スクリプトとフレアセリフのミクスドファミリー。マリー・アントワネットにヒントを得たとあり、スクリプトの方はロココ調のかなりデコラティブなアップライトで、総グリフ数は900弱と最近のスクリプトにしてはやや少なめ(それでも多いわ)。フレアセリフは大文字のみで、コントラストが強く、通常のソリッドなものの他、インラインタイプが別にある。この辺の書体は使いこなしが難しいが、MyFonts にはかなりの数の作例が載っているので、参考にするといいだろう。ただいま70%オフセール中。
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珍しいローマンのステンシル。だいたいステンシルはサンセリフかスラブセリフと相場は決まってるが、こちらはローマンタイプである。途切れている部分が唐突ではなく、段々に細くなっているので、強い後光でヘアラインがすっ飛んでしまったように見える。光ってないのになんとなく眩しさを感じる書体である。a と g は1階建てと2階建ての両方があり。6ウェイト。ただいま79%オフセール中。
名前の通り、ベーシックなサンセリフ。ネオグロテスクほど構造的でもなく、ヒューマニストほど手書きっぽくもなく、ジオメトリックほど幾何学的でもない、なんかそれぞれのイイトコ取りをしたようなサンセリフである。K や a、g などにオルタネートがあるが、ファイルフォーマットが Pro になっておらず、別ファイルになっている。イタリックはちゃんとイタリック字形になっているが、傾きはごくわずか。「なくてはならないサンセリフ」と豪語しているが、スモールキャップスはなく、字幅のバリエーションもない。可読性は良好だが、ちょっとまだ物足りないかな~。7ウェイト。ただいま84%オフセール中。
かわいらしくオシャレな雰囲気のディスプレイサンセリフ。かなり古いカリグラフィーの書体、スクウェアキャピタルを元にデザインしたとある。確かに正方形に近いプロポーションを持ってはいるが、サンセリフとなり、テイストはいたって現代的にアレンジされている。6ウェイトあるが、小文字はなくスモールキャップスで、イタリックもない。代わりにローマンのイタリック(なんか変な言い方)が1つファミリーにあり、組み合わせて使えるようになっている。レストランや食品パッケージでの利用を想定しているようで、食材やテーブルウェアのシルエットアイコンが多数ある。名前はフランス語で「アッサンブラージュ」と読み、英語でのアセンブル、すなわち「組み合わせる」という意味だが、食品業界では主に「ブレンドされたワイン」の意味で使われる。この書体も4人もデザイナーがおり、それぞれの個性がアッサンブラージュされて素晴らしい書体に仕上がっている。ただいま69%オフセール中。筆者は多分買います(笑)。
フランス語で既製服(プレタポルテ)という名のデュオ。スクリプトとスラブセリフのミックスで、スラブセリフの方は普通のかっちりしたもので、よくある手書き風ではなく、ウェイトも9つある。スクリプトはモノラインとカッパープレート(風)のものがあり、どちらも結構ラフな形をしている。こちらはオーナメントも含め5ウェイトずつ。ただいま79%オフセール中。ちなみに反対語、つまりオーダーメイドは haute couture オートクチュール(直訳すると高級仕立服)というのだが、実はオーダーメイドというのは和製英語で海外では通じない。英語では普通 bespoke ビスポークという。be spoken (話し合った)が語源だとか。
曲線多めな Didone ディスプレイ。C や r など、ちょっと曲がった線があると、そこがクッとフックしているのが特徴的。全体的にはカウンターが大きめでゆったりした印象があり、モダンローマンにありがちな鋭さがない。7ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインが細いのでやっぱりディスプレイ向きだろう。MD、OG、HE、AV のリガチャーがあり、数字はライニングとオールドスタイルがある。
なんとも珍しい書体が発表されたので紹介する。骨格的には普通のローマンだが、見ての通りアウトラインがかなりラフにカクカクしており、まるで版画か切り紙でデザインしたようなシェイプになっている。小さく本文サイズで使うと、パッと見では普通のローマンに見えるかもしれない。小林章さんの Conrad もなかなかおもしろい書体だが、ここまでインパクトの強いものはそうないだろう。これタグの付けようがないな…(笑)。インラインの大文字とオーナメントがあって、オーナメント類はコロンビア先住民の民族文様を模したものになっているそうだ。Std と Pro があって、それぞれ4ウェイト。ただいま84%オフセール中。
Didone なディスプレイ用モダンローマン。字形そのものはスタンダードなモダンローマンなのだが、それぞれの字のオルタネートに、ヘアラインのフローリッシュがこれでもかっていうぐらいに付いている。バリエーションも大文字は2種、小文字は5種ほど。なかなか変わった書体である。2ウェイトあるが、Bold は太いステムではなく、ヘアライン部分だけが太くなっており、小さく使うことを考慮していると思われる。ただいま30%オフセール中。
珍しい丸スラブセリフ(?)。自分で gentle & elegant とか言ってるが、まぁその通りスラブセリフとしては本文用として十分耐えうるジェントルでエレガントな書体である。元々は Decour という普通のスラブセリフのセリフ部分の角を落として丸くしたもので、その辺が Soft なのだと思われる。Decour の方にはコンデンスタイプもあるが、こちらにはない。どちらでもお好きな方をドウゾ。7ウェイト。ただいま70%オフセール中。