本日は英国の詩人ワーズワース Sir William Wordsworth の誕生日(1770)なので、「詩の呼吸」(どんな技?)という名の書体を紹介。繊細で優雅なモダンスクリプト。ストロークはかなりゆったりと大きく、ウェイトコントラストはわずかにある程度。字間も広めに取られており、とにかく全体的にエレガント。リガチャーやオルタネートも多数用意され、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。このファウンダリーのスクリプトは今まで多数紹介しているが、どれも大変クオリティが高い。とやかく言われがちなモダンスクリプトだが、カリグラフィーの地力が高いとこんなにもキレイなんだと感心する。1ウェイト。
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ヤバいレベルで変形してるがギリギリ原型を保っているディスプレイ。ベースはコントラストの強いモダンローマンだが、見ての通り自己主張がかなり激しく、なかなか見ない感じに変形している。ただそれでも全体的にはエレガントな雰囲気を保っているので、前衛的なファッションとかには似合いそうである。1ウェイト。
優雅でフェミニンなディスプレイローマン。全体的にゆったりした大きめのカウンターを取った骨格で、エレメントがあちこちにゅよっとしてて変わってる。大文字のステムには見ての通りブレース } が食い込んだような装飾が施されている。女性的なニュアンスの強い書体なので、ファッションやコスメ、エステなどに向いてるだろう。イタリックもあって5ウェイトとこのテとしてはファミリーも充実している。
すごく変わったグリフのエレガントなディスプレイ。ライトウェイトのフレアセリフ?だが、見ての通り各文字のグリフが非常に変わってる。ノブ風に言えばクセが強いんじゃ~である。g なんかはかなりスゴく、見たことのない形をしている。オルタネートは、e のバーが斜めになったヤツがあるぐらいでほぼないが、リガチャーが20ほどある。ちょっととんがったラグジュアリーブランドなどにどうぞ。1ウェイト。
ハイコントラストなモダンローマン。基本的には Didone なコントラストの強い書体だが、セリフがウェッジ型で大きめなのが特徴的。ファミリーも多めだが大文字には多数のリガチャーがあり、やっぱりどちらかというとディスプレイ向きだろう。もうすぐ春だねぇということで春っぽいイメージの書体を紹介した。これ多分ランだけど(笑)。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
本日はフェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリ Enzo Ferrari の誕生日(1898)。というワケで似た名前(笑)の書体を紹介。Bodoni を現代的にリファインしたモダンローマンディスプレイ。特に奇をてらったところもないスタンダードなモダンローマンだが、見ての通りヘアラインがかなり細くなっており、小さく使うことを拒否しているようである。「俺はデカく使え」と主張してて、実際そうした方が活きると思う。イタリックはないが、a と g に1階建てがあるところが変わってるだろうか。& は3種、二重円になった @ のオルタネートがある。10ウェイトあって、Light と Regular の間に Quasi(ちょっと) Light という変わったウェイトがある。
ラグジュアリー感のあるローマンディスプレイ。大文字のみだが骨格はローマンキャピタルというワケでもなく、普通のセリフ書体に見える。見ての通りインライン処理がされているが、単純な並行ではなくひねりが入っている。2~3文字のリガチャーが40ほどあるので、ちょっとしたアクセントになるだろう。高級感があるので、コスメやワインなどに似合いそうである。名前はラテン語で opening という意味だそうだ。オープンフェイスだからそう名付けたらしい。本日はバスケの神様マイケル・ジョーダン Michael Jordan の誕生日(1963)らしいので、作者の名前が同じな書体を紹介した。1ウェイト。
ゴージャス感のあるディスプレイモダンローマン。オプティカルになっていて、コントラストの強さに S, M, L の3種があり、S が一番が弱く L が一番強い。L は小さく使うとヘアラインがすっ飛んでしまうが、S なら雰囲気を保ったまま可読性も確保できるようになっている。xハイトが結構大きめで、そのため優雅さはないが、高級感は確保されているように思う。スパイキーなセリフが特徴的。名前はフランス語でグラン・クリュと読み、「(ワインの)特急畑」という意味である。SMLそれぞれ6ウェイトずつ。ただいま60%オフセール中。
本日はアメリカの有名なイラストレーター、ノーマン・ロックウェル Norman Rockwell の誕生日(1894)。ので同名の書体を紹介。有名なスラブセリフがあるのだが、同じ名前の書体が別に見つかったのでこちらを。ウェッジ型のバカでかいセリフが特徴的なモダンローマンディスプレイ。ヘビーウェイトでコントラストの強いタイプで、ラグジュアリー感もありながらちょっとポップなので、高級感を出したいけどあまり気取りすぎたくない場合(そんなのある?)に使えると思う。1ウェイト。2日続けて同じファウンダリーの書体になったのは偶然。
変わったグリフのややレトロなモダンローマンディスプレイ。直線的なステムと強いコントラストの、冷たさもありながらラグジュアリー感のある書体。大文字のみだが、小文字のグリフ部分にはオルタネートが割り当てられており、つまりすべての文字に2種類のグリフがある。ボウルがモノラインになってるのが変わってて特徴的。一部の文字にはリガチャーもあり。1ウェイト。