女性的でエレガントなモダンサンセリフ。モダンローマンからセリフを取り除いたような書体で、コントラストが強く、名前の通り直線的な骨格をしている。カウンターも広めで優雅でゆったりしており、詰めるとその優雅さが半減するので、アケ気味で組んだ方がキレイだろう。g のループが変わっててカワイイ。イタリックもあって3ウェイト。
※2021年に名を Flatline Sans に改め、8ウェイトに拡張された。
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ウェッジ型のセリフが特徴的なエレガントなローマン。ストロークが直線的でほとんど抑揚がなく骨格もシンプルで、セリフはウェッジ型だがモダンローマンと言っていいと思う。E や F のセンターバーのセリフが魚尾っぽくなっているのが面白い。全体的にとても品が良く高級感もあって、女性向けのファッションや化粧品などによくマッチするだろう。5ウェイト。ただいま65%オフセール中。
クラシックとモダンの中間のようなカッパープレートスクリプト。クラシックほどタイトで大人しくなく、モダンほど暴れてもいないスクリプトで、基本はややカウンターとx-ハイトの大きめなグリフで読みやすく、それにこれでもかというぐらいに派手なスワッシュオルタネートが付随している。その総グリフ数は2500弱とトップクラスである。それはそれはバリエーション豊かな文字組みが楽しめるだろう。バレンタインなどにどうぞ。1ウェイト。
鋭く堂々としたローマンディスプレイ。やや幅広のグリフでコントラストが強いローマンで、小文字はなくスモールキャップスのみ。よって完全にディスプレイ用途だろう。字形は現代的なオールドスタイルで、セリフには大きめのブラケットが付いている。太いウェイトになっても細い部分はあまり変わらず、モダンローマンに近い印象になるが、男性的な印象は保たれる。Big Caslon に感じが似てるだろうか。5ウェイトあって、一番重い Heavy には Inline バージョンがある。名前は画像の通りラテン語で雄牛。そのまま牡牛座の英名となっている。ちなみに筆者の世代では某マンガのせいで「タウラス」と読んでしまうが(笑)、英語では「トーラス」と発音する。あらかじめ語られるロ~マンス~♪
最近流行りのローマンとスクリプトのデュオ。Serif の方はゆったりした繊細で優雅なタイプで、大文字のみだがリガチャーがいくつかある。Script はカジュアルなシグネチャータイプで、わずかだがコントラストがある。スワッシュオルタネートはないが、リガチャーがやや多めに用意されている。またロゴのテンプレート画像も付属。素敵なロゴがサラッと作れるだろう。女性向けのあれやこれやに。共に1ウェイトずつ。
本日はファッションデザイナーのクリスチャン・ディオール Christian Dior の誕生日(1905)。Dior といえばモダンローマンの代表格のこの書体。ロゴはこのまんまではないが、かなり近いものが用いられている。18世紀にフランスの Firman Didot がデザインしたものを、Adrian Frutiger が現代に蘇らせたものである。Mac には標準搭載されているのでお馴染みの方も多いだろう。大変優雅でラグジュアリー感のある書体で、Bodoni と並びよくハイファッションで用いられている。またこの書体のようにコントラストが強く、ブラケットのない細いセリフを持つモダンローマンのタイプを “Didone” と呼んだりするが、その語源ともなっており、それぐらい定番となっている。あまりにも定番なので避けられるぐらいだったが(笑)、最近はカジュアルなスクリプトと組み合わせるのも流行っている気がするので、見直してみるのもいかがだろうか。
アール・デコ風味のエレガントなディスプレイ。ハイコントラストで腰高なモダンローマンで、上品でフェミニンな雰囲気を持っている。大文字のみでスモールキャップスだが、リガチャーが結構あっておもしろい文字組が楽しめる。K や Q にはほんの申し訳程度のちょろっとしたスワッシュオルタネートがある。ロゴのテンプレートデータも4つだけだが付属している。女性向けのファッションやコスメなどにどうぞ。しかしソバージュって懐かしい…。
ちょっと風変わりでエレガントなディスプレイ。骨格はジオメトリックでコントラストが強く、細いストロークはほぼヘアラインとなっている。セリフも控えめな小さなのがちょこんと付いている。一部ステムの端が半円形になっているのが変わってるだろうか。あちこちにティアドロップが付いてるのがアクセントになっている。作例は男性向けが多いが、女性向けにも良いと思う。コスメや高級ファッションなどに。1ウェイト。
エレガントなカッパープレート。クラシックな正統派に近いタイプで、印象は柔らかめで女性的。800近いグリフがあり、見ての通りスワッシュオルタネートが豊富にある。まぁこのテの書体はたくさんあるが、なんと言っても値段が安い(2000円弱)なのにただいま50%オフで1000円しないという大盤振る舞い。いまの時期に大変重宝すると思うので入手しておいて損はない。作者はインドネシア人。最近東南アジアやオセアニアの台頭がすごいねぇ…ラテンアルファベット圏なので親しみやすいのだろう。
コンデンスで優雅なローマンディスプレイ。主役はオルタネートで1文字につき数種あり、おとなしめのちょっとしたものから、ループのある派手なものまでいくつかバリエーションがあり、組み方によって使い分けることができるようになっている。最近 Loverica という似たような書体を紹介したが、こちらの方がやや太めでがっしりしているだろうか。優雅さにはやや欠けるが、その分小さくしてもすっ飛んだりしないので用途によって選ぶと良いだろう。サンプルには大文字しかないが小文字もちゃんとあるのでご安心を。$15程度とかなり安いのもオススメできるポイント。1ウェイト。