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Tag: #geometric

Berlin

Berlin

本日『ドイツ統一の日』。若い人は知らないだろうが、ドイツは1949年から1990年のこの日まで東と西に分かれており、それを象徴するようにベルリン市内には東西に分断するための長大な壁が築かれ、これに許可なく近づこうものなら命はない、というような時代があった。細けぇ事はググって欲しいが(笑)、1990年のこの日は東西ドイツが再統一された日である。
てなわけでベルリンの名を持つ書体を紹介。非常にミニマルなジオメトリックサンセリフ。Futura でいいじゃんと思う方はあいや待たれよ。x-ハイトが大きく、a に2階建てを採用したり、j のテールがちゃんと曲がってたりして、Futura よりは本文用として可読性が考慮されている。イタリックがない所がちょっと残念だが、4ウェイトあって使い勝手も良い。Futura ではとんがりすぎててどうかなー、というケースに使えるだろう。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Cocosignum

Cocosignum

頭でっかちジオメトリックサンセリフ。コロコロして可愛らしいアール・デコ風味のディスプレイで、小文字のないスモールキャップスのアップライトと、小文字があってスクリプトのようにコネクションのある Corsivo Italico(イタリックカーシブ)というバージョンの2種がある。後者はちと読みづらいが、視覚的におもしろい。’30年代イタリアのプロパガンダに使われていたレタリングなどにインスパイアされたものとの事。Italian Art Deco という本が手元にあるが、確かにこういう書体がよく見られる。ギリシャ文字やキリル文字もサポート。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

MB Noir

MB Noir

本日はとにかく「黒」にまつわる日が多く設定されてるので、フランス語で黒の名を持つこちらを。モダンでおしゃれなジオメトリックサンセリフ。全体的に円が強調されており、特に小文字は丸っこい。f や t のバーがかなり短く、丸っこさを邪魔しないようになっている。a と g には1階建てと2階建てのグリフがあり。字間が結構タイトなので、やはり大きくディスプレイとして使う方がいいだろう。イタリックもあって4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Megabyte

Megabyte

今となっては小さい単位となってしまったメガバイトの名を持つジオメトリックサンセリフ。Futura と比べてx-ハイトは大きめで、代わりにアセンダーとディセンダーは短め。a に1階建てと2階建てのグリフがあるのと、y の上半分が u 型になっているのが特徴だろうか。t の左肩にブラケットっぽいのが付いてるのも珍しい。可読性も割と良い。キリル文字もサポートしており、イタリックも当然ながらある。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

LUNA

LUNA

本日は十六夜という事でこちら。ライトウェイトのジオメトリックディスプレイ。極細のサンセリフで、ストロークの繋がるところにインク溜まりのようなものが付いている。全体的な雰囲気はモダンでファッショナブルなので、ファッション誌やコスメなどのロゴに似合うだろう。ウェイトバリエーションはあるが、一番重い Bold でも通常の書体より細い。大文字のみで字間はかなり詰まり気味なので、やはりかなり大きく使う方がいいだろう。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Along Sans

Along Sans

ジオメトリックすぎるジオメトリックサンセリフ。文字としての形よりも幾何学性を優先しており、可読性をギリギリまで攻めていて若干読みづらいが、視覚的にはコロコロしていておもしろい。そんな中、S だけは字としての形が優先されている。数字の 9 が g や q との差異化を図ってか、なかなか見ない形をしているのも特徴的。イタリックもなく長文には向いてないが、ロゴとかにはいいだろう。家電や IT 向けかな。6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Commando

Commando

本日はシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Alois Schwarzenegger の誕生日(1947)。それにちなみ、出世作のタイトルと同じ名前の書体を紹介。平行四辺形をベースに形作ったような書体でシステマチック。太くて無骨な、名前の通りなんとなく軍関係で見るような書体である(普通は傾いておらずアップライトが多いが)。ま、というだけの書体。1ウェイト。『コマンドー』公開時(1985)38才のシュワちゃんも今年で72才。月日は流れておりますね…(恐怖)。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Greycliff CF

Greycliff CF

大変質の良い本格派ジオメトリックサンセリフ。x-ハイトが大きく角が落とされて丸くなっているせいか、クールさを保ちながらもやや柔らかめな印象で可読性も良好。オルタネートが少しだけあり、2階建ての a と g、テールが折れ曲がった t がある。イタリックはオブリークタイプ。キリル文字もサポートし、7ウェイトもあってファミリーも豊富。作者は2015年に独立したとの事で、まだ活動し始めてさほど経っていないせいか筆者は知らなかったが、他にも多数クオリティの高い書体を発表している。注目の作家のひとりだろう。
作者のサイト ⇒ connary.com

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Utily Sans

Utily Sans

ヒューマニストに寄ったジオメトリックサンセリフ。「パウル・レナーがヒューマニスト志向だったらどうなっていただろう?」というコンセプトの元に制作されたそうな。確かにジオメトリックでありながらそうではなく、「一見 Futura だが、Garamond に近い雰囲気も持っている」そうな。逆バンクの A や中途半端に2階建てになった a、イヤーがドットになった r 等、変わったオルタネートやリガチャーも多くあり、本文用でありながらディスプレイ用途としてもかなりおもしろいだろう。めずらしくスモールキャップスがあり、キリル文字もサポートしている。Ultra Light から Black まで6ウェイト。ただいま75%オフセール中。優秀なフォントを多数発表している Latinotype 製なので、今買っておいて損はなし。

Category(s)
Design Date
2019
Publisher

Kelvin Slab

Kelvin Slab

本日は絶対零度(-273.15℃)でお馴染み?の温度の単位ケルビン(K)の名の元となった、英国の物理学者ケルビン卿ウィリアム・トムソン William Thomson, First Baron Kelvin の誕生日(1824)だそうなのでこちら。すっきりしてて読みやすいジオメトリックスラブセリフ。結構強めにジオメトリックで、ところどころ片側にしかセリフが付いておらず、A や y などは手を外に広げてるように見えてちょっと可愛らしい。上付き・下付き数字があり、分数は書きやすいが、特に数式が組みやすいという事はない(笑)。イタリックもないし。4ウェイト。ちなみにケルビンの名は、博士の住んでいたグラスゴーに流れるケルビン川から。1892年に男爵に叙せられた際、ケルビン卿となったそうな。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

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