本日は『ウルトラマンの日』。1966年のこの日に初放送だったそうな。というワケでウルトラな書体を紹介。モダンでレトロな(?)ディスプレイサンセリフ。やや太めなジオメトリック気味なサンセリフで、縦のステムの一部が欠けている。P や R はボウルの左側のステムがないばかりか、B や E に至っては完全になく、3 と三に見える(笑)。一見モダンだけど、なんか古い SF やゲームでよく使用されていた Eurostile Extended な雰囲気がなくもない。大文字のみで1ウェイト。
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かわいらしいアール・デコ風味のジオメトリックサンセリフ。x-ハイトがかなり小さいので大文字と小文字の差が大きく、ちょっとエレガント。グリフが4種類あり、レギュラーよりおとなしめな Roman、やや遊びの強い Art Deco、さらに遊びが強い Funk がある。細かいグリフの違いはそれぞれで確認して欲しい(手抜き)。大文字にはリガチャーが多くあり、おもしろい文字組が楽しめる。すべて6ウェイトずつ。
ちょっと変わったグリフのかわいらしい太めのジオメトリックサンセリフ。サンプルでは、ホログラムシールのような、もしくは版ズレを起こしたような加工がされてるように見えるが、実はこのフォントはカラーフォントであり、対応アプリ(Adobe製品全般)でただ打つだけでこの色が再現されるという変わりダネ。色の出方が11種類あるが、紹介しきれないので販売サイトの MyFonts へ行ってサンプル画像を見て欲しい。システムはカラーフォントに対応していないようで、文字の試し打ちができないのが残念。ただいま20%オフセール中だが、元々が全ファミリーパックで3,800円程度と安い。
ウルトラライトなジオメトリックサンセリフディスプレイ。ステムの太さに差がない、モノラインでありながらアール・デコ風味のある書体。大文字のみだが、小文字部分に大文字のオルタネートグリフが入っており、字幅にもバリエーションがある。またリガチャーも豊富に用意されていて、かなりおもしろい文字組が楽しめる。ただあまりにも細いので、小さく使うのはちょっと無理があるだろう。またアケ組もリガチャーが死んでしまうのでお勧めしない。みっちり組んででっかく使って欲しい。1ウェイト。
やや変わったグリフのジオメトリックサンセリフ。’30年代のアール・デコ風味を取り入れている、とある。一見普通なようで所々ちょっと変わっており、E や H などのセンターバーが高く、N や M の斜めのステムがベースラインに届いてないのが特徴的。ほか a や g は2階建てでちょっとつたないグリフだったりするのも変わってる。イタリックはオブリークタイプ。5ウェイトもあるが、あまり長文には向いてないだろう。というワケで、x-ハイトを大きくして読みやすくした Transat Text という本文向きのバージョンもある。ちなみに本日はタイタニックが事故った日(1912年。翌未明沈没)で、ファウンダリーの名前が似てたので紹介した(笑)。
シャープなモダンジオメトリックサンセリフ。やや全体的に幅広ながら野暮ったさはないクリアなサンセリフで、A の腰が低く、M や N のショルダーが鋭く尖っているのが特徴的。可読性が良くて字種が多く、数字にオールドスタイルもある。イタリックはオブリークタイプ。10ウェイトとファミリーが多いが、バリアブルも用意されており、それひとつ買えば事足りる。Thin ウェイトのみフリーなので、試用してみるのもいいだろう。ただいま80%オフセール中。
本日より新年度。フリーランスの筆者にはなんともピンと来ないが、取り敢えず「4月」という名の書体を紹介。細身の変わったディスプレイ。かなりコンデンスでライトウェイトのディスプレイで、スタンダードなグリフのほか、ステムの一部がドットになったり、ボウルが塗りつぶされたりしているオルタネートがあってりして、なかなかユニークな書体である。最近の雰囲気にマッチした結構おしゃれな書体なので、グリフを選べば、そのまま組んでなにかのロゴに使えそうである。1ウェイト。
変わりダネのレトロでエレガントなディスプレイ。基本はジオメトリックで、ウェイトはかなり細めながらヘアラインと相まってコントラストが強く、それに小さなセリフがちょこんと付いている。オルタネートやリガチャーが豊富で、かなり変わったグリフがあってうまく使えば強いアクセントになるだろう。大文字のみで小文字はなし。ヴィンテージ風味あふれる銅版画風のイラストも数点付いている。カリフォルニアとニュージーランドに同名の都市があるが、ヤシの木とウミガメのイラストがあるので多分ニュージーランドの方だろう。1ウェイト。
ちょっとレトロなジオメトリックサンセリフ。あまり「字」としての調整が入っておらず、幾何学要素が強い。ステムとカーブのつなぎ目もややぎこちない。が、それがまたちょっと視覚的におもしろい気がする。g に変なオルタネートがあるところもおもしろい。本文には向かずディスプレイ用だろう。7ウェイトあって、それとは別にかなり大きく使う用に Placard というウェイトが2種ある。バリアブルバージョンもあって、それひとつ買えば他はいらない。ただいま86%オフセール中。
かわいらしくも洗練された雰囲気を持つスラブセリフ。Memphis に近いジオメトリックスラブセリフでコロコロはしているが、どことなくシュッとしていて都会的。s の上下や y のディセンダーなどのセリフを潔く落としている所がそう見えるのかもしれない。イタリックは f がカリグラフィックで、それだけでこちらもちょっとオシャレ感が出ている。そのまま組んですぐロゴに使えそう。ウェイトも8つと豊富ながら、ファミリーで $40 とすごく安い。お買い得な書体。