みんな大好きジオメトリックサンセリフ。xハイト大きめ、l や t のフットが折れ曲がってるなどして可読性を良くしたタイプである。a は2階建てをオルタネートで持っている。P や R の頭がかなり大きいのがちょっとかわいらしい。ct や st のリガチャーがあるのもクラシカルで良い。オールドスタイル数字もサポート。オブリークもあって9ウェイト。ただいま50%オフセール中。
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昨日5月30日は FontShop 創設者エリック・シュピーカーマン Erik Spiekermann の誕生日(1947)。というワケで氏の書体を紹介。可読性の良いサンセリフ。名前からしてサイン用かなと勝手に解釈している。コンデンス気味でxハイトはやや小さいが大変読みやすく、線がクロスするところはインクトラップが入っていて潰れないようになっている。この FF Info には Text というバージョンがあるが、そちらの I にセリフがないので、この Display はやっぱりサイン用じゃないかなと思う。もうひとつ Correspondence というバージョンもあり、「通信・文通」の名前のとおりモノスペースでタイプライター風味があるものとなっている。
コロッとしたかわいらしいジオメトリックサンセリフ。xハイトが大きく半円カーブが多いコロコロしたタイプで、A がアーチ状なのと K のアームがくっとカーブしてるのが特徴的。だが、A は頭が尖ったもの、K は水平バーが付いたタイプのオルタネートがある。数字が多く、オールドスタイルや丸数字(塗りあり・なし)があり。TITLE という、大文字のみでややコンデンスになったバージョンがある。6ウェイト。ただいま60%オフセール中。
力強いジオメトリックサンセリフ。小文字は正円、大文字はトラック型楕円がベースになっており、全体的に力強さを感じ、なんかプロテインやスポーツジムの雰囲気がある(勝手な印象)。xハイトの大きさに3種類あり、レギュラーより小さい XS は大きく使うディスプレイやロゴ向きで、レギュラーより大きい XL は Web フォントなどに使うといいだろう。ウェイトは各サイズ9つずつ。もちろんイタリックもあってビッグファミリーである。ただいま65%オフで全ファミリーパックで9,000円弱。
本日はドイツにかつてあったウルム造形大学(Hochschule für Gestaltung Ulm: 1953–68)の創設者のひとり、オトル・アイヒャー Otl Aicher の誕生日(1922)。というわけで氏のデザインした書体を紹介。ややコンデンスで読みやすいヒューマニスト。アイヒャーはこの Rotis を4タイプ制作した。普通の Sans Serif と Serif、そしてその2書体の間に、サンセリフよりストロークにコントラストが付いた Semi Sans と、それに一部だけセリフを付けたこの Semi Serif である。つまりサンセリフから段階を踏んでセリフへと移行するようなデザインをしたわけである。こういう試みはそれまであまりなかったものなので、この書体は結構有名である。中でもこの Semi Serif は、Rotis の特徴を一番強く持った書体と言えるだろう。ちなみにウィキペディアのオトル・アイヒャーの項目、誕生日が3月になってる…誰か直して。Mai は5月よ。
ちょっと硬い印象のある現代的な本文用トランジショナルローマン。字幅がやや揃い気味でカチッとしており、xハイトが大きく可読性が良好。Times Roman 的というかオランダ風味というか、そういう感じのする書体なのだが、作者はチリの人らしい。MyFonts にはこれひとつしか作品がなく、どうもこれがデビューのようである。かなりいい作り手がまたひとり出てきたなという感じがする。K, Q, R, X, Z にほん~のりちょびっとだけ右下に伸びるスワッシュとも呼べない小さなスワッシュの付いたオルタネートがある。6ウェイト。
本日は『サン・ジョルディの日』。スペインのカタルーニャ地方では親しい人に本を贈る日らしいのでこちら。割と古めなソフトセリフ。最近このボテッとしたセリフの書体がちょっと流行っているが、これは50年近く前に作られてるので流行りに乗ったワケではない。これ以前に Morris Fuller Benton がデザインし Monotype から発表された Bookman Old Style という書体があるが、それをちょっとおもしろくしたらしい。なるほどスワッシュオルタネートが豊富に追加されている。かわいらしくも結構読みやすい書体。4ウェイト。
新しい現代的なヒューマニストサンセリフ。骨格はヒューマニストをベースにややジオメトリック(人工的)に寄せ、シルエットはモノラインに近くモダンである。クラシックに寄りすぎず、かと言って人工的過ぎもしない、読みやすい新しいサンセリフである。全体的にややコンデンス気味で、長文に向いているだろう。A や G の頭や I にセリフがあるのが特徴。ギリシャ文字とキリル文字もサポートし、総グリフ数は1000を超える。8ウェイトあってバリアブルもあり。名前はホームオートメーションを意味する domotics から来ているそうだ。なるほど IT 機器のインターフェイスに良さそうである。これだけあって元々 $150 程度と格安だが、ただいま60%オフセール中。
本格的な本文用モダンローマン。セリフがそれほど鋭くなく、コントラストはやや強いもののそんなにチカチカせずに読みやすい。xハイトは現代のものとしてはやや小さめ。ウェイトは2つしかないがオプティカルになっており、レギュラーの他、見出し用の Display とキャプション用の Micro がある。それぞれイタリックとウェイトが2つで合計12種。ただいま50%オフセール中。
最近どうもスクリプトがち(がち?)だったので、たまにはサンセリフを。いま売れてるヒューマニストサンセリフ。ヒューマニストというとクラシカルに傾きがちだが、こちらはカウンターやxハイトが大きい現代的でスッキリした読みやすいタイプである。K のアームがくにょっと曲がってるのと、g のループがオープンなのが特徴的。アクセント記号がかなり豊富で、ラテン文字を使う言語にはベトナム語を含めほぼ対応しているとの事。ついでにキリル文字もサポートしており、総グリフ数は1400を超える。イタリックもあって8ウェイト。ただいま60%オフセール中。