ハイコントラストで優雅なディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。基本はモダンローマンだが、セリフが真っ直ぐではなく抑揚があり、それがレトロな雰囲気を醸し出していてなかなかオシャレに仕上がっている。ストロークのウェイトの付き方が違うバリエーションがあり、スタンダードなものとモダンと称する Mod タイプがあり、イタリックがあってそれぞれに9ウェイトある。それとは別にモノラインのスクリプトがあり、それもウェイトと字幅のバリエーションが9種類と結構なビッグファミリーである。これとは別に本文用の Winslow Book もあり。ただいま80%オフセール中。
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本日は『ピーターラビット Peter Rabbit』の作者ビアトリクス・ポター Helen Beatrix Potter の誕生日(1866)。というワケでその世界観に合いそうなこちら。素朴(rustic)なフォントとイラストのパック。いわゆるブロック体の手書きの Postcard(2ウェイト)と Pure Cotton、ラフなスクリプトの Prairie Wind と Summer Journal の4種のフォントと、これらによく似合いそうなイラストがベクターデータと PNG で添付されている。大変ガーリーなのでそこらへんの用途にどうぞ。
本日は『アマチュア無線の日』という事なのでこちら(英語では amateur radio)。ラフでぼったりしたモダンスクリプト。筆ペンで書いたタイプで、コントラストがかなり強い。太いストロークは筆を倒し、細い部分は立てて書くとこういう感じになる。傾きはなくアップライトで、リレーションはまぁまぁ取れている。ロシア産らしく、キリル文字もサポートされている。名前の volna はロシア語で「波」という意味らしい。1ウェイト。
本日は 722 で『ナッツの日』だそうなので(なんぢゃそりゃ)こちら。手書き風ローマンとサンセリフのディスプレイ。カリグラファーがよくやるブロードペンでのレタリングでデザインされた(と思われる)書体で、字のサイズが不揃いなカジュアルなタイプである。セリフとサンセリフの両タイプがあるが、骨格はほぼ同じ。セリフの方には、グリフをちょっと変えた Salted(塩をふった)というタイプもある。かわいらしくもしっかりしたグリフで、手練のカリグラファーが書いたんだろうなぁ、というのが判る。
現代的なプロポーションのフレアセリフ。可読性の良い書体で、代わりにアセンダーとディセンダーが短くなっており、プロポーション的には現代的ながら、フレアセリフのせいかクラシックにも見え、新旧混じり合った不思議な雰囲気を持っている。元は Oscar Mondadori という出版社のブランディングのために作られた書体だそうで、確かに OSCAR のロゴはこの書体のように見える(ちょっと小さくて判別はしづらいが)。長文にも十分耐えうる読みやすい書体。7ウェイト。
優雅なモダンスクリプト。最近のテキトーでゆるゆるなものとは違い、ちゃんとした能書家が書いたと思しき筆致で、よどみなく美しいストロークである。わざとらしく拙い感じを演出したものよりよっぽど質が良い。スワッシュオルタネートやリガチャーもあるが、総グリフ数は400ちょいと最近のスクリプトとしては少なめ。ただ元々が結構デコラティブなので、これでも十分かなという気はする。2000円弱と大変安いのも魅力。1ウェイト。
しつこくソフトセリフ。アクシスはほぼ垂直で、モダンローマンに近いだろうか。割とスタンダードで素直なグリフで、これまでのものよりはクセがあまりなく読みやすい。代わりというか、控えめなスワッシュオルタネートがあり、それでアクセントを付けられるようになっている。イタリックがないのがちと残念。5ウェイト。しかしこうやって連投しているとホントに多いと感じるな。日本でも流行れ~。
本当に流行っているようで、またまた出ましたソフトセリフ。頭でっかちのグリフにボタッとしたセリフ、短いアセンダー・ディセンダーとお約束が揃っている。a の投げっぱなしの頭が特徴的。レトロかわいい印象があり、オーガニックカフェとかに似合うと思う。惜しむらくはイタリックがないところか。5ウェイト。名前からして、最近 Monotype の傘下に入った英国のファウンダリー、Fontsmith の作品かなと思ったらどうやらそのようで。ただいま半額セール中。
本日は(現在の)チェコ出身の作家フランツ・カフカ Franz Kafka の誕生日(1833)という事でこちら。カフカの筆致をフォント化したスクリプト。『審判』という作品および日記の筆致を参考にしたとのこと。全体的にやや左に傾いているという変わった筆跡で、かなり筆跡に忠実にしているものと思われ、なかなかに読みづらい(笑)。ペンよりは筆ペンみたいなストロークとウェイトの付き方だなーという印象がある。リガチャーも多数あり。1ウェイト。
本日より下半期(こわっ)で夏という事でこちら。エレガントなモノラインスクリプト。アップライトで筆致にスピードはないが、字のサイズにバラつきがありバウンシーでなかなかダイナミック。スワッシュオルタネートやリガチャーも豊富。全体的にかわいらしい雰囲気で女性向き。ほんのちょっとだけ傾いた Italic もあるが、ほとんど変化はない(笑)。元々は Black Pink Signature というコントラストのあるシグネチャータイプのスクリプトのモノライン版らしい。1ウェイト。