイルローマン。骨格は割とスタンダードだが、コントラストが弱めで、かつアウトラインがあまり整っておらず結構ゴタゴタしており、活版印刷黎明期にあったゴシック風味を持ったローマン(ゴシサイズドローマン)の感じが若干あるかなというおもしろい書体である。可読性は意外と良好で、本文サイズならゴタつきもほとんど気にならない。6ウェイト。これに手書き風味を強めた Artigo Display という書体もある。ただいま50%オフセール中。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。xハイト大きめ、l や t のフットが折れ曲がってるなどして可読性を良くしたタイプである。a は2階建てをオルタネートで持っている。P や R の頭がかなり大きいのがちょっとかわいらしい。ct や st のリガチャーがあるのもクラシカルで良い。オールドスタイル数字もサポート。オブリークもあって9ウェイト。ただいま50%オフセール中。
昨日5月30日は FontShop 創設者エリック・シュピーカーマン Erik Spiekermann の誕生日(1947)。というワケで氏の書体を紹介。可読性の良いサンセリフ。名前からしてサイン用かなと勝手に解釈している。コンデンス気味でxハイトはやや小さいが大変読みやすく、線がクロスするところはインクトラップが入っていて潰れないようになっている。この FF Info には Text というバージョンがあるが、そちらの I にセリフがないので、この Display はやっぱりサイン用じゃないかなと思う。もうひとつ Correspondence というバージョンもあり、「通信・文通」の名前のとおりモノスペースでタイプライター風味があるものとなっている。
コロッとしたかわいらしいジオメトリックサンセリフ。xハイトが大きく半円カーブが多いコロコロしたタイプで、A がアーチ状なのと K のアームがくっとカーブしてるのが特徴的。だが、A は頭が尖ったもの、K は水平バーが付いたタイプのオルタネートがある。数字が多く、オールドスタイルや丸数字(塗りあり・なし)があり。TITLE という、大文字のみでややコンデンスになったバージョンがある。6ウェイト。ただいま60%オフセール中。
力強いジオメトリックサンセリフ。小文字は正円、大文字はトラック型楕円がベースになっており、全体的に力強さを感じ、なんかプロテインやスポーツジムの雰囲気がある(勝手な印象)。xハイトの大きさに3種類あり、レギュラーより小さい XS は大きく使うディスプレイやロゴ向きで、レギュラーより大きい XL は Web フォントなどに使うといいだろう。ウェイトは各サイズ9つずつ。もちろんイタリックもあってビッグファミリーである。ただいま65%オフで全ファミリーパックで9,000円弱。
本日はドイツにかつてあったウルム造形大学(Hochschule für Gestaltung Ulm: 1953–68)の創設者のひとり、オトル・アイヒャー Otl Aicher の誕生日(1922)。というわけで氏のデザインした書体を紹介。ややコンデンスで読みやすいヒューマニスト。アイヒャーはこの Rotis を4タイプ制作した。普通の Sans Serif と Serif、そしてその2書体の間に、サンセリフよりストロークにコントラストが付いた Semi Sans と、それに一部だけセリフを付けたこの Semi Serif である。つまりサンセリフから段階を踏んでセリフへと移行するようなデザインをしたわけである。こういう試みはそれまであまりなかったものなので、この書体は結構有名である。中でもこの Semi Serif は、Rotis の特徴を一番強く持った書体と言えるだろう。ちなみにウィキペディアのオトル・アイヒャーの項目、誕生日が3月になってる…誰か直して。Mai は5月よ。
ちょっと硬い印象のある現代的な本文用トランジショナルローマン。字幅がやや揃い気味でカチッとしており、xハイトが大きく可読性が良好。Times Roman 的というかオランダ風味というか、そういう感じのする書体なのだが、作者はチリの人らしい。MyFonts にはこれひとつしか作品がなく、どうもこれがデビューのようである。かなりいい作り手がまたひとり出てきたなという感じがする。K, Q, R, X, Z にほん~のりちょびっとだけ右下に伸びるスワッシュとも呼べない小さなスワッシュの付いたオルタネートがある。6ウェイト。