ヴィンテージ感あふれるミクスドファミリー。一時期こういった書体が流行ってたが見なくなり、久しぶりに出たと思う。コントラストのあるラウンドサンズの Sans とセリフの大きなローマン の Serif、カッパープレートスクリプトの Script の3種のファミリーで、どれもアウトラインがかなり荒れており、ヴィンテージ感が強い。Sans と Serif にはコントラストの弱い Small と幅の狭い Condensed があり、それぞれに2ウェイトずつ(Script のみ3ウェイト)。
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サンセリフとセリフのバリアブルタイプ。バリアブルタイプは通常ウェイトが可変になるのだが、こちらの書体は Sans から Flare, Semi Serif, Serif, Extra Serif と段階を踏んで段々とセリフが生えてくるようになっている。それに伴い、ストロークもモノラインからコントラストが強くなっていく。サンプルの画像は Extra Serif で、やや個性的でディスプレイ向きとなっているが、Serif までは割とスタンダードなグリフで本文用途として問題ないと思う。現在は1ウェイトのみだが、購入者が増える度にウェイトが追加される模様。アクセント記号がほぼないっぽいので、海外販売を視野に入れるなら追加は必須だろう。オールドスタイル数字やスモールキャップスもあるとなお良い。制作はタカヤ・オオタ氏率いる kern。
ヴィンテージ感のある3書体のセット。かなりコンデンスで鋭い Serif と角張った幅広の Sans、傾きの強い Script があり、どれもフリーハンドでのレタリングでデザインされているようで、アウトラインに歪みが見られる。Serif は画像では大文字しかないが、ちゃんと小文字もあるのでご安心を。Script はスクリプトというよりは活字イタリックっぽく、各字には連結部がないのだが、グリフそのものは結構カリグラフィックである。Sans は大文字のみ。全体的にとてもヴィンテージ感が強いがエレガントでもあってカッコいい。
本日はスペインの画家サルバドール・ダリSalvador Dalí の誕生日(1904)ということでこちら。サルバドール(救世主)の名を持つミクスドファミリー。3種の書体からなり、デコラティブな太めのモノラインセリフの Serif、モダンスクリプトの Script、筆で書いたようなラフでややコントラストのある Sans がある。Serif と Script はレイヤードになっており、Serif はフィル(塗り)が2種と影が1種、Script は影が1種あって、色を変えて重ね打ちすることでカラフルなアレンジが可能になっている。全体的な雰囲気はレトロポップで、うまく使えば可愛らしいデザインが可能。販売サイトに作例が豊富にあるのでご覧あれ。
カジュアルでかわいらしい手書きレタリングディスプレイ。3種のラフなハンドリッテンで、コンデンスな Serif、普通の(笑)Sans、いわゆる筆記体の Script がある。Serif と Sans は大文字のみだが、小文字の方にちょっとグリフの違う大文字のグリフが割り当てられており、組み合わせて使うことでより手書き感が出るように工夫されている。加えて Serif と Script にはちょっとしたリガチャーがある。ほか、ちょっとしたイラストアイコンの Dings もあり。
レトロヴィンテージ感のあるミクスドファミリー。様々なスタイルのセリフ、サンセリフ、スクリプトがごたっと入ったごちゃまぜファミリーで、全体的な雰囲気はヴィンテージ。ただありがちな手書き感やラフなフィルがなく、すっきりスムーズなタイプである。よくフィットするオーナメント類も揃っているので、これだけでロゴが完結できる。プレゼンテーション画像を参考に作ってみてほしい。ただいま30%オフセール中。
一時期流行った、ヴィンテージ感あふれるミクスドファミリー。ぼったりしたブラッシュスクリプト、コンデンスなローマンなど7種のスタイルの書体がひとつにまとめられたファミリーパックで、これに似合うレトロなイラストやフレームなども Illustrator や Photoshop などのデータでバンドルされている。名前の通り全体的にアウトドアのテイストでまとめられており、その辺りの用途に似合うだろう。
本日も Fontacular より。ゆるゆる手書きレタリングのミクスドファミリー。おしゃカフェの黒板に使われてそうな書体を集めたもので、大文字のみのモノラインのサンセリフとスラブセリフ、それのコントラストの付いたもの、小文字もあるもの、スクリプト、タイプライター風とそれぞれウェイトバリエーションのある5種類ほどの書体と、それに似合うオーナメント類のセットである。これは単体で買うよりセットで買った方がいいだろう。こういうのを紹介するのは久しぶりだと思ったら、制作年が7年前だった。道理で懐かしいワケである。ただいま50%オフセール中。
本日は『タッチ』の作者、あだち充の誕生日(1951)。まさかの70才にびっくりだけど(笑)、とりあえず書体を紹介。ぼったりしたモダンスクリプトと手書きサンセリフのミクスド。スクリプトはアップライトでコントラストが強く、またバウンシー加減もなかなか強い。普通のものと、スワッシュの先にドロップの付いた Drop の2種がある。サンセリフは丸みの強いタイプと、ベーシックなグリフの Petite の2種がある。サンセリフの方は6ウェイトずつあり。ちょっとクセが強くて使いづらい書体かもしれない。
君の運命の人は僕じゃない感じのミクスドファミリー。全体的にアメリカンテイストあふれるタイプで、太めのモノラインのサンセリフの Sans と、それにウェッジ型の鋭い大きなセリフが付いた Serif、メジャーリーグ感たっぷりのレタリングスクリプトの3種があり、Sans と Serif にはウェイトや字幅にバリエーションがあり、フィルにもソリッドなものとかすれた Press の2種がある(Press はスクリプトにもあり)。また、Sans と Serif と同じ骨格の細いモノラインがあり、色を変えて重ね打ちする事でそれらをインラインにする事が可能となっている。ファウンダリーはロシアにあるようだが、よくこんなにアメリカンなものを作れるなと感心する。名前が「偽善者」なのは皮肉だろうか(笑)。