本日桃の節句。という事でこの書体を紹介。コントラストの強いぼったりしたクリームのようなブラッシュスクリプト。傾きはほとんどないアップライトで、ご多分に漏れずスワッシュオルタネートが豊富。ただし文字から大きく逸脱するような事はなく、コンパクトめにまとまっている。3ウェイトあるが、ヘアライン部の細さはほぼ一緒。ほか、スクリプト形ではない普通の字形の大文字のみの Caps がファミリーにある。オーナメントも当然あり。
Category: Script
’60~’70年代テイストのジオメトリックなコンデンスモノラインスクリプト。名前の「ビニール」は、音楽業界でアナログレコードの事をよくそう呼ぶので、恐らくそれの事と思われる。当時の洋盤(作者からすれば洋盤ではないが)のタイトルなどからインスパイアされたのだろう。その辺の雰囲気がよく出ている。細長いトラック型楕円をベースにしたスクリプトで、かなり幾何学的にデザインされている。3ウェイトあり、レギュラーの他は細いものが2つあって、それらとは別に背の高い Tall というバージョンがある。以前紹介した Selfie とは姉妹関係にあるそうな。ただいま25%オフセール中。
ちょっと変わったカッパープレートスクリプト。アップライトな所も変わってるが、大文字と小文字の大きさの差が極端で、キャップハイトはx-ハイトの3倍近い。オルタネートはまったくなく、その代わりリガチャーはそれなりの数がある。全体的には緊張感なくゆるゆるで、オーガニックでガーリーな雰囲気があるので、その辺の用途に重宝するだろう。1ウェイト。ただいま40%オフセール中。名前はシアトルにある地名の事らしい。
柔らかく優雅なスクリプト。一見カッパープレートのようだが、どうも幅のごく細いブロードペンで書いてデザインされているように見える。傾きはほとんどなくアップライトに近い。スワッシュオルタネートはあるもののごくごく控えめで、ダイナミックさはあまりない。リガチャーは60種ほどとほどほど。ウェイトも1ウェイトと、とにかく全体的に「やり過ぎてない」スクリプトである。それだけに可読性もよく、シックで上品な印象がある。値段も $28 とお手頃。ただいま25%オフセール中。
本日は抹茶の日。何でも湯を沸かす茶道具の風炉(26)から来てるらしいが、なら「風呂の日」じゃんとか思うけどそれはさておく。そのものズバリの名を持つデュオ。柔らかなアップライトブラッシュスクリプトと、対象的なかっちりしたモノラインのスラブセリフがある。スクリプトの方はまぁよく見るタイプだが、スラブセリフの方がなかなかおもしろい。ジオメトリックベースだが、x-ハイトが小さくエレガントさがちょっとあり、字形も結構ファンシーで割りと筆者は好きである。ただいま30%オフセール中。
そう言えば「YOUは何しに日本へ?」で、かなりの数の外国人が抹茶味のキットカットを箱買いしていくのを見た事がある。ハワイのマカダミアナッツ並に日本土産のド定番となっているそうだ。 matcha って世界中で好まれる味になったんだねぇ。
本日は節分。一般的には豆まきするだけだが、意味的には季「節」の「分」かれ目の事であり、本日の場合は立春の前日、という事になっている。のでまぁ、お花感満載の書体を紹介する。ガーリーなアップライトスクリプト。気の抜けたほわ~んとした柔らかいスクリプトをベースに、ハートマークを散りばめた Love、花を散りばめた Flower というファミリーを持っている。サンプルが見づらくてアレなのだが、細い書体にドロップシャドウを考えなしに付けると台無しになるという典型である。どうしても付ける場合は、距離やボケ具合をかなり吟味しなければならない。デザイナーの方はよく覚えておくように(笑)。ただいま50%オフセール中。ちなみに名前のバディヌリーとは、バロック音楽の一ジャンルの事らしい。
本日はスコットランドの詩人、Robert Burns ロバート・バーンズの誕生日。彼が作詞した民謡 Auld Lang Syne は日本でも非常に有名で、「蛍の光」として卒業式や紅白歌合戦で歌われるなどして定着している。この日はスコットランドでは Burns supper と呼ばれ、ハギスという料理をつつきながら彼の生誕を祝うようだ。書体名の Afton とはバーンズの故郷・スコットランドのサウス・エアシャーを流れるアフトン川の事で、彼はこの川の事を Sweet Afton という詩に残しており、これに後に曲がついて Flow gently, sweet Afton (邦題「アフトン川の流れ」)という歌になっている(全部さっき調べました)。
書体は一応スクリプトと分類してあるが、活字のイタリックとしても差し支えないだろう。とても品のあるイタリックで、多少だがオルタネートもある。「メニューや賞状、詩の組版などに」オススメだそうだ。実際サンプルは Sweet Afton が組まれている。
本日は絵画『叫び』で有名なエドヴァルド・ムンクの命日。他にもダリやボナールも同じ日に亡くなっている(すごい偶然)ようなのだが、ムンクしか書体が見つからない(笑)のでこちらを紹介。ムンクの筆致を書体化したスクリプトである。手書きまんまなので結構使いづらいと思うが、おもしろい演出にはなるだろう。オルタネートはあるがスワッシュとかではなく、書いたその時々で字形がブレるのを再現したものである。リガチャーは結構豊富。ムンクのサインと思しきものもある。また、その絵画作品16点がモノクロ(当たり前)でアイコン化されてグリフに入っている。もちろん『叫び』もあり。実は『叫び』って4つのバリエーションがあるって知ってた? 筆者は今日知った(笑)。
このブログを始めて3年になるが、まだ紹介してなかったタイプのスクリプトを紹介する。フレンチ風味のアップライトスクリプト。「ロンド Ronde (=輪舞曲)」と呼ばれるタイプで、20世紀初頭にアメリカでデザインされたもの。元は Typo Upright という名前だったらしいが、Linotype に版権が移った時に Linoscript と改名されたようで、なので「ライノスクリプト」と読むらしい。非常に有名で好きな書体だが、あんまりこのタイプは需要がないのか、他にはあまり見当たらない。古い書体でウェイトバリエーションもオルタネートもなく淋しいので、今あえてこれを拡張してみてもいいんじゃないかな~。と思ったりもする。売れないか…。
ややグラフィティ風味のある男性的でダイナミックなブラッシュスクリプト。傾きはやや弱く、コネクション部分は文字本体のストロークよりだいぶ細くなっている。字形そのものはクリアで可読性は良いのだが、その分ちょっとカッコよさというのは減ってる気がする。グリフは998もあり、バリエーション豊かな文字組みが可能。
本日は成人の日。毎年アホンダラが全国に出没するが、その最たるものが我が沖縄という悲しい現実。これ毎年恥ずかしくてねぇ…そうじゃない成人諸君、クールにね。とりあえずおめでとう。