本日『スイカの日』らしいのでそのものズバリを。ラフで図太く(chunky)ポップなサンセリフディスプレイ。フリーハンドでラフにレタリングしたようなグリフの書体で、カジュアルでかわいらしい。作例は大文字のみだが小文字もあり、意外と使い勝手が良い。この辺の書体は結構使うシチュエーションを選ぶが、ハマればなかなかの効果を発揮すると思う。1ウェイトのみ。
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本日なんか『マーマレードの日』らしいのでこちら。ラフでかわいらしいハンドレタリング。コンデンスなモダンローマンを模した書体で、手書きのオーガニックなカーブが多分に残っており、フィルは塗りつぶしがラフであちこち塗り残しがある。にゅよっとした線で繋がるリガチャーが豊富にある。このテイストによく似合うフードイラストのアイコンがあり。キリル文字もサポートしている。1ウェイト。
「道案内」の名を持つサイン用途に特化したサンセリフ。いろんな国のサインを研究して作り上げた書体のようで、それぞれと比較しながら色々と工夫が施されている。具体的にどれがどうとはここでは挙げないが、興味があれば詳細を記した PDF が配布されてるので、そちらを参照して欲しい。ウェイトはレギュラーとボールドの2種しかないが、幅はコンデンスとエクステンドと計3種、またすべての書体に “N” という記号が付いたバージョンがあり、これはネガティブ、要するに濃い地に白抜きにした時に同じウェイトに見えるように調整されたバージョンである。一般的には白抜きにするとほんの少し細く見えるので、それが調整されている。あと Wayfinding Sans Symbols という、空港や駅などに便利なピクトグラムが別にある。ただいま50%オフセール中。
スタンダードなプロポーションのスラブセリフ。ステムの太さにはほとんど差が見られないが、水平なセリフはちょっと弧を描いてしなっているほか、イタリックは手書き感がよく残っていて、伸びやかな印象がある。幾何学的な冷たさはあまり感じない。字種やリガチャーもかなり豊富で、2ウェイトしかないものの、本文用として十分通用すると思う。カナッペというと、パンやクラッカーなどにチーズや野菜などをのせた軽食を思い浮かべるが、元々はフランス語で「ソファ」の事らしい。なのでソファのオーナメントも入っている。
エレガントな印象のあるヒューマニストサンセリフ。g の2階建てが縦に伸びてて美しいのと、Q のテールがぐんと伸びて堂々としているのが特徴。イタリックもちょっとフニャッとしていて柔らかい。字種が非常に豊富で、中央ヨーロッパやトルコ語などのアクセント付きはもちろん、ギリシャ文字やキリル文字、果てはアルメニア文字までサポート。数字もライニングとオールドのタビュラーとプロポーショナル、さらに丸数字まである。ノーマルが7ウェイト、Displayが3ウェイト。全部揃えると$750と高額だが、ただいま75%オフセール中。長文を組む機会の多い人は、買っておいて損はないだろう。
ドイツ語で「見出し書体」という名のディスプレイ(見出し書体)。分類的にはモダンセリフで、繊細なヘアラインセリフが付いている。ステムも一部はヘアライン化しており、名前の通り小さく使うには不向き。すべての字幅にあまり差がなく抑揚に欠けるが、代わりと言ってはなんだがリガチャーが豊富。大文字だけだと広げて組むのが普通だが、これは詰めた方がいいだろう。小文字はない。男女問わずファッション誌などに向いてると思う。安いので気軽に使ってみてはいかが。
超絶筆者好みのローマンで、発見した時は「ひゃっほう」と叫んだものだ(オオゲサ)。スペイン語で「新大陸」の名を持つ。1526年頃にスペイン人の製図家が制作したアメリカの地図から拾い上げた書体だそうである。やや直線的ではあるものの、ヴェネチアン…に分類できる…か? な。x-ハイトが小さくセリフも角度があり、クラシックな雰囲気満載である。イタリックにはほとんど傾きはないものの、手書き感はよく出ている。ほか、モノラインのスクリプトもファミリーにある。これまた味があってかなり良い。銅版画風のイラストも数点あり。海賊王に、俺はなる!