丸っこくて柔らかい印象の女性的なシグネチャースクリプト。字形がくっきりしておらず、流動的で平たくかなりラフだが、それでも一応可読性は確保しているところがなかなかすごい。アセンダーやディセンダーのループは大きめで、これが全体の印象を柔らかくしている。アップライトは Regular と Bold の2ウェイトあり、傾きが強い Italic もある。よく似合うテイストのイラストアイコンフォントもあり、それとは別に Illustrator データでのロゴレイアウトもある。
Archive: January 2019
本日はチェコの劇作家、カレル・チャペック Karel Čapek の誕生日(1890)。この人は R.U.R. という作品の中で初めて「ロボット Robot」という言葉を生み出したことで有名。という事でこちらのフォントを紹介。レトロテイストのコミカルなロボットアイコン集。全身揃ったものはもちろんのこと、頭、胴体、腕、足がバラバラになったものもあって、これらを組み合わせてオリジナルのロボットを作ることも可能となっている。組み合わせは200万通りだそうな。さらには顔のパーツがバラバラになったものもあり、これでオリジナルの顔も作れる。全身のものはフレームを持ったものがあって、ここに文字などを入れることが可能。
ヴィンテージ感のあるセリフドゴシックディスプレイ。太めのウェイトで、基本は直線的でありながら、部分的に植物的なニュアンスのあるふにょっとした曲線で構成されているのが特徴的。スワッシュオルタネートも多数用意されており、そのスワッシュもストロークと同じ太さのものと、抑揚の付いたものがある。それとリガチャーが20種ほど。大文字のみだが傾斜した Slanted バージョンもあり。名前は調べたがあちこちの国にこの名前が地名としてある。元の英国領に散らばってるので、どうも英国由来の名前らしい。意味は不明。ゲール語か…?
1月の誕生石はガーネットらしいのでこちら。ジオメトリックサンセリフとモノラインスクリプトのデュオ。サンセリフの方は大文字のみで、プロポーションは結構コロコロしている可愛らしい書体。5ウェイトあり、1番重いウェイトはインライン版のバリエーションがある。スクリプトの方は傾きが強くスピード感があるが、オルタネートはほとんどなくシンプル。
やや堅い感じのするローマンキャピタル。骨格が若干野暮ったく、コントラストも弱く、セリフもブラケットは大きくはあるものの長さがあまりないので、フレアセリフかセリフドゴシック的なニュアンスがある。元は1960年に作られた古い書体だが、近年にデジタル化されるにあたり、ノミで彫ったようなラインとシャドウが入ったフィルのバリエーションが作られた。ラインだけ、凹んだシャドウ、凸(つばく)んだシャドウ、それらを縁取ったものなど7種類。