ちょいコンデンスで読みやすいヒューマニストサンセリフ。ヒューマニストがベースになっているもののエレメントが単純化されており、そのムダを省いた感じが現代的な雰囲気を醸し出している。x-ハイトはやや小さめながら可読性はよく、またやや幅が狭めなので、サインなどに結構いいのではという感じ。さらに幅を狭めた Condensed もある。レギュラー幅とともに4ウェイトずつでイタリックもあり。ただいま50%オフセール中。
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なんともちょっと分類しづらいディスプレイ。手書きのようなそうでないようなオーガニックな雰囲気があり、ステムも歪んでて安定しておらず、カーブも唐突に折れ曲がったりしている。先端もややフレア気味。「ちょっと碑文風味も加味している」というようなニュアンスの説明もある。変わってはいるが可読性は良好で、割と長文にも耐えうるだろう。字種がかなり多く、キリル文字やギリシャ文字の他、アルメニア文字やアラビア文字までサポートしており、その数は2,000を超える。ウェイトも8つと豊富。
やや硬い印象のあるディスプレイローマン。ステムのアウトラインがほぼ直線で、ウェストを絞るといったようなオーガニックな雰囲気をまとわせる事はなく、機械的で冷たい印象がある。セリフはウェッジ型でブラケットも直線。x-ハイトが大きくアセンダー・ディセンダーも短め。スタイルが3種あり、本文向きの Text、見出し向きのコントラストが強くモダンローマン化した Display、そのヘアライン部がすっ飛んだ Stencil がある。それぞれ4ウェイトでイタリックはなし。なので一応本文用もありはするが、主にはディスプレイ向きだろう。ただいま50%オフセール中。
ニュートラルでクセがなく読みやすいヒューマニストサンセリフ。以前 MacOS に付属してたが、Monotype から市販されたようだ。ひょっとしたら以前から市販されてたかもしれないが、「New」の文字があるので最近だと信ずる。ホントにこれと言った特徴がなく、なんだかお米やうどんのような気がする(個人の感想)。何にでも合うし何も邪魔しない、非常に素直で読みやすい書体である。ギリシャ文字とキリル文字もサポート。MacOS 付属の頃はもっとたくさんの言語をサポートしていたようだが、グリフ数が絞られたようだ。4ウェイト。モノスペースの Lucida Grande Mono も同時発売(2ウェイト)。ただいま50%オフセール中。
世界一有名な(※個人の感想)書体である Helvetica に新ファミリーが登場。オプティカルになり、本文用の Text、キャプションなどの小さい表記用の Micro、見出し用の Display の3種が制作された。正直ひとつひとつのグリフを確認したわけではない(笑)ので詳細は不明だが、パッと見はスペーシングが変わったなという感じ。元の Helvetica は結構詰まっていた記憶があるが、Text はやや広め、Micro は結構広めに取られているように思う。従来はあまり長文向きではなかったが、これで耐えられるようになった。字幅はレギュラーと Condensed の2種。各タイプ8ウェイトずつあってイタリックもあり、合わせて96種。
ちょっとラフめなカリグラフィーイタリック。あんーまり丁寧に書かれていない(笑)カジュアルなイタリックで字形が少々乱暴で整っておらず、コネクションもほとんどなく、フィルもかすれたりしておりラフである。大文字がほぼ傾きがないアップライトに近いのが特徴的。オルタネートでよりカリグラフィックになったもの、スワッシュオルタネートが付いたものもちゃんとありはするが、デフォルトでアップライトなのはなかなか珍しい。全体にカジュアルなので、その分気楽に使えるだろう。名前はイタリアワインに同名のものがあるがそれかなぁ。1ウェイト。ただいま63%ぐらいオフセール中。
昨年発表された「たづがね角ゴシック」の、情報伝達力強化版(?)。サンプルのたづがねとの比較をご覧いただければ判る通り、情緒を省いてよりシンプルでソリッドな骨格になり、読みやすさ・伝わりやすさが強化されたように思われる。公共のサインはもちろん、食品の成分表示やスマホアプリなどにも適しているだろう。Monotype 社タイプディレクターの小林章さんは、ブログ等で常々日本の公共サインのヘンなところ(主に欧文ではあるけど)を指摘されており、それを解消するためのひとつの解を提示されたように思う。今からでは差し替えが間に合うかどうか分からないが、東京オリンピックに向け、どうかもっと分かりやすいサインが普及することを願う。10ウェイト。ただいま50%オフセール中。
レトロ感漂うフレアセリフディスプレイ。デザインは古いタバコの錫缶にあったレタリングにインスパイアされたものと事。フレアセリフというにはかなり大きなセリフが付いており、字形のプロポーションは(レギュラーは)正方形に近く、ボウルも円ではなく角丸の四角になっている。字幅はレギュラーとコンデンスドの2種あり、それぞれ6ウェイト。それらとは別に、フィルがかすれた Ghost というバージョンが各字幅に1つずつで計14種となっている。
小林章さんの新作。DIN Next をベースにいろいろ遊んでみたディスプレイ。フィルがラフな Rust、Rust にセリフを付けた Rust Slab、ステンシルにした Rust Stencil、影をつけた Shadow の4種。それぞれ Bold、Heavy、Black の3ウェイトしかなく、字幅もレギュラーの一種類のみ。フィルをラフにしているせいだろう(細いとあまり意味がないので)。ラフさは一定ではなく、ウェイトが太くなるほどフィルが潰れていくようになっている。ただいま75%オフセール中。
はあ…負けた…惜しかった…。というワケでこちらを紹介…。ベルギーの、ベルギーの、ベルギーのおおお、高級チョコレートブランドのピエール・マルコリーニ Pierre Marcolini のロゴの書体がこちら。割と古くからあるカッパープレートゴシック。小文字がなくスモールキャップスだが、x-ハイトはあくまで小さく、幅広で字間も広めで品のあるエレガントな書体である。’70年代にアメリカの Gary Sackers という人がステーショナリー向けにデザインしたもの。他にも「Sackers」の名を冠するエレガントな書体がいくつかあるので、興味のある方はお探しを。そんなに数はないので、揃えておくと招待状などに重宝するかも。