エレガントなローマンとカジュアルなスクリプトのデュオ。ローマンの方はライトウェイトながら堂々とした骨格で大文字のみ。KNQR にはちょろんとしたスワッシュが付いたオルタネートがある。スクリプトの方はダイナミックなモノラインで、ごく僅かにウェイトが付いており、ボールペンのような硬いペンで書いたようなニュアンスがある。両者は対象的ながらちゃんとマッチしていて不思議である。なんで「ジョージアの野球場」なのかは知らない。ジョージアも国(旧呼称グルジア)なのか州(アメリカ)なのかは判らないが、野球場なのでアメリカなのだろうな…(どうでもいい)。作者はインドネシア人らしい。
Tag: #organic
本日『グミの日』らしいのでこんなのを。ラフな手書きだがラフすぎない丁寧なラフ(?)なブラッシュハンドライテン。筆ペンですっと書いたようなストロークで、全体的に細めながらコントラストが緩やかに付いており、グリフは手書きではあるもののしっかりしていて大変読みやすい。小文字には同じ文字が続きがちなものにリガチャーがあり、例えば ee や mm、nn などはデザインが違う2文字が続くようになっていて(画像の mm など)、退屈にならないような気配りがなされている所がニクい。カジュアルながら品がよく、いい書体だと思う。1ウェイト。
本日は『野菜の日』らしいのでこちら。鋭くバウンシーなシグネチャースクリプト。グリフそのものは最近流行りのモダンスクリプトに近いが、抑揚のないモノラインなタイプで、そのためかかわいらしさよりはシャープさが勝っていて、男性的でクールな雰囲気がある。オルタネートはない模様。どの辺がトマトスープなのかよくは判らない(笑)。1ウェイト。
フォントというのもおこがましい(失礼)ような手書きフォント。これといった特徴はなく、ただただ子供がゆっくり丁寧に書いたような文字がそのままフォントになったよう。まあ可愛らしいのでは。イタリックもあって2ウェイト。
ちなみに Fiddle フィドルとは、アゴに挟んで弓で弾く4弦の楽器のこと。ようするにバイオリンの事なのだが(笑)、クラシックを弾くときは「バイオリン」、民族音楽を弾くときは「フィドル」と呼び分ける(『屋根の上のバイオリン弾き』という有名なミュージカルがあるが、これの原題が Fiddler on the Roof である)。楽器としての違いはまったくない。ただし奏法はだいぶ違う。歌い方で言えばオペラと民謡と思っていただければよい。本日は『バイオリンの日』だそうなので紹介してみた。
またまた出ました、最近流行りのレトロなソフトセリフ。2タイプあり、a や n のステムや e のバーが斜めのレギュラーと、それらが垂直水平になりセリフの形もちょっと違う Roca Two がある。どちらもボテッとぬちょっとしていて可愛らしいのは同じ。一部の字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。キリル文字もサポート。レギュラーと Two のいずれもイタリックがあって6ウェイトずつ。ただいま80%オフセール中。
本日も終了間近の Type through the Eras キャンペーンから。アール・ヌーヴォー風味のあるディスプレイ。基本はコンデンスでウェイトの軽いセリフドゴシックで、所々植物的なニュアンスのにゅよっとした曲線で構成されている。普通?のグリフの Standard と、スワッシュオルタネート的なグリフの Royal があり、基本はこれらを組み合わせて使うようになっている。サンプルのように往時の雰囲気そのままを再現するのは知識がないとなかなか難しいが、まぁあんまり気にしないで好きに使えばいいと思う。1ウェイト。
本日は『パイナップルの日』らしいのでこちら。ラフでカジュアルなブラッシュスクリプト。アップライトのスクリプトで、ダイナミックでバウンシーながらさほど鋭さはなく、割とゆるい感じに仕上がっており、ストロークは筆のかすれが再現されている。下に付いてるスワッシュのグリフもいくつか種類がある模様。こういうのはあまり深く考えずにサクっと使う方がいいだろう。1ウェイト。
最近流行りのソフトセリフ。…っぽいディスプレイ。セリフそのものはボテッとはしておらず、コントラストも強めだが、全体の骨格やテイストがだいぶそれっぽい。全体的に頭でっかちでカウンターも広めでコロコロしている。ちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートがほぼ全文字にある。結構かわいらしく、色々と使いみちはありそう。イタリックもなく1ウェイトのみ。
本日は『バナナの日』らしいのでこちら。エレガントなフォントデュオ。コントラストの強いモダンなサンセリフの Banana と、細いモノラインスクリプトの Carolline のセットとなっている。Banana の方は小文字がなくスモールキャップスで、A にバーがないのが特徴。Carolline はシグネチャータイプで、カーブがゆるく柔らかめ。グリフは確認できないが、リガチャーがいくつかある模様。双方とも1ウェイトずつ。
品があって読みやすいフレアセリフ。ややコントラストが強めながら、フレアセリフのせいか尖りすぎておらずオーガニックな雰囲気があり、x-ハイトも大きめで読みやすく仕上がっている。やや高めなシャンプーやボディソープなどのトイレタリー方面に使われてそうだな、というのが筆者の勝手な印象。ウェイトバリエーションもあるが、重くなっても細い部分はそれほど太くならず、よってコントラストが強くなる。イタリックもあり。8ウェイト。ただいま80%オフセール中。