異様に字種の多い気合の入ったヒューマニストサンセリフ。非常にスッキリしていて明るく、可読性はかなり良好。ストロークにはほんのりコントラストがあり、違和感を打ち消すよう視覚調整されているのが判る。非常に完成度の高い書体である。字種は先に挙げたようにかなり多く、変わった所で上付きのスモールキャップスがある。キリル文字もサポートしていて、ブルガリアやマケドニア、セルビアでは現地の言語に合わせてキリル文字を独自に拡張しているらしいが、それらもサポートしているとの事。ウェイトも9つとファミリーも豊富。あらゆる用途に重宝するだろう。ただいま70%オフセール中。
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サイン用途に特化したヒューマニストサンセリフ。4ウェイトあるが、ノーマルウェイトからして若干太めで、他のサイン向け書体よりは若干字間が広め。字体もコンデンスではなく、スペースにはあまり配慮が見られないが、その分視認性や可読性は良好。I と l の区別に工夫が見られないのと、ウェイトの差が微妙なのがちょっと残念だが、サンプルを見る限りかなり良さげである。矢印も20種類用意。ただいま75%オフセール中。
ガリレオが発見した木星の4衛星の内のひとつ、エウロパに水があるというニュースがNASAから発表されたので、この書体を紹介。スタンダードなネオグロテスクである。ま、これといった特徴はないが、クセもなく読みやすい書体だと思う。6ウェイトあり、その他ウェイトやイタリックなどが揃ってはいないが、コンデンスタイプとエキスパンドタイプ、丸ゴシックもある。この SB は本文用で、ヘッドライン用に別に SH というバージョンもある。ちなみにエウロパとはギリシャ神話に出てくる女性の名前で、大神ゼウスが牛に姿を変えて彼女をさらって走り回った土地が、後に彼女の名を取ってヨーロッパと名付けられたそうである。ゼウスはよくそーやって美女をモノにしては妻ヘラの怒りを買っている、だらしないヤツである(笑)。もひとつちなみに、ガリレオは4つの衛星が木星の周りを回るのをみて、地球も太陽の周りを回ってる=地動説を確信するに至ったらしい。
ややエキスパンド気味な平べったいサンセリフ。字によっては左上か右下(あるいは両方)にちょろっとセリフっぽいものが付いているのが特徴。カウンターは大きめでアセンダーやディセンダーはかなり小さく、字間は最近の書体には珍しくやや詰め気味。イタリックはオブリークタイプ。名前はコペンハーゲン Copenhagen のデンマーク語綴りで、実は読みも「クブンハウン」ぐらいが近いらしい(コペンハーゲンは英語読み)。オーナメントにはコペンハーゲンの名所の建物…ぽいものも多い。5ウェイト。ただいま68%オフセール中。
エレガントなセミセリフ。Astoria というセミサンズを元に、ステムにコントラストを付けてクラシックな雰囲気を持たせたものらしい。プロポーションがよく、エレメントも控えめで美しい。字種が Std 仕様なのが残念だが、筆者は一目見てデザインを気に入った。女性向けの商品などによくマッチするだろう。4ウェイト。サンセリフ版もあって、こちらもなかなかエレガント。ちなみに本日はアメリカの有名なマジシャン、David Copperfield の誕生日らしい。が、サンプルにある David Copperfield とは、まったく同姓同名の主人公が登場する Dickens の小説のタイトルだそうである。まぁ偶然。ただいま20%オフセール中。
本日旧暦の8月15日。いわゆる中秋の名月である。よってこの書体を紹介。陸上トラック型楕円をベースにしたモダンローマン。ジオメトリックと言えばそうかも知れない。そこまで奇抜な字形はしていないが、コントラストが強く、ヘアラインはかなり細いので、やはりディスプレイとして使うのが無難だろう。x-ハイトはかなり大きく、それなりに読みやすい。イタリックは思いの外柔らかい印象。割と使えるんじゃないかなと思う。キリル文字もサポート。5ウェイト。
この書体の作者が言うには、本年は最初のサンセリフが世に出てから200周年だそうである(ホントかどうかは知らない)。それを祝して作られたジオメトリックサンセリフ(別に祝さなくても作ればいいじゃんとか言わないように)。結構読みやすい現代的なジオメトリックで、K、Q、R、Z にはサンプルにあるように右へぐぐっと伸びるスワッシュの付いたオルタネートがある。a と g は1階建てと2階建てが用意されている。アウトラインに2種類あって、普通のスムースタイプと、ラフな紙に印刷されたようにギザギザになっている Printed というタイプがあり、それぞれ8ウェイトずつある。ただいま85%オフセール中。
名前の通り、ベーシックなサンセリフ。ネオグロテスクほど構造的でもなく、ヒューマニストほど手書きっぽくもなく、ジオメトリックほど幾何学的でもない、なんかそれぞれのイイトコ取りをしたようなサンセリフである。K や a、g などにオルタネートがあるが、ファイルフォーマットが Pro になっておらず、別ファイルになっている。イタリックはちゃんとイタリック字形になっているが、傾きはごくわずか。「なくてはならないサンセリフ」と豪語しているが、スモールキャップスはなく、字幅のバリエーションもない。可読性は良好だが、ちょっとまだ物足りないかな~。7ウェイト。ただいま84%オフセール中。
名前が目を引いたので紹介。新しい Garamond って事のようである。シルエットやエレメントは Garamond のようだが、コントラストがかなり強くなっており、トランジショナルに近い。x-ハイトも大きく、アセンダーやディセンダーは小さくなっていて、イタリックの字幅もかなり大きい。優雅さがちょーっとなくなってるかなという感じ。まぁそれが Nova という事なのだろう。字幅はレギュラーとコンデンスの2種あり、それぞれ4ウェイトずつ。バーゲンはしてないが、元々がファミリーパックで $29.99 と格安。
※ITC Garamond のコピーのようです。なはは(汗)。
「征服者」という大仰な名を持つヒューマニストサンセリフ。どことなく全体的に Gill Sans に似ている気がするが、g が非常に特徴的。C の馬蹄のような形もおもしろい。x-ハイトが割りと大きく、視認性を確保している。イタリックがオブリークタイプなのが少し残念。ロシア産らしくキリル文字もサポート。9ウェイト。ただいま15%オフセール中。