Set Sail Studios

Archive: 2016

Veljovic Script

Veljovic Script

ラフなカリグラフィックスクリプト。やや太めで字形そのものにも優雅さはなく、男性的で粗野な印象がある。ブラッシュタイプではラフなものはいくらでもあるが、このようにカリグラフィーペンで書かれたものではちょっとめずらしい。ウェディング用途にはあまり向かないかな…。スワッシュやリガチャーはたくさんあるが、それもあまりハデなものはない。キリル文字がある所もレアである。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher

Niva

Niva

本文用にも使えそうなディスプレイサンセリフ。グリフ一覧を見ていただければ判るが、一見普通に見えて実は結構字形がおもしろい。特に g は必見である。作者はディスプレイ用として制作したようで、あまり長文はムリだろうが、広告のボディコピー程度なら組めそうな気がする。それぐらいパッと見は普通である。ファミリーがかなり多いように見えるが、実はオルタネートとスモールキャップスが別になっており、その分ファミリーが多くなったように見えてるだけ。とはいえ、10ウェイトと大ファミリーではある。イタリックはレギュラーとコンデンスドの2種。ただいま90%オフセール中。

Category(s)
Design Date
PeGGO Fonts
Publisher

Aprilis

Aprilis

古代ローマ時代の「4月」の名を持つアップライトのブラッシュスクリプト。ボテッとした太めのウェイトで、ご多分に漏れずオルタネートが多く、特に小文字はどの文字も最低6つの字形を持つ。スワッシュは割と控えめで、文字から大きく逸脱するようなラインはない。フローリッシュも別であるが、こちらも単純。リガチャーは50種ほど。1ウェイトのみ。新年度開始の本日だが、沖縄は桜も完全に終わっており、フリーランスには何一つ目新しい事はない。今日も淡々と一日が過ぎていくが、皆さんはどうぞはりきって。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Inkheart

Inkheart

スタイルの種類が多いミクスドファミリー。ご多分に漏れず手書き調の書体で、モノラインのペンスクリプトが4種、ブラッシュスクリプトが4種、セリフ、スラブセリフ、サンセリフがあり、サンプルにある「INKHEART」のディスプレイが8種のバリエーションを持っている。他キャッチワードとオーナメント、敷き詰めて使うパターンがある。オーナメントはなぜかドクロが多め。テイストからするとメキシカンかなぁと思ったが、作者はフィンランド人。どうも同名のタイトルのファンタジー映画があり(日本未公開だがDVDはあり)、そこからインスピレーションを得た模様。ただいま80%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Chaparral Pro

Chaparral Pro

どれだけ削っても削りカスが途切れない、高性能な鉛筆削り「だけ」を作っているという中島重久堂のWebサイトで見出しに使われていてキレイだったので紹介する。スラブセリフとしては珍しく本文用に設計されており、伝統的なローマンの骨格を持っている他、サイズによって視覚的調整がなされたオプティカルファミリーであり、通常の本文用と、キャプション用(Caption)、見出し用(Display)、小見出し用(SubHead)がある。Adobe CC に入っていればインストールされる…のかな。筆者のPCには入っており、また Adobe Typekit でも配布されているので購入の必要はないかも。作者の Twombly は Adobe にてその才能を遺憾なく発揮しており、他に Adobe Caslon や Trajan、Myriad、Lithos などもデザインしている。

Category(s)
Design Date
1997–2000
Designer(s)
Publisher

Graviola Soft

Graviola Soft

柔らかい印象のサンセリフ。水平・垂直のバーやステム以外の線はすべてカーブしており、にゅよっとしたオーガニックなラインとなっている。加えてすべての角が落とされて丸くなっており、目に優しい。可読性もよく、日本で言う丸ゴシックに近い雰囲気を持っており、食品パッケージや子供向け商品などに重宝すると思われる。字種もかなり豊富で、a や g は1階建て・2階建て両方のグリフがあり、ウェイトも8つと大ファミリー。なのに全部で$150と大変リーズナブルな上、ただいま70%オフとかなりお買い得。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Simplo

Simplo

「イタリアのFutura」を標榜するジオメトリックサンセリフ。言われたからそう思うのかどうかは判らないが、確かに Futura よりは明るく軽快な感じはする。f と t のバーの左側が落とされているのが大きな特徴。a や b、d、g などボウルとステムで構成されたものは、ステムの短い方がボウルから突き出ておらず、寸足らずになっている。字種は割と豊富で、特に数字は種類が多い。レギュラーウェイトの大文字だけのものがトライアルとして無料ダウンロードできる。8ウェイト。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher

LTC Fournier Le Jeune

LTC Fournier Le Jeune

デコラティブなスクリプトイニシャル。18世紀フランスの有名なプリンター、Pierre Simon Fournier が Deberny et Peignot のためにデザインした書体をデジタル化したもの。スクリプトを基調にロココ調の装飾を施した書体で、元は大文字だけだったものを、デジタル化にあたりイタリックのスモールキャップスを付け足したらしい。そのおかげで、この書体だけで短文なら組めるようになっている。

Category(s)
Design Date

Morris

Morris

182年前の本日、1834年3月24日はウィリアム・モリスの誕生日。という事でモリスデザインの書体を紹介。俗に Troy Type とか Chaucer Type とか呼ばれる書体をデジタル化したものである(モリスについては以前に紹介した ITC Golden Type の記事を参照 )。ゴシックを元にもうちょいローマンに寄せたデザインで、荘厳さと読みやすさを追求したものと思われる。本文用の他、イニシャルが2種類とオーナメント類がファミリーにある。下の写真は筆者の手元にある、世界三大美書のひとつに数えられる、ケルムスコット・プレスの『チョーサー著作集』…が掲載された本の写真である(本物は非常に高価なので持ってるワケがない・笑)。この本には1ページだけだが凸版で印刷されたページがほぼ原寸(と思われるサイズ)で掲載されており、その凄さがビシビシ伝わってくる。やっぱスゴイなと思う。

Chaucer Type

Charles Holme, The Art of the Book (1914) より
Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher
HiH

Plantin

Plantin

スタンダードな正統派ローマン。ベルギーはアントワープにある、プランタン=モレトゥス博物館に眠っていた Robert Granjon(16世紀のパンチカッター)の校正刷りから起こした書体だそうで、その「プランタン」の名が付けられた。ややエクステンド気味でアセンダーやディセンダーは短く、結構ずんぐりしたシルエットである。イタリックは古い書体によく見られるように、カリグラフィック風味が強くエレガント。ベルギー、ね。ワッフルおいしいし、ピエール・マルコリーニとか素晴らしいショコラティエもあるし、ビールはものすごい種類があることが有名だ。フランボワーズ、桃、カシス、オレンジ等々いろいろフルーツを漬け込んだ(あるいはシロップを足した)ものがあり、中でもクリーク(さくらんぼ)を漬け込んだヤツは筆者お気に入り。負けるなベルギー。

Category(s)
Design Date
1913
Publisher
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