本日はシルヴェスター・スタローン Sylvester Enzio Stallone の誕生日(1946)。という訳でロッキーの名を持つ書体を紹介。コンデンスでジオメトリックなサンセリフディスプレイ。幾何学的にするあまり、視覚的な調整がなされておらず、ところどころイビツに見えるが、まあこの書体の場合はこれでもおもしろいんじゃなかろうか。ストロークの端がナヨンと曲がっているのがアクセントになっていてかわいらしい。1ウェイトのみ。
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本日は画家ルーベンス Peter Paul Rubens の誕生日(1577)。ルーベンスといえば「フランダースの犬」、という事でネロの名を持つ書体を紹介。ボールドウェイトのおもしろ変形ディスプレイ。ちょっとだけ風変わりな太めのサンセリフをベースに変わったリガチャーとオルタネートがあり、おもしろい文字組が楽しめる。リガチャーやオルタネートはさほど多くはないが、元々がちょっと変わってるので普通に組んでもおもしろいだろう。ストロークの端が丸くなった Rounded と2種のスタイルがある。キリル文字もサポート。1ウェイトのみ。ちなみにネロの本当のスペルは Nello である…(笑)。
ライトでカジュアルなジオメトリックサンセリフ。全体的に幾何学的で、ストロークの端が丸く、またストロークの交わる部分がインク溜まりのようにぽてっとなっており、ソフトな印象になっている。ステムのベースライン付近がちょこっと折れ曲がっているのが特徴的。ウェイトはあくまで軽く、Bold でも普通ぐらいの重さである。作者はブラジル在住だが、名前からすると日系人かなという感じ。イタリックもあって3ウェイト。ただいま35%オフセール中。
なんとも分類しようのない、ヴィンテージ感のあるディスプレイ。曲線を多用したオーガニックなグリフが特徴で、アール・ヌーヴォー風味もあるだろうか。全体的にはほぼモノラインで、ウェッジ型の太いセリフが付いている。小文字はなくスモールキャップスだが、ただ小さくしたのではなく、縦にちょっとプロポーションが縮んでいる。オルタネートやリガチャーは皆無。あるとちょっと楽しそうなので、バージョンアップに期待。1ウェイトのみ。
本日『パンの記念日』だそうなのでこちら。ぬったりしたスワッシュが特徴的なソフトセリフディスプレイ。見ての通りぼったりしてやや幅広なソフトセリフをベースに、粘着性がある液体が飛んだようなスワッシュがこれでもかと付いたオルタネートがある。全体的にファンシーで美味しそうなので(笑)カジュアルな飲食物・店によく似合うだろう。アイスクリームなんかも良いかと。1ウェイトのみ。
本日はエッフェル塔落成記念日だそうな。最近はストなどで観光できなくなるなどしてるようだが(笑)、取り敢えずこちら。柔らかなブラッシュモダンスクリプト。全体的にやや詰まり気味で、カウンターは大きく読みやすい。リレーションは取れたり取れなかったりしている。スワッシュオルタネートはなく、小文字に少々リガチャーがある程度。ちょっと物足りないかもだが、素直で使いやすい書体だろう。1ウェイトのみ。
かわいらしいアール・デコ調のファットフェイス。シルエットを極力単純化しており、文字として認識できるギリギリのラインを狙ってて大変おもしろい。大文字のみで、小文字の部分にはカウンターがあって読みやすいタイプを、大文字の部分にはそれらさえも取り除いたかなり攻めたタイプのグリフを収めている。可読性を捨ててみるのもいいだろう(笑)。小さく上付きになったグリフや、それにアンダーラインの入ったグリフなどもあって、結構文字組みは楽しめそう。名前のヴァレーゼはイタリア北部の都市名。1ウェイトのみだが、角が丸くなった Varese Soft というバージョンもあり。
カジュアルでかわいらしい手書きレタリングディスプレイ。3種のラフなハンドリッテンで、コンデンスな Serif、普通の(笑)Sans、いわゆる筆記体の Script がある。Serif と Sans は大文字のみだが、小文字の方にちょっとグリフの違う大文字のグリフが割り当てられており、組み合わせて使うことでより手書き感が出るように工夫されている。加えて Serif と Script にはちょっとしたリガチャーがある。ほか、ちょっとしたイラストアイコンの Dings もあり。
変わったグリフのレトロ風味のあるディスプレイサンセリフ。ストロークはモノラインでほぼ同じ太さの書体で、見ての通りグリフがあちこちぐにゃっと曲がって特徴的。アール・ヌーヴォー風味があるだろうか、ちょっとレトロな感じもする。ノーマルなグリフのオルタネートもちょっとだけあり。字幅にノーマルと細めの Cnd(Condensed)の2種があり、それぞれ5ウェイトずつ。
本日『円周率の日』だそうなので円をモチーフにしたこちら。とにかく丸っこいライトウェイトのジオメトリックディスプレイ。極力真円とその円弧、直線のみで構成された書体で、どうにかこうにか文字としての体裁を保とうとあらゆる工夫が施されていておもしろい。特に S はよくできてるなぁという感じがする。O は 数字のゼロと区別するためか、真円が中央で水平に切られてズレている。アケて組めば結構今っぽく使えるんじゃなかろうか。1ウェイトのみ。