ヒューマニストとジオメトリックのハイブリッドサンセリフ。大変現代的で読みやすいスッキリした書体で、本文用はもちろん、見ての通りスワッシュやリガチャーが多数あり、ディスプレイやロゴ用途へも重宝するだろう。ITスタートアップ系はもうこれで組むだけでいいんじゃないかと思う(笑)。名前はバラ科の植物を差すらしい。イタリックもあって8ウェイト。ただいま60%オフセール中で、これはちょっと買っておいて損はないと思う。
Archive: February 2022
スパイキーなセリフのついたディスプレイローマン。コントラストの強いモダンローマンに大きなセリフの付いたディスプレイで、全体的にコンデンスド。見ての通り大文字には多くのリガチャーがあって、おもしろい文字組が楽しめる。小文字にもないことはないが、大文字だけで組んだ方がいいだろう。ウェイトは3つあるが、そのほかにバリアブルタイプもあり。名前のアルモネーダとは、スペインのフリーマーケット的なもののことだそうだ。ただいま50%オフセール中。
レトロファンシーなディスプレイ。コントラストの強いサンセリフ?で、アウトラインはへにょへにょしており、手書きレタリングの感じが残っている。一部の文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがあり。フィルにはソリッドなレギュラーと、アウトラインのみの Outline がある。それぞれ1ウェイトずつ。バレンタインも近いのでこんなのも。しかしマカロンってなんでちょっと高いんですかね。あんな小さくて軽いのに…。
素朴でかわいらしいモダンスクリプト。「スクリプト」というほどでもないスクリプトで(どういうこっちゃ)、アップライトのいわゆるブロック体にアウトストロークが無理やり付いたようなタイプである。グリフもアウトラインもゆるゆるでだいぶカジュアル。グリフの中に20種ほどのイラストアイコンが入っており、画像のハチもそのひとつである。これらを組み合わせて簡単なロゴの作成も可能。1ウェイト。
2月4日なので2月4日という名前のファウンダリーの書体を紹介。ライトウェイトのディスプレイサンセリフ。Wide Ultra Light の名の通り、幅広にデザインされたサンセリフで、xハイトも大きくゆったりしたタイプで結構かわいらしい。a と g には1階建てと2階建てがあり、ほか 3/Q/y にオルタネートがある。キリル文字もサポート。イタリックもあって1ウェイトずつ。
本日は節分。といえば鬼。これを強引に訳すと demon なので(例のマンガは Demon Slayer と訳されてます)その名を含む書体を紹介。ダイナミックでカッコいいシグネチャースクリプト。大文字がかなり大きいがループは柔らかく、小文字もさほど暴れておらず結構素直で読みやすいタイプである。イカした(死語)兄ちゃんの写真とは裏腹に、そんなに男性的で荒々しいタイプではない。総グリフ数は判らないが、それなりにオルタネートはある模様。1ウェイト。
ヴィンテージ感のあるデコラティブなローマンディスプレイ。コントラストがごく弱い、ほぼモノラインのローマンをベースに、独特なオーナメントの付いたオルタネートがある。あまり見ない文様で、どことなく東欧の香りがするなと思ったら、作者はセルビア人だそうだ。ほか、細いシャドウの付いたオルタネートもある。オーナメントは独立したものも数種あり。イタリックもあるがそれぞれ1ウェイトのみ。「ボトルに詰めた月」という名前がなんかシャレている。
バレンタインも近いので「ガナッシュ」という名の書体を紹介。ぼったりしたオールドアメリカンなスクリプト。ベースラインもサイズもきちっと揃ってはいるが、そこはスクリプトなのでスワッシュオルタネートやリガチャーが多数ある。とてもレトロでベタなタイプではあるが、それだけにそういう雰囲気を出したい時にはもってこいだろう。沖縄なら北谷のアメリカンビレッジで重宝しそうである(笑)。1ウェイト。